茶学総合研究センター 中村順行特任教授は、このほど開催された全国お茶まつりにおいて、日本茶業中央会から、平成28年度茶業功績者表彰を授与されました。
全国お茶まつりは、お茶の関係者が一同に集い年に一度開催されるイベントで、本年は第70回目を迎え三重県の鈴鹿市で開催されました。
全国お茶まつりでは、全国の茶産地から出品された茶の審査が行なわれ、その年の優秀な茶を選定し、農林水産大臣賞をはじめ多くの賞が与えられる褒賞授与式と、優秀な茶の展示をはじめ、茶の試飲会、その他茶にまつわる関連の展示、商品の販売等による消費拡大イベントが開催されています。
褒賞授与式のなかでは、茶業の振興に寄与したものを評する茶業功績者表彰も実施されています。中村特任教授は、多年にわたり茶の試験研究に従事し、チヤの新品種育成・普及及びその支援技術の開発を推進し、育種部門のリーダーとして日本茶業の発展におよび全国の茶業研究に参画し、茶業技術の発展・改善及び茶業技術者の研鑽と相互の情報交換に尽力。早生品種から晩生品種まで多くの品種育成を行い、なかでも「香駿」は香りに特化した時代の先駆け品種として高く注目されていることなどから、平成28年度の茶業功績者表彰を授与されました。