3月15日から18日に名城大学で開催された「日本農芸化学会2018年度大会」で、食品栄養科学部4年生の中山綾花さん(食品化学研究室)が大会トピックス賞を受賞しました。本賞は日本農芸化学会大会実行委員会および学会広報委員会が、学術的重要性や社会に与えるインパクト等において特に優れた演題を選定し、表彰するものです。
2018年度大会では、約2000演題の中から33演題が受賞対象となりました。
大会トピックス賞を受賞した中山さん
【演題】
中山綾花1、Vu Thi Tuyet Lan1、河合駿2、蟹江慧2、加藤竜司2、河原崎泰昌1、伊藤圭祐1
“超”高親和性型ペプチド輸送体発現酵母における香り成分生産性増強効果の解析
(1静岡県立大学 食品栄養科学部、2名古屋大学大学院 創薬科学研究科)
酵母はパンやビール等、様々な発酵食品において香りの形成に中心的な役割を担います。本研究では、酵母のもつ栄養素取り込みシステムを強化することで、「バラのような」華やかな香りをもつ成分の生成量を大幅に増やすことに成功しました。本成果は風味豊かな発酵食品の開発に応用が期待されます。
【関連リンク】
食品化学研究室ウェブサイト
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/foodchem/index.html