食糧細胞工学研究室の特徴

 上の写真に見覚えのある方も多いだろう.昨年11月の剣祭の後には県大の新ロゴマークとして商品化の噂もあったという,かつて「よど号ハイジョック事件」で一世を風靡した小林裕和先生の写真だ.本研究室ではこの小林先生を中心に今年初のベスト4入りを目指す創部8年目(たぶん)の若いチームである.食品棟にありながら,女子学生が一人もいないことでも有名だ.助教授 - 助手 - 研究員(2) - D3 - D2 - M 2- M1 - B4 の各学年一人ずつの独特の超攻撃的システムから,植物の遺伝子解析を行い,光合成能力を高めた SUPER-PLANT を作出し,地球上で問題となっている食糧不足,CO2濃度の上昇による地球温暖化等の問題を解決するために必要な基礎研究を行っている.

 今年5年目を迎える D3 栂根は海水に耐性を持つ植物で漬物を作る研究を行っている.助手の Niwa は光る植物の研究を行っており,本研究室の灯りは全てこの光る植物でまかなわれている.さらに得点能力の高い7年目の清水,5年目 D2 吉本はどれだけおいしい青汁を作れるかという研究を進めている.さらに M2 境谷,M1 門垣はケシをどれだけ元気良く育てるかに命を注いでおり,毎日ペットショップから仕入れた鳥の餌をスクリーニングしている.逮捕される日は近い.新戦力として入部したはずの B4 安本は県立大を代表するストライカーで,冗談ではなくサッカーしかやっていない.また,KYO-KO が中心のディフェンスは向かうところ敵なし.

 専用グランドは食品棟6階一番北側の研究室で,エレベーターをおりて左奥になる.ここからの富士山の眺めは最高である.学生のいない隣の研究室と勘違いして帰っていく女子学生や,エレベーターを降りて右の反対側にある美人揃いの研究室に引き込まれていく男子学生が毎年必ずいるので,訪れる際には間違えないよう十分注意して欲しい.研究生活の基本は,あくまで昼休みのサッカー,バスケットが中心.研究室の朝はポンキッキーズのジャカジャカジャンケンで始まる.各自自宅で必ずジャンケンを行い,その結果を朝一番で小林先生に報告しなければならない.この勝敗がその日の研究室での生活を左右すると言っても過言ではない.トレーニングは午前中のランニングに始まり,昼の実践練習を行なった後,午後からは相手チームのスカウティングなど充実した一日を過ごす.夕方になると食事で研究室を抜け出す者もいるが,多くの選手はその日の実験終了後も植物との会話(上級者は雑談)やシャドウピペッティングなどを欠かさない.一度外出した者であっても必ず帰宅前に顔を出し,種まきの素振りなどを行ってから帰るのが基本である.



食糧細胞工学における教育

 研究室に入部した者はその年令には関係なく,あのタイガーマスクも修行したという虎の穴に突き落とされる.そこで修行を積むと同時に小林先生先輩方のすばらしい指導を受け,研究の楽しさを知り,4年生の9割は大学院に進学する.その後の修士2年間で研究の面白さに目覚め,博士課程など研究者としてのプロとしての道へ進む者も多い.また,修士の2年間で悪事を重ね,破門され,食品会社に進む学生もいる.ここだけの話,アジ化ナトリウム,青酸カリ,トルエン,クロロホルムなどの劇薬の紛失率が最も XX ことで食品栄養科学部では有名だ.パソコン(iMacからHAL2000まで)の台数が多く,毎年新入部員が入部すると,一人一台(?)小林先生からマックがプレゼントされると同時に,広い実験台と多くの実験道具が小林先生スマイルと共に贈られるのは有名な話だ.



購読雑誌目録
Plant Cell,Plant and Cell Physiology,Plant Physiology,Plant Journal,Journal of Plant Resarch,Nature,Science,Plant Molecular Biology,化学と生物,実験医学,細胞工学,遺伝,蛋白質核酸酵素
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文:さかいやまお(本文の内容は平成11年2月現在のものです)

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