環境生命科学科 物性化学研究室に所属する学部4年生の新堂真生さんが、一般社団法人日本環境化学会が主催する第27回環境化学討論会で、RSC(Royal Society of Chemistry:英国王立化学会)賞を受賞しました。同賞は、環境化学分野における新規性や注目度、社会的有用性、これまでの実績にもとづく発展性などの観点から厳正な審査が行われ、優秀な発表を行った若手研究者および学生に対して、英国王立化学会より贈られる賞です。
受賞対象となった研究は、「製品中難燃剤の直接接触に伴う経皮曝露量測定デバイスの基礎的検討」です。本研究は、製品との直接接触に伴う化学物質の経皮曝露量を、実験的に測定するデバイスを開発するための基礎的な検討を行った研究です。
なお、本研究は、本学教員である徳村雅弘助教が研究代表者を務める静岡県立大学 教員特別研究推進費「製品直接曝露を含めた未規制難燃剤の包括的なリスク評価スキームの構築」および公益財団法人 コスメトロジー研究振興財団 第28回(2017年度)研究助成「化粧品成分の安全性評価のための製品性状を考慮した経皮曝露量推算スキームの構築-マニキュア用可塑剤の経皮曝露を考慮したリスクトレードオフ評価-」の一環として実施された研究です。
一般社団法人 日本環境化学会 第27回環境化学討論会のホームページ
http://www.j-ec.or.jp/conference/27th/index.html
物性化学研究室のホームページ
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/phychem/