食品栄養科学部 ・ 環境生命科学科では、2020年9月15日（火）に学部２年生と大学院修士1年生に対して課外授業（フィールドワーク）を実施しました。静岡大学地域フィールド科学教育研究センター　森林生態系部門　天竜ブランチにて、静岡大学農学部　水永博巳教授、栗原洋介特任助教のご指導の下、森林動物に関する実習と食材を中心とした植物調査が行われました。

尚、この授業は、新型コロナウィルス感染拡大防止対策を行った上で実施されました。２週間前から健康観察表と新型コロナウィルス接触アプリ（COCOA）による体調不良、発熱など健康状態のチェック、密集場所および密接場面を避けて、消毒を徹底して行われました。

午前中は栗原先生による森林動物に関する実習が行われました。

前日に仕掛けたエサ（ピーナッツ）入りの巣箱を回収して、ネズミや昆虫等の捕獲作業を通して、森林の生態調査を行いました。結果は、捕獲できませんでしたが、栗原先生が以前に捕獲したネズミを観察しました。

ゾウムシの生息状況を学習するために、ツバキの実を取り、実の中の状態を調べました。ゾウムシの成虫や幼虫はツバキの種子を食べて成長するそうです。ゾウムシが種子を食べた跡や、ゾウムシの幼虫が観察されました。

午後は水永先生による植物調査です。

それぞれの木の高さを測量用ポールで測り、植生断面図をスケッチしました。これにより、森林中の木の種類や平均高さの構成と成長状況が分かります。この後、植生木の種類の説明や木の葉の匂いを感じることができました。

最後は山頂近くまで登って、記念撮影が行われました。

この課外授業は、毎年2泊3日で行われますが、今年は1日で終えました。来年は新型コロナウィルスが終息されることを祈るばかりです。

静岡大学の先生方、本当にお世話になりました。