栗田克麻さん(学部2012年卒業、修士2014年修了)
株式会社ヤクルトマテリアル 製造部

Q1. 働いている会社や業界について教えてください。

当社は、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」に使用する食品香料の製造・販売を行っています。国内、世界各国の様々な製品に香りと美味しさをお届けしています。当社が製造・販売している香料は、食品香料(フレーバー)と呼ばれ、オレンジ・レモン等の精油等の数千種類にも及ぶ原料の中から厳選した成分で構成されます。普段は手に取って見る機会の少ない香料もスーパーやコンビニエンスストアなどに並ぶ清涼飲料や乳製品等の加工食品には必ずと言ってもいいほど香料が使用されており、その商品価値を高めています。当社の製品も知らず知らずのうちに皆さんと出会っているかもしれません。

Q1. 働いている会社や業界について教えてください。

当社は、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」に使用する食品香料の製造・販売を行っています。国内、世界各国の様々な製品に香りと美味しさをお届けしています。当社が製造・販売している香料は、食品香料(フレーバー)と呼ばれ、オレンジ・レモン等の精油等の数千種類にも及ぶ原料の中から厳選した成分で構成されます。普段は手に取って見る機会の少ない香料もスーパーやコンビニエンスストアなどに並ぶ清涼飲料や乳製品等の加工食品には必ずと言ってもいいほど香料が使用されており、その商品価値を高めています。当社の製品も知らず知らずのうちに皆さんと出会っているかもしれません。

 

Q2. どんな仕事をしていますか?

入社して最初の6年間は品質管理課で勤務しました。品質検査が主な仕事になりますが、品質検査は製品完成時だけでなく、原料の受け入れ時、製造工程段階でも実施されます。検査項目としては、理化学検査、微生物検査等の他に、人の鼻や目によって、香りと色調を確認する官能検査も実施します。検査を経て製造された香料には、検査報告書を発行し、当社が提供する香料の安全性を保証しています。7年目からは製造課に異動し、品質管理課で培った経験を活かして日々の業務に取り組んでいます。

Q2. どんな仕事をしていますか?

入社して最初の6年間は品質管理課で勤務しました。品質検査が主な仕事になりますが、品質検査は製品完成時だけでなく、原料の受け入れ時、製造工程段階でも実施されます。検査項目としては、理化学検査、微生物検査等の他に、人の鼻や目によって、香りと色調を確認する官能検査も実施します。検査を経て製造された香料には、検査報告書を発行し、当社が提供する香料の安全性を保証しています。7年目からは製造課に異動し、品質管理課で培った経験を活かして日々の業務に取り組んでいます。

 

Q3. どんなところに仕事の魅力を感じていますか?

「ヤクルト」をはじめとする乳製品の世界1日平均販売本数は4000万本を突破しています。また、「ヤクルト」をはじめとする乳製品は、日本を含むアジア・オセアニア、米州、欧州の世界39の国と地域で愛飲されています。当社の香料はこれらのほとんどに使用されているため、責任とともに大きなやりがいを感じています。販売本数が年々増加し、それに伴って当社の製品出荷量も増加しているため、安定供給、更なる品質向上に全社一丸となって取り組んでいます。

Q3. どんなところに仕事の魅力を感じていますか?

「ヤクルト」をはじめとする乳製品の世界1日平均販売本数は4000万本を突破しています。また、「ヤクルト」をはじめとする乳製品は、日本を含むアジア・オセアニア、米州、欧州の世界39の国と地域で愛飲されています。当社の香料はこれらのほとんどに使用されているため、責任とともに大きなやりがいを感じています。販売本数が年々増加し、それに伴って当社の製品出荷量も増加しているため、安定供給、更なる品質向上に全社一丸となって取り組んでいます。

 

Q4. 栗田さんは大学院卒ですが、大学院に進学して良かったと思うことはありますか?

大学院では”自分で仮説を立て、それを検証するための方法を考え、実際に行い、出てきた結果を考察して次は何をすべきか考える”という問題解決のプロセスを多く経験したことで、問題解決能力が養われました。業務上の問題解決や業務の改善にはこの問題解決能力が非常に役に立っています。大学院では学部時代以上に研究、実験に時間を費やすため、高い専門性を身に付けることができますが、仕事については必ずしもその専門性自体を活かすものに限定する必要はありません。大学・学科選び、研究室選択、就職活動と様々な選択の場面がありますが、視野を広げ、積極的に色々なことに挑戦してみることもお勧めします

Q4. 栗田さんは大学院卒ですが、大学院に進学して良かったと思うことはありますか?

大学院では”自分で仮説を立て、それを検証するための方法を考え、実際に行い、出てきた結果を考察して次は何をすべきか考える”という問題解決のプロセスを多く経験したことで、問題解決能力が養われました。業務上の問題解決や業務の改善にはこの問題解決能力が非常に役に立っています。大学院では学部時代以上に研究、実験に時間を費やすため、高い専門性を身に付けることができますが、仕事については必ずしもその専門性自体を活かすものに限定する必要はありません。大学・学科選び、研究室選択、就職活動と様々な選択の場面がありますが、視野を広げ、積極的に色々なことに挑戦してみることもお勧めします

 

香料のろ過工程を行っている様子です。ろ過工程はレシピをもとに調合した調合液から不要な成分を除去し、清澄な液にする工程です。香料の製造においては、わずかな条件の違いでも出来上がる製品の品質に影響を与える可能性があります。ろ過工程は製品となる前の最終段階であるため、より慎重に作業を行います。

香料のろ過工程を行っている様子です。ろ過工程はレシピをもとに調合した調合液から不要な成分を除去し、清澄な液にする工程です。香料の製造においては、わずかな条件の違いでも出来上がる製品の品質に影響を与える可能性があります。ろ過工程は製品となる前の最終段階であるため、より慎重に作業を行います。