食品生命科学科4年生
あおさん
(私立静岡雙葉高等学校出身)
Q1. 卒業研究の内容を教えてください。
ビーポーレンという蜂産物についての研究をしています。ビーポーレンは、ミツバチが蜜を集めるときに付着した花粉を唾液で団子状にしたものです。ヨーロッパや韓国など海外では健康食品として食べられてきました。しかし、その成分組成や機能性はあまり明らかになっていないため、ビーポーレンの成分を分析したり、機能性を評価したりすることでビーポーレンの新たな利用価値を与えることができると考えています。現在は特殊な成分を含むとされるビーポーレンの成分を単離しています。今後は単離した化合物の構造を決定することや機能性評価をしていく予定です。
Q2. 食品生命科学科の魅力を教えてください。
食品生命科学科は1年生の時から実験があるので、実際に手を動かしながら、操作の意味や器具の使い方を学べるところが良い点だと思います。実験レポートの作成を通して、自分で考察する力、原理を理解する力もしっかりと身につきます。また、実験やグループワークを通して同級生と交流する機会もたくさんあります。学科の人数が比較的少なく、また3年生になってからは学科ごとの科目が多くなるため、先生方や学科の仲間たちとより身近に交流できるところも大きな魅力だと思います。それから実習だけでなく、授業の一環で県の食品加工センターに行き、食品が加工されていく実際の過程を見る機会などもあります。
食品加工の様子を見学するため、静岡県水産・海洋技術研究所に行きました。
食品加工の様子を見学するため、静岡県水産・海洋技術研究所に行きました。
Q3. これまででどの講義・実習が一番記憶に残っていますか?
3年からは実験が多くなり、基礎から応用、またバイオテクノロジーに関する分野まで様々な実験ができます。特に楽しかったのは食品加工貯蔵学実習の中で、絹ごし豆腐と木綿豆腐を製造したことです。豆腐はとても身近な食品ですが、実際に自分の手で作ることで、細かい製造工程の違いや、食品としてのそれぞれの特徴を学ぶことができました。
Q4. 長期の休日はどんなことをして過ごしましたか?
長期休暇中に国内外の旅行やライブ、サークルの合宿、学部の研修に行ったり、アルバイトに励んだりしていました。去年の夏は大学の友だちとコテージを借りて、日が沈むのを見ながらバーベキューしたことがとても思い出に残っています。大学生は休み中にいろいろなことができるので、自分が動けば、とても楽しく過ごすことができます。