卒業生の声

 

  

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明るく、アットホームな研究室です!  佐藤 友紀


〈研究室を選んだ理由〉

 三浦先生の就任1年目で栄養化学研究室が心機一転新しくなるということから、凄まじい改革が起こることを予見し、一切の迷いなく栄養化学研究室を選択。


〈研究室で学んだこと〉

 研究室は小さなコミュニティーであるため、教員・同僚とのコミュニケーションは重要です。これは会社に入っても同じことでいろいろな性格の人と付き合うことになると思います。栄養化学研究室ではコミュニケーション能力向上のための“懇親会”が定期的に開催されており、ぼくもそこでコミュニケーションを学びました。


〈大学院進学の意義〉

 “研究を行う”という点では学部生も院生も変わらないです。しかし、“研究に対する責任感”というのは大学院に進学し、研究を継続することで生まれます。配属時は研究背景の知識もなく、実験手技も分からず先生や先輩に言われたことをするので精一杯になると思います。卒業論文を書き、発表を行うことで自分の中である程度理解が深まり、そこから次の段階として自身のアイデアを提案できるようになります。いずれは研究室で後輩を指導することにもなります。自身の企画を具現化し、それを教員に納得してもらえるように伝えて実行に移す、そこではじめて責任感を持って“自身の研究”を開始することが出来ます。大学院では、研究職に就く人にとっては研究のイロハを、それ以外の職種に就く人にとっても、自身のプロジェクトを遂行するための責任感、リーダーシップを学べる場であるはずです。


〈博士課程修了後の進路〉

 自身は卒業後の進路として海外で研究活動を継続しています。進路を見出したきっかけは自身の研究成果を海外の学会で発表したことでした。現在のボスはその学会での口頭発表演者の1人で彼の研究内容に興味を持ち、現在の職場を選びました。同僚は多国籍ですが日本人と比べてどのメンバーにも言えることは、やはり自身の考え・意見を発信することが積極的です。サイエンスへの向き合い方や発信力など、異なる文化の中で育った同僚と一緒に仕事することは学べることも多く、今後に役立つことを数多く見つけれるはずです。


〈最後に〉

 栄養化学研究室での6年間は研究者として、一人の人間として多くのことを学ぶことが出来ました。今は人数も増えて、研究設備も充実し、これまで以上に充実した活動が出来ると思います。研究室は得られた研究費を使って学生の皆さんが成果を出すことで新たに研究費を獲得して、さらに高度な実験が可能になるというサイクルで成り立っています。自身の活躍が研究室運営の原動力になると考えたらやりがいも一入だと思います。皆さんの頑張りに対して先生も惜しみないサポートをしてくれるはずです(研究だけでなく就活も)。大学生活の集大成となる期間を栄養化学研究室で過ごしてみてはどうでしょうか。


栄養化学研究室は明るく、アットホームな研究室です!


2020年4月