植物の分子遺伝学的解析に適したシロイヌナズナ (Arabidopsis thaliana) の特性
- 植物体が小さい (高さ 30 cm 以内) ため栽培面積が節約
- 高等植物としては1世代が非常に短い (5〜6週間) ため子孫の解析に有利
- 核ゲノムのサイズが小さい (ハプロイドゲノム当たり約 120 Mbp)ためゲノム解析に有利
- "植物のショウジョウバエ" とも呼ばれる (R. O. Whyte, 1946)
- 染色体は5対あり,ゲノムには繰り返し配列が少ない
- 自家受粉の頻度が高いため純系維持が容易
- 交配が可能
- 外来遺伝子の核ゲノムへの導入が可能
- 遺伝子座およびマーカーの情報が充実
- ゲノムプロジェクトが進展しており核ゲノムとその発現に関する情報が蓄積
- The Multinational Coordinated Arabidopsis thaliana Genome Research Project
シロイヌナズナって食べられるの? 