研究内容

研究内容

研究1:環境中のがんの発生要因及び予防要因の探索とその応用

環境中には、多くの未知の変異原・がん原物質が存在しています。がん予防法を確立する上には、これらの変異原・がん原物質の同定が必要である。私たちは、グルコースとトリプトファンとのメイラード反応で生成する新規変異原物質アミノベンゾアゼピノキノリノン誘導体(ABAQ)のin vivo遺伝毒性を明らかにした。又、ABAQのin vivo生成について検討しています。 肥満はアディポサイトカインのレベルの破綻をきたし、大腸がんの発生を促進する。私たちは中でもアディポネクチンが大腸がんの発生に深く関与していることを見出した。更に、アスピリンがFAP患者及び多発性大腸腺腫症患者の大腸ポリープ生成を抑制することを明らかにしました。

研究2:太田ポンカン果皮の生物活性の解析とその応用

ノビレチン、タンゲレチン等のフラボノイド類やβ- クリプトキサンチン等のカロテノイド類が多く含まれている太田ポンカン果皮は安全性が高く、サブレ等の加工食品に利用可能であることを明らかにした。又、太田ポンカン果皮を投与した鶏の卵黄及びラットの肝臓にノビレチン、タンゲレチン及びそれらの代謝物が移行することを見出しました。更に、太田ポンカン果皮は、動物実験で抗遺伝毒性活性及び脳機能改善作用を示すことを明らかにしました。

写真:太田ポンカン 

研究3:地域における健康に資する食品および環境に関する情報提供、及び教育、啓発活動

食品の機能性に関する情報の収集、提供を行い、地域の食品産業の活性化に寄与した。又、県試験研究機関との交流会を行い、共同研究の促進を行います。更に、公開講座、食育推進講座、親子教室、学外での科学実習体験等を行い、地域における健康福祉の向上に資する教育・啓発活動を実施します。