今夏も高校生アカデミックチャレンジ(商業、食品等)が本学で開催されました。アカデミックチャレンジとは、専門学科または総合学科に在籍する高校生を対象に、大学レベルの教育・研究に触れる機会を作るための静岡県教育委員会主催のプログラムです。大学講義の体験受講を行うイノベーションチャレンジと、研究室での研究体験を行うチャレンジラボがあります。
本学では今年も8月に、商業、食品、農業、薬学分野で高校生を受け入れました。
イノベーションチャレンジ(食品)で体を動かすエネルギー産生の仕組みを学ぶ
17日、18日には、本学部の三浦進司教授の研究室で、イノベーションチャレンジ(食品)が行われました。参加した18名の高校生は、食事によって採りこまれたエネルギーが運動によってどのように消費されるのかについて、座学や実験を通して学びました。
三浦教授の講義によりエネルギー産生と消費のしくみ等について知識を深めた後、実際に実験器具を装着して、運動時に排出された呼吸に含まれる酸素濃度などを測定。研究室の学生との交流を交えながら、楽しく実践的な実験を体験しました。
チャレンジラボ(食品)でお茶の健康パワーを科学的に解析する
23日、25日~26日の3日間で行われたチャレンジラボ(食品)では、本学部の増田修一准教授および島村裕子助教の研究室で、様々なお茶の機能性について実験を行いました。抗変異原性試験、抗菌活性試験、抗酸化性およびカテキン量の測定を通して、お茶の健康効果について科学的な理解を深めるとともに、科学の不思議や研究の面白さを体験しました。