5月2日、静岡市葵区の駿府公園内マロニエ広場で、静岡県茶業会議所による「杉山彦三郎翁顕彰会記念式」が開催され、食品栄養環境科学研究院の中村 順行(なかむら よりゆき)特任教授が杉山彦三郎賞を受賞しました。
杉山彦三郎は1908年(明治41年)、現在の静岡の茶の中心品種である「やぶきた」を発見するなど積極的に茶の選抜、育成を行い、当時輸出されていた緑茶の品質を向上させるなど多くの業績を残しています。これを称え、1962年(昭和37年)に杉山彦三郎顕彰会が創設され、毎年の新茶時期に杉山翁の慰霊とあわせた、茶業功労者の表彰が行われています。
中村教授の受賞理由は、「山の息吹」「つゆひかり」「香駿」「ゆめするが」「おくひかり」「さわみずか」を育成するとともに、バイテクを利用した大量増殖法やポット育苗技術などの増殖体系を確立し、茶業推進に大きな功績を残したことによるものです。
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