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このメニューは、本学の象徴的なレンガの外観をモチーフに、静岡県の特産品である三ケ日みかんを贅沢に使用し、学生とカフェ両者のアイデアと技術を融合して生まれたオリジナルスイーツです。 今回の取り組みは、「地域連携」と「地元産業の活性化」を目的とし、地元の学生と企業が手を取り合い、地域の魅力を発信することを目指して実現しました。「茶の庭」は、日本茶文化を軸に地域特産品の価値を伝える役割を担い、「Food Labo」の学生たちは、若い感性を活かして新しい発想を提案。双方の強みを活かしながら、静岡ならではの新しいメニューを生み出しました。
「Food Labo」代表の北村唯莉さん(食品生命科学科)は、「静岡の特産品である三ケ日みかんやほうじ茶を広めたいという思いで、半年間かけてかたちとなったパフェなのでぜひ食べてほしい」と述べました。
本メニューは、3月9日まで茶の庭で提供されます。
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このメニューは、本学の象徴的なレンガの外観をモチーフに、静岡県の特産品である三ケ日みかんを贅沢に使用し、学生とカフェ両者のアイデアと技術を融合して生まれたオリジナルスイーツです。今回の取り組みは、「地域連携」と「地元産業の活性化」を目的とし、地元の学生と企業が手を取り合い、地域の魅力を発信することを目指して実現しました。「茶の庭」は、日本茶文化を軸に地域特産品の価値を伝える役割を担い、「Food Labo」の学生たちは、若い感性を活かして新しい発想を提案。双方の強みを活かしながら、静岡ならではの新しいメニューを生み出しました。
「Food Labo」代表の北村唯莉さん(食品生命科学科)は、「静岡の特産品である三ケ日みかんやほうじ茶を広めたいという思いで、半年間かけてかたちとなったパフェなのでぜひ食べてほしい」と述べました。
本メニューは、3月9日まで茶の庭で提供されます。
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<発表演題>
「グリシドール脂肪酸エステル高含有食品の探索と推定摂取量の解析」
(梅田凌太、島村裕子、増田修一)
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<発表演題>
「グリシドール脂肪酸エステル高含有食品の探索と推定摂取量の解析」
(梅田凌太、島村裕子、増田修一)
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企業奨励賞および学術奨励賞は、優秀な発表を行った学生・院生・若手研究者に贈られる中部支部奨励賞の一つであり、本大会では91件のポスター発表から、企業奨励賞8件、学術奨励賞10件が選出されました。
【企業奨励賞】
○芹澤 麻衣子(食品衛生学研究室所属)
演題:「食中毒菌の病原因子に対するパイナップル未利用資源抽出物の抑制効果」
(芹澤麻衣子、島村裕子、前田茂、加藤光明、増田修一)
○藤原 愛惟(食品衛生学研究室所属)
演題:「褐変および糖化抑制作用を示す微生物代謝産物の探索」
(藤原愛惟、島村裕子、小林文男、増田修一)
○小川 真依(食品化学研究室所属)
演題:「海底熟成ワインのフレーバー特性と熟成メカニズムの解析」
(小川真依、鈴木知依、伊藤圭祐、寺田祐子)
【学術奨励賞】
○小林 琢磨(生化学研究室所属)
演題:「没食子酸誘導体によるtyrosine phenol-lyase阻害機構の解明」
(小林琢磨、大石栞、松井美咲、原幸大、吉岡泰淳、Pedro Mena、橋本博、渡辺賢二、三好規之)
○大友 玲実(食品衛生学研究室所属)
演題:「黄色ブドウ球菌の毒性発現に対する皮膚常在菌代謝物の影響」
(大友玲実、島村裕子、望月淳、諸星聖、久田貴義、渡邉絋介、増田修一)
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企業奨励賞および学術奨励賞は、優秀な発表を行った学生・院生・若手研究者に贈られる中部支部奨励賞の一つであり、本大会では91件のポスター発表から、企業奨励賞8件、学術奨励賞10件が選出されました。
【企業奨励賞】
○芹澤 麻衣子(食品衛生学研究室所属)
演題:「食中毒菌の病原因子に対するパイナップル未利用資源抽出物の抑制効果」
(芹澤麻衣子、島村裕子、前田茂、加藤光明、増田修一)
○藤原 愛惟(食品衛生学研究室所属)
演題:「褐変および糖化抑制作用を示す微生物代謝産物の探索」
(藤原愛惟、島村裕子、小林文男、増田修一)
○小川 真依(食品化学研究室所属)
演題:「海底熟成ワインのフレーバー特性と熟成メカニズムの解析」
(小川真依、鈴木知依、伊藤圭祐、寺田祐子)
【学術奨励賞】
○小林 琢磨(生化学研究室所属)
演題:「没食子酸誘導体によるtyrosine phenol-lyase阻害機構の解明」
(小林琢磨、大石栞、松井美咲、原幸大、吉岡泰淳、Pedro Mena、橋本博、渡辺賢二、三好規之)
○大友 玲実(食品衛生学研究室所属)
演題:「黄色ブドウ球菌の毒性発現に対する皮膚常在菌代謝物の影響」
(大友玲実、島村裕子、望月淳、諸星聖、久田貴義、渡邉絋介、増田修一)
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<受賞演題>
「澱粉酵素消化残渣から得られた重合度10のオリゴ糖の構造解析」
秋山唯、勝田亮、徳岡昌文、熊澤茂則、本田千尋
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<受賞演題>
「澱粉酵素消化残渣から得られた重合度10のオリゴ糖の構造解析」
秋山唯、勝田亮、徳岡昌文、熊澤茂則、本田千尋
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受賞対象研究は、「未利用食資源の有効活用を目指した食品分析化学的研究」です。熊澤教授は、これまでに未利用食品素材中の生理活性成分の分析化学研究に関して200報近くの原著論文と総説を発表しており、当該分野での非常に優れた研究成果・業績が評価されました。特に、ミツバチの生産物であるプロポリスの研究成果が産業化に結び付いたことや、日本におけるアサイー消費拡大につながるきっかけとなる研究成果を発表するなど、社会実装においても大きく貢献してきました。
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受賞対象研究は、「未利用食資源の有効活用を目指した食品分析化学的研究」です。熊澤教授は、これまでに未利用食品素材中の生理活性成分の分析化学研究に関して200報近くの原著論文と総説を発表しており、当該分野での非常に優れた研究成果・業績が評価されました。特に、ミツバチの生産物であるプロポリスの研究成果が産業化に結び付いたことや、日本におけるアサイー消費拡大につながるきっかけとなる研究成果を発表するなど、社会実装においても大きく貢献してきました。
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食品栄養科学部は、小学生を対象に身近な食品を使った実験体験ができる科学教室「キッズ・ラボ」を7月28日に、ディスカバリーパーク焼津天文科学館で開催しました。午前と午後の部の2回にわけて、36名の子どもたちが食塩水の密度とじゃがいもの浮き沈みの実験や、密度の違う食塩水を用いた虹作りを体験しました。どの子どもたちも目を輝かせて実験に参加し、最後はできあがった虹を嬉しそうに教員に見せてくれました。
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食品栄養科学部は、小学生を対象に身近な食品を使った実験体験ができる科学教室「キッズ・ラボ」を7月28日に、ディスカバリーパーク焼津天文科学館で開催しました。午前と午後の部の2回にわけて、36名の子どもたちが食塩水の密度とじゃがいもの浮き沈みの実験や、密度の違う食塩水を用いた虹作りを体験しました。どの子どもたちも目を輝かせて実験に参加し、最後はできあがった虹を嬉しそうに教員に見せてくれました。
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今年も、8月22日(木)に食品サマースクールの開催が決定しました!大学生や教員に教わりながら、食品生命科学科で行われている実験/研究の一端に触れることができます。進路選択の参考にもなりますので、ぜひ参加をご検討ください。
※6/8(土)10時〜申し込み受付開始(テーマごと先着順)
今年も、8月22日(木)に食品サマースクールの開催が決定しました!大学生や教員に教わりながら、食品生命科学科で行われている実験/研究の一端に触れることができます。進路選択の参考にもなりますので、ぜひ参加をご検討ください。
※6/8(土)10時〜申し込み受付開始(テーマごと先着順)
3月24~27日に開催された日本農芸化学会創立100周年記念大会で、修士2年の髙田こはるさん(食品化学研究室)の発表演題が大会トピックス賞を受賞しました(受賞は4月5日付)。この賞は、生命・食、環境の農芸化学分野からなる1,500件以上の演題から、社会的インパクトや科学的レベルなどの観点において特に優れた発表演題を表彰するものです。
発表者:○髙田こはる、寺田祐子、伊藤圭祐
演題:ヒト嗅覚受容体応答を指標とした畜肉の判別解析
<研究概要> 環境負荷を軽減し、持続可能な社会を構築するため、世界中で畜肉の代わりとなる代替肉の開発が進められています。“肉らしい風味(=匂い)”は、代替肉の価値として最も重要ですが、現状では開発者や消費者の個人的感覚によって曖昧に評価されており、国際的な品質基準は存在しません。本研究では、匂いの感知に関わるヒト嗅覚受容体の応答評価システムを開発し、牛肉、鶏肉、豚肉の“肉らしい風味”をヒト嗅覚受容体の応答パターンによって客観的に評価・判別できることを示しました。
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3月24~27日に開催された日本農芸化学会創立100周年記念大会で、修士2年の髙田こはるさん(食品化学研究室)の発表演題が大会トピックス賞を受賞しました(受賞は4月5日付)。この賞は、生命・食、環境の農芸化学分野からなる1,500件以上の演題から、社会的インパクトや科学的レベルなどの観点において特に優れた発表演題を表彰するものです。
発表者:○髙田こはる、寺田祐子、伊藤圭祐
演題:ヒト嗅覚受容体応答を指標とした畜肉の判別解析
<研究概要> 環境負荷を軽減し、持続可能な社会を構築するため、世界中で畜肉の代わりとなる代替肉の開発が進められています。“肉らしい風味(=匂い)”は、代替肉の価値として最も重要ですが、現状では開発者や消費者の個人的感覚によって曖昧に評価されており、国際的な品質基準は存在しません。本研究では、匂いの感知に関わるヒト嗅覚受容体の応答評価システムを開発し、牛肉、鶏肉、豚肉の“肉らしい風味”をヒト嗅覚受容体の応答パターンによって客観的に評価・判別できることを示しました。
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第39回茶学術研究会講演会において、食品衛生学研究室の中山勉客員教授が令和5年度茶学術顕彰を授与されました。本賞は、茶に係る優れた学術研究成果をあげた研究者に贈られるものです。
<受賞研究タイトル>「茶ポリフェノールと生体分子間の相互作用」
<研究の概要>中山客員教授は、緑茶や紅茶に含まれるポリフェノールの機能発現において、リン脂質膜やタンパク質との分子間相互作用の重要性に着目し、新たな観点から作用機構を明らかにすることで、緑茶や紅茶の生理機能の解明および本分野の活性化に大きく貢献しました。また、平成21年から25年にかけて、科学技術振興機構 静岡県・静岡市地域結集型研究開発プログラム「静岡発 世界を結ぶ新世代茶飲料と素材の開発」の代表研究者として、茶の活用による地域経済発展の基盤づくりにも貢献され、茶学術顕彰を授与するに相応しいと評価されました。
また、学部4年生の平井萌さんが奨励賞を受賞しました。この賞は優秀な口頭発表を行った学生または若い研究者に対し贈られるものです。
<演題>「食中毒菌由来病原因子および膜小胞に対するカテキンとカフェインの影響」平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一
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第39回茶学術研究会講演会において、食品衛生学研究室の中山勉客員教授が令和5年度茶学術顕彰を授与されました。本賞は、茶に係る優れた学術研究成果をあげた研究者に贈られるものです。
<受賞研究タイトル>「茶ポリフェノールと生体分子間の相互作用」
<研究の概要>中山客員教授は、緑茶や紅茶に含まれるポリフェノールの機能発現において、リン脂質膜やタンパク質との分子間相互作用の重要性に着目し、新たな観点から作用機構を明らかにすることで、緑茶や紅茶の生理機能の解明および本分野の活性化に大きく貢献しました。また、平成21年から25年にかけて、科学技術振興機構 静岡県・静岡市地域結集型研究開発プログラム「静岡発 世界を結ぶ新世代茶飲料と素材の開発」の代表研究者として、茶の活用による地域経済発展の基盤づくりにも貢献され、茶学術顕彰を授与するに相応しいと評価されました。
また、学部4年生の平井萌さんが奨励賞を受賞しました。この賞は優秀な口頭発表を行った学生または若い研究者に対し贈られるものです。
<演題>「食中毒菌由来病原因子および膜小胞に対するカテキンとカフェインの影響」平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一
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食品の開発、品質評価、マーケティングなど様々な食産業現場において、食品がどのような「おいしさ」なのかを担当者間、あるいは消費者と共有することは重要です。しかし、主観的な感覚である「おいしさ」を他の人に伝えることは容易ではありません。
今回、食品化学研究室が開発したAIによって食品の材料や成分を元に言葉(キャラクター)として風味を予測することが可能になりました。開発したAIを活用することで、その食品に関わる全ての人が同じ言葉を使って客観的に「おいしさ」を共有できるようになります。
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食品化学研究室の学生と教員がベンチャー企業(合同会社DigSense)を設立し、独自開発したAIによって食品の風味表現を提示するサービスの提供を開始しました。
食品の開発、品質評価、マーケティングなど様々な食産業現場において、食品がどのような「おいしさ」なのかを担当者間、あるいは消費者と共有することは重要です。しかし、主観的な感覚である「おいしさ」を他の人に伝えることは容易ではありません。
今回、食品化学研究室が開発したAIによって食品の材料や成分を元に言葉(キャラクター)として風味を予測することが可能になりました。開発したAIを活用することで、その食品に関わる全ての人が同じ言葉を使って客観的に「おいしさ」を共有できるようになります。
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【発明の概要】医薬品を分子量で分類すると、低分子・中分子・高分子に分類できます。これまでの医薬品は、有機合成により創出した低分子医薬がほとんどでしたが、近年、抗体医薬等の高分子医薬も実用化されています。さらに、低分子の長所(経口投与が可能、製造コストが低い)と、高分子の長所(特異性が高く、副作用が少ない)を併せ持つ医薬品として「中分子医薬」が期待されています。本発明は、中分子医薬に必要な高純度のD-アミノ酸の製造方法に関するもので、特殊なD-アミノ酸の製造が可能です。医薬品以外でも、香粧品、食品分野への応用が期待できます。
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伊藤創平准教授(食品蛋白質工学研究室)、中野祥吾准教授(食品生命情報科学研究室)らの発明「新規な L-アミノ酸オキシダーゼ及び D-アミノ酸又はその誘導体の製造方法」が、特許登録となりました。
【発明の概要】医薬品を分子量で分類すると、低分子・中分子・高分子に分類できます。これまでの医薬品は、有機合成により創出した低分子医薬がほとんどでしたが、近年、抗体医薬等の高分子医薬も実用化されています。さらに、低分子の長所(経口投与が可能、製造コストが低い)と、高分子の長所(特異性が高く、副作用が少ない)を併せ持つ医薬品として「中分子医薬」が期待されています。本発明は、中分子医薬に必要な高純度のD-アミノ酸の製造方法に関するもので、特殊なD-アミノ酸の製造が可能です。医薬品以外でも、香粧品、食品分野への応用が期待できます。
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食品生命情報科学研究室の中野祥吾准教授および小澤洋樹さん(博士前期課程1年)らの研究チームは、コンピュータ内でタンパク質をバーチャル進化させることで、高機能なタンパク質をデザインできる新たな手法「GAOptimizer法」を開発しました。構造・配列・機能が異なる3種類のタンパク質に本法を適用してデザインした人工タンパク質は、鋳型とした天然由来タンパク質と比べて応用利用に適した優れた機能を有することを実験的に確認しました。
今回の成果は、産業応用のポテンシャルを秘めた天然由来タンパク質の高機能化デザインを可能とし、タンパク質を用いた次世代生体素材の開発を加速することが期待されます。一例としてグリーントランスフォーメーションを実現するための基盤となる高機能化酵素の開発への応用が考えられます。本成果は2024年1月3日に米国の科学雑誌『Cell Reports Physical Science』に掲載されました。
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食品生命情報科学研究室の中野祥吾准教授および小澤洋樹さん(博士前期課程1年)らの研究チームは、コンピュータ内でタンパク質をバーチャル進化させることで、高機能なタンパク質をデザインできる新たな手法「GAOptimizer法」を開発しました。構造・配列・機能が異なる3種類のタンパク質に本法を適用してデザインした人工タンパク質は、鋳型とした天然由来タンパク質と比べて応用利用に適した優れた機能を有することを実験的に確認しました。
今回の成果は、産業応用のポテンシャルを秘めた天然由来タンパク質の高機能化デザインを可能とし、タンパク質を用いた次世代生体素材の開発を加速することが期待されます。一例としてグリーントランスフォーメーションを実現するための基盤となる高機能化酵素の開発への応用が考えられます。本成果は2024年1月3日に米国の科学雑誌『Cell Reports Physical Science』に掲載されました。
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「食の安全性における生物的・化学的リスク因子に関する研究」
食環境中には、食中毒菌等の生物的リスク因子および化学物質等の化学的リスク因子が存在しており、これら両因子が健康に与える影響について評価し、その影響を低減させることが求められています。島村助教は、食の安全性における生物的・化学的両リスク因子の評価と制御、さらに、両因子の複合的な影響について研究しており、その成果が、食品科学工学分野において重要な新規知見となり、今後の研究の進展や貢献が期待できることから、奨励賞を授与するに相応しいと評価されました。
また、食品栄養科学部食品生命科学科食品衛生学研究室4年の平井萌さんが、同支部大会において、優秀発表賞を受賞しました。この賞は、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られるものです。
「食中毒菌の病原因子発現に対する緑茶成分カテキンとカフェインの比較」
平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一
細菌性食中毒のリスク低減には、菌数を減少させるだけでなく、毒素などの病原因子発現を制御する方法が求められています。本研究では、緑茶に含まれるカテキンとカフェインの黄色ブドウ球菌の病原因子発現に対する作用を比較検討しました。その結果、いずれも黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する一方、病原因子発現に対する作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究をもとに、黄色ブドウ球菌による食中毒のリスク低減や制御法の確立が期待されます。
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奨励賞を受賞した島村助教(右)、優秀発表賞を受賞した平井さん(左)
「食の安全性における生物的・化学的リスク因子に関する研究」
食環境中には、食中毒菌等の生物的リスク因子および化学物質等の化学的リスク因子が存在しており、これら両因子が健康に与える影響について評価し、その影響を低減させることが求められています。島村助教は、食の安全性における生物的・化学的両リスク因子の評価と制御、さらに、両因子の複合的な影響について研究しており、その成果が、食品科学工学分野において重要な新規知見となり、今後の研究の進展や貢献が期待できることから、奨励賞を授与するに相応しいと評価されました。
また、食品栄養科学部食品生命科学科食品衛生学研究室4年の平井萌さんが、同支部大会において、優秀発表賞を受賞しました。この賞は、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られるものです。
「食中毒菌の病原因子発現に対する緑茶成分カテキンとカフェインの比較」
平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一
細菌性食中毒のリスク低減には、菌数を減少させるだけでなく、毒素などの病原因子発現を制御する方法が求められています。本研究では、緑茶に含まれるカテキンとカフェインの黄色ブドウ球菌の病原因子発現に対する作用を比較検討しました。その結果、いずれも黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する一方、病原因子発現に対する作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究をもとに、黄色ブドウ球菌による食中毒のリスク低減や制御法の確立が期待されます。
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奨励賞を受賞した島村助教(右)、優秀発表賞を受賞した平井さん(左)
8月23日に食品生命科学科のサマースクールを開催しました。当日は多くの高校生が、教員や大学生と一緒に食品や生命科学に関する実験に取り組みました。アンケートでは「普段できない体験ができて楽しかった」「雰囲気が良かった」「大学のことをより具体的に知ることができた」などの声をいただき、大変好評でした。
【今年の実験テーマ】
1)食品中の油脂の様子を調べてみよう
2)食品の抗酸化力を測ろう
3)おいしさの不思議:キャンディ・ラムネのフレーバー分析
4)ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5)果実に含まれる甘い香りを合成してみよう
6)食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
7)食品の製造にかかわる微生物
来年も開催予定ですので、夏が近づいたら、ぜひまたHPをチェックしてみてください。
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8月23日に食品生命科学科のサマースクールを開催しました。当日は多くの高校生が、教員や大学生と一緒に食品や生命科学に関する実験に取り組みました。アンケートでは「普段できない体験ができて楽しかった」「雰囲気が良かった」「大学のことをより具体的に知ることができた」などの声をいただき、大変好評でした。
【今年の実験テーマ】
1)食品中の油脂の様子を調べてみよう
2)食品の抗酸化力を測ろう
3)おいしさの不思議:キャンディ・ラムネのフレーバー分析
4)ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5)果実に含まれる甘い香りを合成してみよう
6)食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
7)食品の製造にかかわる微生物
来年も開催予定ですので、夏が近づいたら、ぜひまたHPをチェックしてみてください。
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食品サマースクール(食品生命科学科)にお申込みいただいた皆様へ、7月19日付でサマースクール当日のお願いをメールで差し上げております。メールをご確認いただけますようお願いいたします。お送りしたメールのドメイン名は@u-shizuoka-ken.ac.jpとなっております。
なお、ご登録いただいたメールアドレスの確認を兼ねて、空メールの返信をお願いしております(すでに返信いただいている場合は、再送の必要はございません)。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
問い合わせ先 食品生命科学科 下山田 (shimoyam@u-shizuoka-ken.ac.jp)
食品サマースクール(食品生命科学科)にお申込みいただいた皆様へ、7月19日付でサマースクール当日のお願いをメールで差し上げております。メールをご確認いただけますようお願いいたします。お送りしたメールのドメイン名は@u-shizuoka-ken.ac.jpとなっております。
なお、ご登録いただいたメールアドレスの確認を兼ねて、空メールの返信をお願いしております(すでに返信いただいている場合は、再送の必要はございません)。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
問い合わせ先 食品生命科学科 下山田 (shimoyam@u-shizuoka-ken.ac.jp)
食品分析化学研究室と株式会社希松との共同研究の成果が、学術論文として日本農芸化学会の英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に公開され、その内容が表紙に掲載されました。
トウキンセンカ(Calendula officinalis)は南ヨーロッパ(地中海沿岸)原産の植物で、淡黄色の花をつけます。花のエキスは化粧品や、メディカルハーブとして欧米では皮膚や粘膜を修復・保護する軟膏などに用いられています。しかし、トウキンセンカの根は、花を採取した後は廃棄されることが多く、有効に利用されていませんでした。
今回、食品分析化学研究室の学生と教員らは、株式会社希松との共同研究により、トウキンセンカの根から、文献未記載の新規なアセトフェノン類縁体を発見し、マクロファージ細胞を用いたモデル系において、それらの成分が抗炎症効果を有することを見出しました。この研究成果によって、トウキンセンカの根の有効利用につながる新たな知見が明らかになりました。
本研究の成果は日本農芸化学会が出版しているBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に掲載され、その内容が7月号の表紙に掲載されました。
W. Kadowaki, R. Miyata, S. Mizuno, M. Fujinami, Y. Sato, S. Kumazawa. Prenylated acetophenones from the roots of Calendula officinalis and their anti-inflammatory activity. Biosci. Biotechnol. Biochem., 87(7), 2023, 683–687.
食品分析化学研究室と株式会社希松との共同研究の成果が、学術論文として日本農芸化学会の英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に公開され、その内容が表紙に掲載されました。
トウキンセンカ(Calendula officinalis)は南ヨーロッパ(地中海沿岸)原産の植物で、淡黄色の花をつけます。花のエキスは化粧品や、メディカルハーブとして欧米では皮膚や粘膜を修復・保護する軟膏などに用いられています。しかし、トウキンセンカの根は、花を採取した後は廃棄されることが多く、有効に利用されていませんでした。
今回、食品分析化学研究室の学生と教員らは、株式会社希松との共同研究により、トウキンセンカの根から、文献未記載の新規なアセトフェノン類縁体を発見し、マクロファージ細胞を用いたモデル系において、それらの成分が抗炎症効果を有することを見出しました。この研究成果によって、トウキンセンカの根の有効利用につながる新たな知見が明らかになりました。
本研究の成果は日本農芸化学会が出版しているBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に掲載され、その内容が7月号の表紙に掲載されました。
W. Kadowaki, R. Miyata, S. Mizuno, M. Fujinami, Y. Sato, S. Kumazawa. Prenylated acetophenones from the roots of Calendula officinalis and their anti-inflammatory activity. Biosci. Biotechnol. Biochem., 87(7), 2023, 683–687.
2022年12月6日に食品生命科学科教員が国際交流事業を担当している米国ネブラスカ大学よりマジャンダー博士が来日されました。午後には食品栄養科学専攻・環境科学専攻にて特別セミナーを実施しました。マジャンダー博士からは通常とは異なるガンマーグルタミル結合を有するペプチドの安定性や生理機能についての講義を伺い、活発なディスカッションを行いました。
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2022年12月6日に食品生命科学科教員が国際交流事業を担当している米国ネブラスカ大学よりマジャンダー博士が来日されました。午後には食品栄養科学専攻・環境科学専攻にて特別セミナーを実施しました。マジャンダー博士からは通常とは異なるガンマーグルタミル結合を有するペプチドの安定性や生理機能についての講義を伺い、活発なディスカッションを行いました。
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12月3日にオンライン発表で開催された第18回日本カテキン学会年次学術大会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。
<演題>
「食中毒菌由来膜小胞の性状に対するカテキンとプロアントシアニジンの作用の比較」
大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
<研究の概要>
食中毒菌は、直径20~200 nm程度の球状の膜構造体である「膜小胞」に、毒素などの病原因子を内包して細胞外に放出します。膜小胞中で病原因子が濃縮されることで、食中毒発症や炎症誘導に繋がることから、その制御法が求められています。本研究では、膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶由来のカテキンとカテキン分子が重合した構造を有するプロアントシアニジンが抑制すること、また、カテキンの構造やその重合度によって膜小胞への作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌が放出する膜小胞をターゲットにした食中毒のリスク低減や制御策の確立が期待できます。
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12月3日にオンライン発表で開催された第18回日本カテキン学会年次学術大会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。
<演題>
「食中毒菌由来膜小胞の性状に対するカテキンとプロアントシアニジンの作用の比較」
大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
<研究の概要>
食中毒菌は、直径20~200 nm程度の球状の膜構造体である「膜小胞」に、毒素などの病原因子を内包して細胞外に放出します。膜小胞中で病原因子が濃縮されることで、食中毒発症や炎症誘導に繋がることから、その制御法が求められています。本研究では、膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶由来のカテキンとカテキン分子が重合した構造を有するプロアントシアニジンが抑制すること、また、カテキンの構造やその重合度によって膜小胞への作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌が放出する膜小胞をターゲットにした食中毒のリスク低減や制御策の確立が期待できます。
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演題「有色農産物に含まれるアントシアニンとアルミニウムにより形成される青色錯体」
(秋山唯、本田千尋、熊澤茂則)
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2022年12月3日に金沢で開催された2022年度日本食品科学工学会中部支部大会で、食品栄養科学部食品生命科学科4年の秋山唯さん(食品分析化学研究室所属)が、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる優秀発表賞を受賞しました。
演題「有色農産物に含まれるアントシアニンとアルミニウムにより形成される青色錯体」
(秋山唯、本田千尋、熊澤茂則)
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得られた一連の成果は関連分野の研究者から非常に高く評価され、国際学術誌であるGenetics誌の表紙、さらにDevelopment誌のHighlightにも選出されました。
昆虫ホルモンを制御する分子機構を明らかにしていくことは、生き物が大人になるために必要とする分子メカニズムを理解していくうえで重要な基盤となります。また、これらの基礎生物学的研究は、食用・飼料用昆虫の生産技術開発といった、昆虫が有する優れた生育能力を活かした応用研究の礎にもなります。
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詳細は以下のリンクからご覧ください。
ヒトを含む様々な動物は、未成熟な「子ども」の時期に身体を大きくさせたのち、生殖機能を有する「大人」へと成熟します。ヒトと姿かたちは異なりますが、昆虫もまた同様に、幼虫の間に栄養を摂取して成長したのち、蛹を経て成虫へと羽化します。大原裕也助教(人類遺伝学研究室)らの研究グループは、「生き物はどのようにして大人へと発育するのか?」という問いに答えるべく、キイロショウジョウバエを用いた研究を行い、個体成長や成熟を司るホルモンを作り出すために重要なメカニズムを発見しました。
得られた一連の成果は関連分野の研究者から非常に高く評価され、国際学術誌であるGenetics誌の表紙、さらにDevelopment誌のHighlightにも選出されました。
昆虫ホルモンを制御する分子機構を明らかにしていくことは、生き物が大人になるために必要とする分子メカニズムを理解していくうえで重要な基盤となります。また、これらの基礎生物学的研究は、食用・飼料用昆虫の生産技術開発といった、昆虫が有する優れた生育能力を活かした応用研究の礎にもなります。
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詳細は以下のリンクからご覧ください。
本年度の1年生の学外研修は、9月26日に実施されました。貸し切りバスの中では、4グループに分かれて様々なゲームを楽しんだり、かねふく明太パーク、酪農王国オラッチェ、三島スカイウォークなどを訪れて、地域食材について学ぶとともに、学生同士や教員との親睦を深めることができました。
2年生は9月30日に小田原にあるかまぼこの里に行ってきました。かまぼこ博物館では竹輪と蒲鉾の製造も体験し、間近で見せていただいた食品をつくる職人技の凄さに驚きました。鈴なり市場では「かまぼこバー」などで様々な蒲鉾の試食もできました。とても美味しかったです。
3年生は9月28日に、静岡県函南町方面へ出かけました。丹那牛乳にて工場を見学させていただいた後、酪農王国オラッチェでバーベキュー、農業体験、動物とのふれあいなどを楽しみました。学生間の親睦もより一層深まり、有意義な日帰り研修旅行となりました。
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本年度の1年生の学外研修は、9月26日に実施されました。貸し切りバスの中では、4グループに分かれて様々なゲームを楽しんだり、かねふく明太パーク、酪農王国オラッチェ、三島スカイウォークなどを訪れて、地域食材について学ぶとともに、学生同士や教員との親睦を深めることができました。
2年生は9月30日に小田原にあるかまぼこの里に行ってきました。かまぼこ博物館では竹輪と蒲鉾の製造も体験し、間近で見せていただいた食品をつくる職人技の凄さに驚きました。鈴なり市場では「かまぼこバー」などで様々な蒲鉾の試食もできました。とても美味しかったです。
3年生は9月28日に、静岡県函南町方面へ出かけました。丹那牛乳にて工場を見学させていただいた後、酪農王国オラッチェでバーベキュー、農業体験、動物とのふれあいなどを楽しみました。学生間の親睦もより一層深まり、有意義な日帰り研修旅行となりました。
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食品生命科学科の食品化学研究室、生物分子工学研究室、および茶学総合研究センターの共同研究成果が、Food Science and Technology Research(FSTR)誌の論文賞を受賞しました。
この賞は、2021年度にFSTR誌に報告された論文の中で、学術的・産業的観点から最も優れた原著論文を編集部が選定し、表彰するものです。
【論文の概要】
食品には様々な機能性(健康)成分が含まれていますが、大部分の成分には好ましくない苦味があります。どんなに健康に良い食品でも、おいしくなければ食べ続けることはできません。トクホ等として実際に機能性成分を活用するためには、苦味を減らす成分(苦味マスキング剤)の使用が不可欠です。本研究では、代表的な機能性成分である緑茶カテキンをモデルとして、苦味マスキング剤を効率的に探索できる新しい方法論を開発しました。様々な苦味マスキング剤が利用可能になれば、生活の中でおいしく無理なく機能性成分を摂れるようになります。また、本研究では茶殻を原料とした新規苦味マスキング剤の開発例も示しました。これは、現在大量に食品産業廃棄物として処分されている茶殻の有効活用にもつながる可能性があります。
K. Ito, M. Koike, Y. Kuroda, T. Yamazaki-Ito, Y. Terada, T. Ishii, Y. Nakamura, T. Watanabe, Y. Kawarasaki. Bitterness-masking peptides for epigallocatechin gallate identified through peptide array analysis. Food Sci. Technol. Res. (2021) 27(2) 221-228.
食品生命科学科の食品化学研究室、生物分子工学研究室、および茶学総合研究センターの共同研究成果が、Food Science and Technology Research(FSTR)誌の論文賞を受賞しました。
この賞は、2021年度にFSTR誌に報告された論文の中で、学術的・産業的観点から最も優れた原著論文を編集部が選定し、表彰するものです。
【論文の概要】
食品には様々な機能性(健康)成分が含まれていますが、大部分の成分には好ましくない苦味があります。どんなに健康に良い食品でも、おいしくなければ食べ続けることはできません。トクホ等として実際に機能性成分を活用するためには、苦味を減らす成分(苦味マスキング剤)の使用が不可欠です。本研究では、代表的な機能性成分である緑茶カテキンをモデルとして、苦味マスキング剤を効率的に探索できる新しい方法論を開発しました。様々な苦味マスキング剤が利用可能になれば、生活の中でおいしく無理なく機能性成分を摂れるようになります。また、本研究では茶殻を原料とした新規苦味マスキング剤の開発例も示しました。これは、現在大量に食品産業廃棄物として処分されている茶殻の有効活用にもつながる可能性があります。
K. Ito, M. Koike, Y. Kuroda, T. Yamazaki-Ito, Y. Terada, T. Ishii, Y. Nakamura, T. Watanabe, Y. Kawarasaki. Bitterness-masking peptides for epigallocatechin gallate identified through peptide array analysis. Food Sci. Technol. Res. (2021) 27(2) 221-228.
食品生命科学科では毎年、高校生が科学実験を体験できる「食品サマースクール」を開催しています。
今年度参加してくれた高校生たちは、食品に含まれる成分を分析したり、健康機能を調べたり、食と関連した生命現象を観察したり、先生や大学生と一緒に様々な実験を体験しました。実験の後はキャンパスや研究室の見学も行いました。また来年も5-6月にHPやチラシで告知予定ですので、是非参加をご検討ください。
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食品生命科学科では毎年、高校生が科学実験を体験できる「食品サマースクール」を開催しています。
今年度参加してくれた高校生たちは、食品に含まれる成分を分析したり、健康機能を調べたり、食と関連した生命現象を観察したり、先生や大学生と一緒に様々な実験を体験しました。実験の後はキャンパスや研究室の見学も行いました。また来年も5-6月にHPやチラシで告知予定ですので、是非参加をご検討ください。
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食品栄養科学部では、より多くの子供たちに「科学」に親しんでもらえるよう、実験体験ができる科学教室「キッズ・ラボ」を開催しています。本年度は、7月31日にディスカバリーパーク焼津天文科学館にて開催しました。
当日は、小学3~5年生20名とその保護者の方に、じゃがいもを使った食塩水と水の見分け方、密度の違う食塩水を用いた虹の作り方などを体験してもらいました。子供たちは、食塩水を使った虹作りを成功させるために真剣に話を聞き、最後には出来上がったきれいな虹を誇らしげに見せてくれました。
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食品栄養科学部では、より多くの子供たちに「科学」に親しんでもらえるよう、実験体験ができる科学教室「キッズ・ラボ」を開催しています。本年度は、7月31日にディスカバリーパーク焼津天文科学館にて開催しました。
当日は、小学3~5年生20名とその保護者の方に、じゃがいもを使った食塩水と水の見分け方、密度の違う食塩水を用いた虹の作り方などを体験してもらいました。子供たちは、食塩水を使った虹作りを成功させるために真剣に話を聞き、最後には出来上がったきれいな虹を誇らしげに見せてくれました。
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食品化学研究室の内村美里さん(大学院修士2年)の研究成果「香りデジタル化技術」が朝日新聞、日本農業新聞に掲載されました。
近年、AIに代表されるように様々な情報をデジタル化して活用する”デジタルトランスフォーメーション(DX)”が進められています。食の分野でもDXは品質管理や商品開発などに利用されつつありますが、おいしさの重要な要素である香りはヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が困難と考えられてきました。
今回、内村さんは香りの感知に関わるヒト嗅覚受容体に着目し、その応答を指標として香りをデジタル化する技術を開発しました。さらに、外国産牛と黒毛和牛の香りの違いを可視化することにも成功しました。
牛肉の香りをデジタル化(みえる化)できたことで、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして活用できるようになる可能性があります。また将来的には、大豆を原料とした代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして、おいしさを和牛に近づけることも可能となると期待できます。
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食品化学研究室の内村美里さん(大学院修士2年)の研究成果「香りデジタル化技術」が朝日新聞、日本農業新聞に掲載されました。
近年、AIに代表されるように様々な情報をデジタル化して活用する”デジタルトランスフォーメーション(DX)”が進められています。食の分野でもDXは品質管理や商品開発などに利用されつつありますが、おいしさの重要な要素である香りはヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が困難と考えられてきました。
今回、内村さんは香りの感知に関わるヒト嗅覚受容体に着目し、その応答を指標として香りをデジタル化する技術を開発しました。さらに、外国産牛と黒毛和牛の香りの違いを可視化することにも成功しました。
牛肉の香りをデジタル化(みえる化)できたことで、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして活用できるようになる可能性があります。また将来的には、大豆を原料とした代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして、おいしさを和牛に近づけることも可能となると期待できます。
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実施場所:静岡県立大学 草薙キャンパス
実施日:8月17日(水)10:00-15:00(終了予定)
募集人数:50名程度(先着順)
申し込みフォーム
体験実験(いずれか1つ)
1. 栄養素と遺伝子のスイッチの関係を蛍光タンパク質で見てみよう
2. おいしさを彩る“味と香り”の世界
3. 食品の抗酸化力を測ろう
4. ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5. 食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
クリックすると拡大ページに移動します。
実施場所:静岡県立大学 草薙キャンパス
実施日:8月17日(水)10:00-15:00(終了予定)
募集人数:50名程度(先着順)
申し込みフォーム
体験実験(いずれか1つ)
1. 栄養素と遺伝子のスイッチの関係を蛍光タンパク質で見てみよう
2. おいしさを彩る“味と香り”の世界
3. 食品の抗酸化力を測ろう
4. ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5. 食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
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食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
令和3年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。
食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
令和3年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。
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<研究概要> 近年、食品の「色」「形」「物性」などの情報をデジタル化し、品質管理や製品開発などに応用する試みが進んでいます。しかし、食品のおいしさを決定づける「香り」はヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が難しく、実用的な技術は開発されていません。ヒトは鼻に存在する約400種類の嗅覚受容体によって様々な匂いを感知していることから、「香り」の情報は嗅覚受容体応答パターンの解析データとしてデジタル化できると考えられます。本研究では、ヒト嗅覚受容体の新たな網羅的応答パターン解析法を開発することで、静岡県産黒毛和牛(夢咲牛)と外国産牛の肉をモデルとして「香り情報の見える化(デジタル化)」を実現しました。
<研究の波及効果> 牛肉の香りの「見える化」により、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして提示できるようになります。また将来的には、代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして不快な風味を無くしたり、おいしさを和牛に近づけたりすることも可能となると期待できます。
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2022年3月15-18日に開催された日本農芸化学会大会(全1298演題)で、薬食生命科学総合学府2年の内村美里さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス賞を受賞しました。
<研究概要> 近年、食品の「色」「形」「物性」などの情報をデジタル化し、品質管理や製品開発などに応用する試みが進んでいます。しかし、食品のおいしさを決定づける「香り」はヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が難しく、実用的な技術は開発されていません。ヒトは鼻に存在する約400種類の嗅覚受容体によって様々な匂いを感知していることから、「香り」の情報は嗅覚受容体応答パターンの解析データとしてデジタル化できると考えられます。本研究では、ヒト嗅覚受容体の新たな網羅的応答パターン解析法を開発することで、静岡県産黒毛和牛(夢咲牛)と外国産牛の肉をモデルとして「香り情報の見える化(デジタル化)」を実現しました。
<研究の波及効果> 牛肉の香りの「見える化」により、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして提示できるようになります。また将来的には、代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして不快な風味を無くしたり、おいしさを和牛に近づけたりすることも可能となると期待できます。
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環境計量士は、大気や水中の汚染物質(濃度関係)、騒音や振動の大きさなど(騒音・振動関係)を計測する専門性の高い国家資格で、合格率は15%程度の難関資格です。
田代さんは、将来、「環境計量士(濃度関係)」の資格を生かした化学分析の仕事に就くことを目指しており、今後、技術士補(農業部門)の申請も考えています。
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食品生命科学科4年の田代萌香さん(食品衛生学研究室所属)が、「環境計量士」(濃度関係)の国家試験に合格しました!
環境計量士は、大気や水中の汚染物質(濃度関係)、騒音や振動の大きさなど(騒音・振動関係)を計測する専門性の高い国家資格で、合格率は15%程度の難関資格です。
田代さんは、将来、「環境計量士(濃度関係)」の資格を生かした化学分析の仕事に就くことを目指しており、今後、技術士補(農業部門)の申請も考えています。
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昨年度に引き続き、コロナ対策を万全にして学部内のカレッジホールで行いました。社会の一員として働く人、大学院に進学してより専門的な技術・知識を身につける人など進路は様々ですが、大学での経験を生かして活躍してくれることを期待しています。
本学は少人数制で人の繋がりが強いことも特徴です。大学生活で見つけた仲間を大切に、また大学にもいつでも遊びに来てください。教員一同、成長した皆さんに会える日を楽しみにしています。
3月18日に学位記授与式(卒業式)が開催されました。
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昨年度に引き続き、コロナ対策を万全にして学部内のカレッジホールで行いました。社会の一員として働く人、大学院に進学してより専門的な技術・知識を身につける人など進路は様々ですが、大学での経験を生かして活躍してくれることを期待しています。
本学は少人数制で人の繋がりが強いことも特徴です。大学生活で見つけた仲間を大切に、また 大学にもいつでも遊びに来てください。教員一同、成長した皆さんに会える日を楽しみにしています。
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今回、食品化学研究室 修士2年の立花優依さん、寺田祐子助教、伊藤圭祐准教授は、38歳日本人女性由来の皮膚繊維芽細胞に対して、静岡県の農産物に含まれる香り成分にコラーゲン産性能を高める効果があることを見出し、本研究成果を活用した化粧品乳液(ローズスキンモイスチャライザー;baraio)が発売開始されました。
食品化学研究室、株式会社コーヨー化成、静岡県工業技術研究所の共同研究成果を活用した化粧品乳液が発売開始されました。
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静岡県は全国でも有数のバラの産地ですが、出荷前に咲いてしまったため生花とならなかった「くずばな」が大量に廃棄されています。そこで大学、企業、農家が協働した“静岡バラプロジェクト”が2016年に発足し、くずばなとその抽出物であるローズウォーターの活用法を探ってきました。
今回、食品化学研究室 修士2年の立花優依さん、寺田祐子助教、伊藤圭祐准教授は、38歳日本人女性由来の皮膚繊維芽細胞に対して、静岡県の農産物に含まれる香り成分にコラーゲン産性能を高める効果があることを見出し、本研究成果を活用した化粧品乳液(ローズスキンモイスチャライザー;baraio)が発売開始されました。
食品分析化学研究室の宮田椋さん(博士2年)、星野紗来さん(学部4年)、熊澤茂則教授が韓国の東亜大学と進めた共同研究の成果が米国化学会の国際誌に掲載されました。
ビーポーレンは花粉荷とも呼ばれ、ミツバチが蜜を運ぶ際に付着した花粉がミツバチの唾液と混ざり合って団子状になったものです。健康食品素材として海外で広く利用されています。
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※モレキュラーネットワーク解析は近年、分析化学分野で注目されているメタボロミクス解析法の一つであり、迅速かつ網羅的に様々な代謝物を分析することが可能な手法です。
R. Miyata, S. Hoshino, M.-R. Ahn, S. Kumazawa. Chemical profiles of Korean bee pollens and their catechol-O-methyltransferase inhibitory activities. J. Agric. Food Chem. 2022
食品分析化学研究室の宮田椋さん(博士2年)、星野紗来さん(学部4年)、熊澤茂則教授が韓国の東亜大学と進めた共同研究の成果が米国化学会の国際誌に掲載されました。
ビーポーレンは花粉荷とも呼ばれ、ミツバチが蜜を運ぶ際に付着した花粉がミツバチの唾液と混ざり合って団子状になったものです。健康食品素材として海外で広く利用されています。
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※モレキュラーネットワーク解析は近年、分析化学分野で注目されているメタボロミクス解析法の一つであり、迅速かつ網羅的に様々な代謝物を分析することが可能な手法です。
R. Miyata, S. Hoshino, M.-R. Ahn, S. Kumazawa. Chemical profiles of Korean bee pollens and their catechol-O-methyltransferase inhibitory activities. J. Agric. Food Chem. 2022
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静岡県立大学でも共通テストが実施されました。受験生の皆さん、2日間お疲れ様でした。
今年度、食品生命科学科には、社会のニーズに応えて「食品生命情報科学」や「食品機能学」などの新設科目も開講されました。本学科では、他の学部学科にはない食と生命科学に特化した独自のカリキュラムにより、食品の開発、機能性評価、成分分析、品質管理、製造プロセス、またそれらを支える最先端のバイオテクノロジーに関する専門知識・技術を身につけることができます。
皆さんが将来、”食と生命科学の専門家”として社会で活躍できるよう、全力でサポートします。
本HPも参考にして、ぜひ食品生命科学科の受験をご検討ください。
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静岡県立大学でも共通テストが実施されました。受験生の皆さん、2日間お疲れ様でした。
今年度、食品生命科学科には、社会のニーズに応えて「食品生命情報科学」や「食品機能学」などの新設科目も開講されました。本学科では、他の学部学科にはない食と生命科学に特化した独自のカリキュラムにより、食品の開発、機能性評価、成分分析、品質管理、製造プロセス、またそれらを支える最先端のバイオテクノロジーに関する専門知識・技術を身につけることができます。
皆さんが将来、”食と生命科学の専門家”として社会で活躍できるよう、全力でサポートします。
本HPも参考にして(できればPCで閲覧することをお勧めします)、ぜひ食品生命科学科の受験をご検討ください。
食品生命科学科では、1年次、2年次に学外に出て学ぶ研修旅行を実施しています。本年度の1年生の研修旅行は、コロナ対策を行いながら静岡近郊で実施しました。いくつかの制約はありましたが、イチゴ狩りなどを体験し、楽しみながら地域食材を学ぶことができました。
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食品生命科学科では、1年次、2年次に学外に出て学ぶ研修旅行を実施しています。本年度の1年生の研修旅行は、コロナ対策を行いながら静岡近郊で実施しました。いくつかの制約はありましたが、イチゴ狩りなどを体験し、楽しみながら地域食材を学ぶことができました。
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12月11日に開催された日本食品科学工学会中部支部大会で、食品生命科学科4年の瀨畑唯杏さん(食品物理学研究室所属)、熊田恒希さん(同研究室所属)、増田みゆさん(食品化学研究室所属)、中村唯さん(食品衛生学研究室所属)が、それぞれの発表で優秀賞を受賞しました。
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演題:馬鈴薯糊化澱粉粒上に出現する雪華模様の窪み形成とその特徴
発表者:瀨畑唯杏、長嶋剣、本同宏成(食品物理学研究室)
演題:チョコレート融解時の摩擦係数変化測定
発表者:熊田恒希、本同宏成(食品物理学研究室)
演題:大豆不快臭の効率的マスキングに向けた香料素材の時系列官能プロファイル解析
発表者:増田みゆ、寺田祐子、中野祥吾、伊藤圭祐(食品化学研究室)
演題:褐変抑制効果を有する微生物の性状およびその活性物質の探索
発表者:中村唯、黒川香緒里、島村裕子、小林文男、増田修一(食品衛生学研究室)
12月11日に開催された日本食品科学工学会中部支部大会で、食品生命科学科4年の瀨畑唯杏さん(食品物理学研究室所属)、熊田恒希さん(同研究室所属)、増田みゆさん(食品化学研究室所属)、中村唯さん(食品衛生学研究室所属)が、それぞれの発表で優秀賞を受賞しました。
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演題:馬鈴薯糊化澱粉粒上に出現する雪華模様の窪み形成とその特徴
発表者:瀨畑唯杏、長嶋剣、本同宏成(食品物理学研究室)
演題:チョコレート融解時の摩擦係数変化測定
発表者:熊田恒希、本同宏成(食品物理学研究室)
演題:大豆不快臭の効率的マスキングに向けた香料素材の時系列官能プロファイル解析
発表者:増田みゆ、寺田祐子、中野祥吾、伊藤圭祐(食品化学研究室)
演題:褐変抑制効果を有する微生物の性状およびその活性物質の探索
発表者:中村唯、黒川香緒里、島村裕子、小林文男、増田修一(食品衛生学研究室)
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発表演題:食中毒菌由来膜小胞の性状および炎症反応に対するカテキンの影響
発表者:大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
【研究概要】 食中毒菌は、毒素などの病原因子を内包した球状の膜構造体である膜小胞を放出します。本研究では、食中毒菌由来膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶に含まれるカテキンが抑制することを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌由来膜小胞をターゲットにしたカテキンによる新たな食中毒制御法の開発が期待できます。
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発表演題:食中毒菌由来膜小胞の性状および炎症反応に対するカテキンの影響
発表者:大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
【研究概要】食中毒菌は、毒素などの病原因子を内包した球状の膜構造体である膜小胞を放出します。本研究では、食中毒菌由来膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶に含まれるカテキンが抑制することを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌由来膜小胞をターゲットにしたカテキンによる新たな食中毒制御法の開発が期待できます。
γ-アミノ酪酸(GABA)は、トマトや発芽玄米などに含まれているアミノ酸の一種であり、ストレス緩和、血圧改善、睡眠の質改善などの機能性成分として知られています。
食品蛋白質工学研究室の髙木啓詞さん(博士3年)、中野祥吾准教授、伊藤創平准教授らは、バイオインフォマティクスを活用することで、GABA合成酵素の性能を改善し、GABAを簡便、迅速に合成する方法を構築しました。
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本研究成果は、Wiley-VCH社の国際化学雑誌『ChemBioChem』の表紙に選ばれ、11月5日付けで電子版原著論文が掲載されました。
γ-アミノ酪酸(GABA)は、トマトや発芽玄米などに含まれているアミノ酸の一種であり、ストレス緩和、血圧改善、睡眠の質改善などの機能性成分として知られています。
食品蛋白質工学研究室の髙木啓詞さん(博士3年)、中野祥吾准教授、伊藤創平准教授らは、バイオインフォマティクスを活用することで、GABA合成酵素の性能を改善し、GABAを簡便、迅速に合成する方法を構築しました。
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本研究成果は、Wiley-VCH社の国際化学雑誌『ChemBioChem』の表紙に選ばれ、11月5日付けで電子版原著論文が掲載されました。
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【採択課題】
・小塚康平(食品蛋白質工学研究室)
配列データベースを活用した酵素改変法”酵素パーツリモデリング法”の開発と検証
・尾城一恵(食品化学研究室)
匂い物質結合タンパク質を用いたヒト嗅覚受容体マッピング法の開発
大学院 修士2年の小塚康平さんと尾城一恵さんが、日本学術振興会の特別研究員DC1に採用内定しました!
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【採択課題】
・小塚康平(食品蛋白質工学研究室)
配列データベースを活用した酵素改変法”酵素パーツリモデリング法”の開発と検証
・尾城一恵(食品化学研究室)
匂い物質結合タンパク質を用いたヒト嗅覚受容体マッピング法の開発
大学院 博士課程3年の本山智晴さん(食品蛋白質工学研究室)の研究成果の記事が静岡新聞とそのHPに掲載されました。
本研究成果は、アーモンド様の香気を持つピラジン類について新しい合成経路を発見したもので、食品や医薬品など、ピラジン類を原料として用いる様々な産業分野への応用が期待できます。研究概要は本HPのNews(7/20)、または静岡新聞HPをご覧ください。
本山さんは優れた研究業績を上げることが期待される学生として、2019年に日本生物工学会から奨励賞(飛翔賞)を授与されており、また日本学術振興会の特別研究員DC1にも採用されています。今後も研究者としての活躍を大いに期待しています!
大学院 博士課程3年の本山智晴さん(食品蛋白質工学研究室)の研究成果の記事が静岡新聞とそのHPに掲載されました。
本研究成果は、アーモンド様の香気を持つピラジン類について新しい合成経路を発見したもので、食品や医薬品など、ピラジン類を原料として用いる様々な産業分野への応用が期待できます。研究概要は本HPのNews(7/20)、または静岡新聞HPをご覧ください。
本山さんは優れた研究業績を上げることが期待される学生として、2019年に日本生物工学会から奨励賞(飛翔賞)を授与されており、また日本学術振興会の特別研究員DC1にも採用されています。今後も研究者としての活躍を大いに期待しています!
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【発表者】内村美里、尾城一恵、土屋さくら、寺田祐子、伊藤圭祐
【演題】フレーバー感知に関わるヒト味覚・嗅覚受容体の網羅的解析システムの開発
【概要】ヒトは食品の味や香り(フレーバー)を、口にある味覚受容体、鼻にある嗅覚受容体によって感知しています。内村さんはこれらの受容体への食品成分の作用を迅速・簡便に解析できる革新的な技術を開発しました。本技術は多くの食品企業から高く評価され、おいしい食品の開発への応用が期待されています。
2021年8月26日〜28日にweb開催された日本食品科学工学会第68回大会で、食品化学研究室の内村美里さん(修士1年)が会頭賞(企業賞)を受賞しました。
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【発表者】内村美里、尾城一恵、土屋さくら、寺田祐子、伊藤圭祐
【演題】フレーバー感知に関わるヒト味覚・嗅覚受容体の網羅的解析システムの開発
【概要】ヒトは食品の味や香り(フレーバー)を、口にある味覚受容体、鼻にある嗅覚受容体によって感知しています。内村さんはこれらの受容体への食品成分の作用を迅速・簡便に解析できる革新的な技術を開発しました。本技術は多くの食品企業から高く評価され、おいしい食品の開発への応用が期待されています。
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本研究成果は、日本食品科学工学会 第68回大会 (2021年8月26日~28日・オンライン開催) にて発表されました。
食品衛生学研究室の増田修一教授、島村裕子助教が、森永乳業株式会社(以下、森永乳業) との共同研究により、黄色ブドウ球菌由来膜小胞が誘導する炎症・アレルギー反応を微酸性電解水 (次亜塩素酸水) が抑制することを明らかにしました。
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本研究成果は、日本食品科学工学会 第68回大会 (2021年8月26日~28日・オンライン開催) にて発表されました。
本年度のオープンキャンパスは8/12にweb上で開催することとなりました。模擬授業や学生インタビュー、キャリア支援についてなど、学部学科の概要が分かります。個別面談も実施するので、是非ご参加ください!
オープンキャンパス特設サイトは8/10にオープンしました!
本年度のオープンキャンパスは8/12にweb上で開催することとなりました。模擬授業や学生インタビュー、キャリア支援についてなど、学部学科の概要が分かります。個別面談も実施するので、是非ご参加ください!
オープンキャンパス特設サイトは8/10にオープンしました!
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静岡テックグランプリは、株式会社リバネスが主催する創業支援プログラム(テックプランター)の研究成果社会実装プランコンテストです。多くのパートナー企業の協力のもと、企業や大学などの研究機関が有する、世界を変える可能性のあるリアルテック領域の優れたシーズ研究を発掘・育成する取り組みです。
尾城さんは、自身が中心となって研究に取り組んできた「ヒト味覚・嗅覚受容体の応答評価を基盤とした味と香りの分子設計技術」についてプレゼンを行い、パートナー企業のエグゼクティブ層から高く評価していただきました。
食品化学研究室の尾城一恵さん(大学院薬食生命科学総合学府 修士2年)が、7月24日(土)に開催された第4回静岡テックプラングランプリで企業賞(ヤマハ発動機賞)を受賞しました。
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静岡テックグランプリは、株式会社リバネスが主催する創業支援プログラム(テックプランター)の研究成果社会実装プランコンテストです。多くのパートナー企業の協力のもと、企業や大学などの研究機関が有する、世界を変える可能性のあるリアルテック領域の優れたシーズ研究を発掘・育成する取り組みです。
尾城さんは、自身が中心となって研究に取り組んできた「ヒト味覚・嗅覚受容体の応答評価を基盤とした味と香りの分子設計技術」についてプレゼンを行い、パートナー企業のエグゼクティブ層から高く評価していただきました。
EDMPはアーモンド様の好ましい香りを持ち、焼き菓子、アイスクリーム、清涼飲料、肉製品など、様々な加工食品に添加されている香気物質です。 これまで、EDMPなどのピラジン類は加熱によって産生すると考えられてきましたが、本山さんはEDMPが酵素によってアミノ酸から生合成されることを発見しました。
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酵素による反応は温和な条件下で進行するため、本発見は環境にやさしいピラジン合成法の開発にも応用できる可能性があります。
本研究成果は英語原著論文として、Communications Chamistry誌(Springer Nature社)に掲載されました。
T. Motoyama, S. Nakano, F. Hasebe, R. Miyata, S. Kumazawa, N. Miyoshi, S. Ito. Chemoenzymatic synthesis of 3-ethyl-2,5-dimethylpyrazine by L-threonine 3-dehydrogenase and 2-amino-3-ketobutyrate CoA ligase/L-threonine aldolase. Commun. Chem. (2021), 4, 108.
食品蛋白質工学研究室の本山智晴さん(博士3年)が、ピラジン(EDMP)の新しい生合成経路を発見しました!
EDMPはアーモンド様の好ましい香りを持ち、焼き菓子、アイスクリーム、清涼飲料、肉製品など、様々な加工食品に添加されている香気物質です。これまで、EDMPなどのピラジン類は加熱によって産生すると考えられてきましたが、本山さんはEDMPが酵素によってアミノ酸から生合成されることを発見しました。
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酵素による反応は温和な条件下で進行するため、本発見は環境にやさしいピラジン合成法の開発にも応用できる可能性があります。
本研究成果は英語原著論文として、Communications Chamistry誌(Springer Nature社)に掲載されました。
T. Motoyama, S. Nakano, F. Hasebe, R. Miyata, S. Kumazawa, N. Miyoshi, S. Ito. Chemoenzymatic synthesis of 3-ethyl-2,5-dimethylpyrazine by L-threonine 3-dehydrogenase and 2-amino-3-ketobutyrate CoA ligase/L-threonine aldolase. Commun. Chem. (2021), 4, 108.
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本研究は、チョコレートを型に入れて固める際、型に接している部分ではココアバターの結晶が規則正しく並んでいるのに対し、空気と接している部分では結晶の向きがバラバラであることを初めて明らかにしたものです。
一見均一に見えるチョコレートも、詳しく見ると実は場所により違いがあることが分かりました。 結晶化プロセスをコントロールすることで、おいしさや口溶け、さらに見栄えも良いチョコレートの開発に役立つことが期待されます。
F. Kaneko, K. Oonishi, H. Uehara, H. Hondoh. Polarized FTIR ATR spectroscopic study on the structure of chocolate: Influence of mold on fat crystalline structures. Cryst. Growth Des., (2021) 21(6), 3290-3298.
食品物理学研究室と大阪大学、日清オイリオグループ株式会社の共同研究成果が国際学術誌Crystal Growth & Designに掲載され、アメリカ化学会(ACS)のWeekly PressPacで取り上げられました。
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チョコレート中の脂肪分(ココアバター)は特有の結晶を形成しており、その構造が味や食感に大きく影響を与えます。
本研究は、チョコレートを型に入れて固める際、型に接している部分ではココアバターの結晶が規則正しく並んでいるのに対し、空気と接している部分では結晶の向きがバラバラであることを初めて明らかにしたものです。
一見均一に見えるチョコレートも、詳しく見ると実は場所により違いがあることが分かりました。結晶化プロセスをコントロールすることで、おいしさや口溶け、さらに見栄えも良いチョコレートの開発に役立つことが期待されます。
F. Kaneko, K. Oonishi, H. Uehara, H. Hondoh. Polarized FTIR ATR spectroscopic study on the structure of chocolate: Influence of mold on fat crystalline structures. Cryst. Growth Des., (2021) 21(6), 3290-3298.
食品生命科学科では、受験を考えている高校生向けの体験実験教室「食品サマースクール」を実施予定です。大学生や教員から直接話を聞くこともできますので、少しでも本学科に興味のある方は是非、参加をご検討ください。詳細は決まり次第、学部・学科のHPなどで告知します。
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日時:2021年8月17日(火)10時〜16時頃
場所:静岡県立大学
内容:食品と生命に関する体験実験、研究室見学
対象:高校1〜3年生
※事前予約制です。予約受付開始は後日ですので、参加を希望する方はHPをチェックしておいてください。
※現時点では、感染症対策を徹底した上で対面での実施を予定しています。ただし、今後の状況変化によって中止となる場合や、実施内容に変更が生じる可能性もありますので、予めご了承ください。
食品生命科学科では、受験を考えている高校生向けの体験実験教室「食品サマースクール」を実施予定です。大学生や教員から直接話を聞くこともできますので、少しでも本学科に興味のある方は是非、参加をご検討ください。詳細は決まり次第、学部・学科のHPなどで告知します。
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日時:2021年8月17日(火)10時〜16時頃
場所:静岡県立大学
内容:食品と生命に関する体験実験、研究室見学
対象:高校1〜3年生
※事前予約制です。予約受付開始は後日ですので、参加を希望する方はHPをチェックしておいてください。
※現時点では、感染症対策を徹底した上で対面での実施を予定しています。ただし、今後の状況変化によって中止となる場合や、実施内容に変更が生じる可能性もありますので、予めご了承ください。
日本農芸化学会は、バイオサイエンス・バイオテクノロジーを中心とする多彩な領域の研究者、技術者、学生、団体等によって構成される、大規模な学会です。
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小塚さんの研究者としての新しい可能性を広げるために助成金が授与され、また企業研究者からのアドバイスをもらえるなど、産学官連携の機会がサポートされます。
【受賞者】
小塚康平(大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻 博士前期課程2年 食品蛋白質工学研究室所属 )
「次世代酵素創生技術"酵素パーツモデリング"によりバイオ産業の創出を加速させる」
日本農芸化学会は、バイオサイエンス・バイオテクノロジーを中心とする多彩な領域の研究者、技術者、学生、団体等によって構成される、大規模な学会です。
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小塚さんの研究者としての新しい可能性を広げるために助成金が授与され、また企業研究者からのアドバイスをもらえるなど、産学官連携の機会がサポートされます。
【受賞者】
小塚康平(大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻 博士前期課程2年 食品蛋白質工学研究室所属 )
「次世代酵素創生技術"酵素パーツモデリング"によりバイオ産業の創出を加速させる」
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令和2年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。今回の受賞対象となった研究はいずれも食品加工などに用いることができる酵素・蛋白質の改良・生産技術の開発に関するものです。食品産業を支えるバイオテクノロジーの重要性がよく分かります。
【受賞対象研究】
石田千晴さん「超耐熱性L-アミノ酸酸化酵素の開発とD-アミノ酸生産への応用」
栗田涼子さん「新しい酵母株と新しい遺伝子発現スイッチでつくる、新しい組換え蛋白質生産システム」
宮本萌衣さん「折りたたまれやすい蛋白質や酵素のアミノ酸配列を、バクテリオファージに試させ、選ばせる!」
食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
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令和2年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。今回の受賞対象となった研究はいずれも食品加工などに用いることができる酵素・蛋白質の改良・生産技術の開発に関するものです。食品産業を支えるバイオテクノロジーの重要性がよく分かります。
【受賞対象研究】
石田千晴さん「超耐熱性L-アミノ酸酸化酵素の開発とD-アミノ酸生産への応用」
栗田涼子さん「新しい酵母株と新しい遺伝子発現スイッチでつくる、新しい組換え蛋白質生産システム」
宮本萌衣さん「折りたたまれやすい蛋白質や酵素のアミノ酸配列を、バクテリオファージに試させ、選ばせる!」
4月6日、7日に令和3年度の学部・学科ガイダンスが実施されました。
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今年度は感染症対策を十分に取った上で、可能な限り対面での講義・実習が再開される見込みです。
皆さんが4年間で大いに成長してくれることを期待しています!教員も全力でサポートするので、これから一緒に頑張りましょう。
4月6日、7日に令和3年度の学部・学科ガイダンスが実施されました。
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今年度は感染症対策を十分に取った上で、可能な限り対面での講義・実習が再開される見込みです。
皆さんが4年間で大いに成長してくれることを期待しています!教員も全力でサポートするので、これから一緒に頑張りましょう。
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入場時の検温・消毒、時間の短縮、来場者の制限、座席間隔の確保といった感染防止対策を徹底した上で実施されました。
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この1年はコロナ禍で様々な制約がありましたが、それぞれが工夫と努力を重ねたことで、逆境を乗り越える強さを身につけることもできたのではないかと思います。
4年間の大学生活に加えてこの貴重な学びも糧として、卒業後はそれぞれの分野で活躍されることを祈念しています!
3月19日にグランシップおよび谷田キャンパス(食品栄養科学部棟カレッジホール)において、令和2年度の学位記授与式が挙行されました。
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入場時の検温・消毒、時間の短縮、来場者の制限、座席間隔の確保といった感染防止対策を徹底した上で実施されました。
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この1年はコロナ禍で様々な制約がありましたが、それぞれが工夫と努力を重ねたことで、逆境を乗り越える強さを身につけることもできたのではないかと思います。
4年間の大学生活に加えてこの貴重な学びも糧として、卒業後はそれぞれの分野で活躍されることを祈念しています!
2月17日に食品生命科学科の卒業研究発表会が開催されました。
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本年度はコロナ対策のため、発表会場での聴講はマスク着用、換気、アルコール消毒などの感染症予防に十分に努めた上で最少人数とし、オンラインとハイブリッド形式での開催となりました。
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4年間の集大成として各研究室から食品や生命科学に関する様々な研究成果が発表され、例年以上に活発なディスカッションが繰り広げられました。
4年生の皆さん、お疲れ様でした!
※優秀な発表をした学生に与えられるベストプレゼンテーション賞については、また後日掲載予定です。
2月17日に食品生命科学科の卒業研究発表会が開催されました。
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本年度はコロナ対策のため、発表会場での聴講はマスク着用、換気、アルコール消毒などの感染症予防に十分に努めた上で最少人数とし、オンラインとハイブリッド形式での開催となりました。
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4年間の集大成として各研究室から食品や生命科学に関する様々な研究成果が発表され、例年以上に活発なディスカッションが繰り広げられました。
4年生の皆さん、お疲れ様でした!
※優秀な発表をした学生に与えられるベストプレゼンテーション賞については、また後日掲載予定です。
2021年2月15日
食品化学研究室の松山南さん(修士2年)が新しい辛味評価法を開発し、英語原著論文が国際誌に掲載されました。
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辛味はおいしさに関わる重要な味の一つですが、持続性や蓄積性があるため、ヒトの感覚による定量的評価は難しいことが課題です。松山さんは辛味の感知に関わる受容体が活性化するメカニズムに着目し、辛味強度に応じて”光”が発せられる新しい辛味測定システムを開発しました。辛味を客観的に評価できるこの方法は、スパイスやカレーなど、様々な食品の開発に応用が期待できます。
M. Matsuyama, Y. Terada, T. Yamazaki-Ito, K. Ito. A luminescence-based human TRPV1 assay system for quantifying pungency in spicy foods. Foods, (2021) 10, 151.
2021年2月15日
食品化学研究室の松山南さん(修士2年)が新しい辛味評価法を開発し、英語原著論文が国際誌に掲載されました。
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辛味はおいしさに関わる重要な味の一つですが、持続性や蓄積性があるため、ヒトの感覚による定量的評価は難しいことが課題です。松山さんは辛味の感知に関わる受容体が活性化するメカニズムに着目し、辛味強度に応じて”光”が発せられる新しい辛味測定システムを開発しました。辛味を客観的に評価できるこの方法は、スパイスやカレーなど、様々な食品の開発に応用が期待できます。
M. Matsuyama, Y. Terada, T. Yamazaki-Ito, K. Ito. A luminescence-based human TRPV1 assay system for quantifying pungency in spicy foods. Foods, (2021) 10, 151.
食品蛋白質工学研究室の中野祥吾助教が提案した研究課題が、科学技術振興会(JST)の研究プログラムである「さきがけ」に採択されました。
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「さきがけ」は、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な研究を推進するプログラムです。世界に先駆けて科学技術イノベーションの源泉となる成果を創出することを目的としています。
「離散的配列ブロックに基づく人工タンパク質配列自在設計技術の開発と応用」
全てのタンパク質に各種機能をコードする離散的配列ブロックが存在することを証明、これを組み合わせることで機能を自在に制御した人工タンパク質の配列設計を可能とする技術開発と応用を目指します。見込まれる成果は、食品、医薬品分野を含めた幅広い生命科学分野への貢献が期待されます。
2020年11月25日
食品蛋白質工学研究室の中野祥吾助教が提案した研究課題が、科学技術振興会(JST)の研究プログラムである「さきがけ」に採択されました。
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「さきがけ」は、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な研究を推進するプログラムです。世界に先駆けて科学技術イノベーションの源泉となる成果を創出することを目的としています。
「離散的配列ブロックに基づく人工タンパク質配列自在設計技術の開発と応用」
全てのタンパク質に各種機能をコードする離散的配列ブロックが存在することを証明、これを組み合わせることで機能を自在に制御した人工タンパク質の配列設計を可能とする技術開発と応用を目指します。見込まれる成果は、食品、医薬品分野を含めた幅広い生命科学分野への貢献が期待されます。
2020年10月6日
いよいよ後期です!食品生命科学科ではリモートと共に対面での講義や実習が始まるため、これから大学で過ごす1年生に向けて、コロナ対策やカリキュラムの変更点、学生生活などについて再度ガイダンスを行いました。
学生さんたちはグループに分かれて交流し、すっかり打ち解けた様子でした。今年は学生さんにとっても教員にとっても初めての試みばかりで手探り状態ですが、ポジティブに学生生活を楽しめるように、一緒に頑張っていきましょう♪
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2020年10月6日
いよいよ後期です!食品生命科学科ではリモートと共に対面での講義や実習が始まるため、これから大学で過ごす1年生に向けて、コロナ対策やカリキュラムの変更点、学生生活などについて再度ガイダンスを行いました。
学生さんたちはグループに分かれて交流し、すっかり打ち解けた様子でした。今年は学生さんにとっても教員にとっても初めての試みばかりで手探り状態ですが、ポジティブに学生生活を楽しめるように、一緒に頑張っていきましょう♪
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2020年10月5日
9月26日にオンライン発表で開催された2020年度日本農芸化学会第187回中部支部例会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程2年の黒川香緒里さん(食品衛生学研究室所属)が、優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる中部支部企業奨励賞を受賞しました。
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○黒川香緒里、島村裕子、小林文男*、増田修一(静岡県大、*ラヴィアンサンテ)
「微生物によるメイラード反応抑制効果とその最適条件の検討」
2020年10月5日
9月26日にオンライン発表で開催された2020年度日本農芸化学会第187回中部支部例会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程2年の黒川香緒里さん(食品衛生学研究室所属)が、優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる中部支部企業奨励賞を受賞しました。
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○黒川香緒里、島村裕子、小林文男*、増田修一(静岡県大、*ラヴィアンサンテ)
「微生物によるメイラード反応抑制効果とその最適条件の検討」
2020年10月5日
食品化学研究室が進めている「おいしさの分子設計技術の開発」についての紹介記事が、10月5日発行の日本食糧新聞(食に特化した業界主要紙)に掲載されました。
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「おいしさの分子設計技術の開発」:新技術開発〜食品開発を見据えた味覚・嗅覚研究最前線〜日本食糧新聞社 2020年10月5日
2020年10月5日
食品化学研究室が進めている「おいしさの分子設計技術の開発」についての紹介記事が、10月5日発行の日本食糧新聞(食に特化した業界主要紙)に掲載されました。
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「おいしさの分子設計技術の開発」:新技術開発〜食品開発を見据えた味覚・嗅覚研究最前線〜日本食糧新聞社 2020年10月5日
2020年9月25日
大学院博士前期課程1年の澤野桃子さん(食品工学研究室所属)が8月7~16日にweb上で開催された「日本食品工学会第21回年次大会」で、優秀発表賞を受賞しました。同賞はweb発表された全演題の中から会員の相互投票において、多くの票を獲得した発表に与えられる賞です。
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○澤野桃子, 増田勇人*, 伊與田浩志*, 下山田真(静岡県大食, *阪市大院工)
「フリージング中の撹拌速度によるアイスクリームの気泡・脂肪球サイズ制御に関する研究」
2020年9月25日
大学院博士前期課程1年の澤野桃子さん(食品工学研究室所属)が8月7~16日にweb上で開催された「日本食品工学会第21回年次大会」で、優秀発表賞を受賞しました。同賞はweb発表された全演題の中から会員の相互投票において、多くの票を獲得した発表に与えられる賞です。
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○澤野桃子, 増田勇人*, 伊與田浩志*, 下山田真(静岡県大食, *阪市大院工)
「フリージング中の撹拌速度によるアイスクリームの気泡・脂肪球サイズ制御に関する研究」
2020年8月7日
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「学生がチョコレート専門店とケーキを共同開発し、販売」蛍雪時代(旺文社)”キャンパスNews” 2020年9月号172p
2020年8月7日
食品栄養科学部の学生サークルFood Laboがクラフトチョコレート専門店と共同開発したチョコレートケーキに関する紹介記事が、旺文社の受験情報誌「蛍雪時代」に掲載されました。
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商品は春らしい桜をモチーフとしたチョコレートケーキで、酸味と甘味のバランスにこだわり、茶葉の香りもアクセントになっています。現在は販売期間が終了し、第二弾の商品開発が進められています。
「学生がチョコレート専門店とケーキを共同開発し、販売」蛍雪時代(旺文社)”キャンパスNews” 2020年9月号172p
2020年8月4日
日本農芸化学会2020年度大会において、山本深月さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス※に選定され、また優秀ポスター発表演題としても選出されました。
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※日本農芸化学会大会は年一回開催され、2,500以上の演題が発表される大規模な生命科学系の全国大会です。学術的・社会的インパクトの観点において各分野で最も優秀な演題が大会トピックスとして選定され、報道機関各社へ情報提供されます。
2020年8月4日
日本農芸化学会2020年度大会において、山本深月さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス※に選定され、また優秀ポスター発表演題としても選出されました。
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本研究では、鶏卵に含まれるタンパク質が舌の味蕾にある“コク味”の受容体を活性化させることを発見し、さらに鶏卵タンパク質よりも80倍高機能な“コク味”成分の創製にも成功しました。このことより、従来の常識では味への寄与が無いと考えられてきた食品中のタンパク質成分が、実は、おいしさを左右するほど重要な“コク味”の機能を持つことが初めて示されました。 今後、科学的根拠に基づいたおいしい食品の開発に応用が期待されます。
※日本農芸化学会大会は年一回開催され、2,500以上の演題が発表される大規模な生命科学系の全国大会です。学術的・社会的インパクトの観点において各分野で最も優秀な演題が大会トピックスとして選定され、報道機関各社へ情報提供されます。
2020年8月1日
食品生命科学科では、AIなどの情報科学を取り入れた専門的な教育・研究を推進するため、「食品生命情報科学」分野の研究室、科目を新設します。本分野は、物質としての食品や関連成分などの製造、品質管理、分析、あるいは機能評価などに関する実践的な情報科学分野を専門とし、本学科の強みである最先端バイオテクノロジーの一翼を担います。
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2020年8月1日
食品生命科学科では、AIなどの情報科学を取り入れた専門的な教育・研究を推進するため、「食品生命情報科学」分野の研究室、科目を新設します。本分野は、物質としての食品や関連成分などの製造、品質管理、分析、あるいは機能評価などに関する実践的な情報科学分野を専門とし、本学科の強みである最先端バイオテクノロジーの一翼を担います。
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2020年7月30日 食品生命科学科のオリジナルHP(このページ)が開設!
2020年7月6日 月例セミナー日程 (食品栄養科学専攻)
2020年6月9日 『理科教育学研究』月間アクセス数ランキングで上位ランクイン
2020年4月20日 卒業生が技術士補(農業部門)に登録し、承認される