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在校生インタビュー

食料問題を食の科学の力で解決したい
食品生命科学科2年生(2021年度入学)
内田 花那さん

世界の飢餓問題に興味があります

中学生のころから食品を購入する際に見る食品表示に知らない添加物の名前が多く書かれていることに興味を持ち、表示を理解したいと思っていました。また、高校の地理の資料集で世界では多くの子供が飢餓によって亡くなっているという事実を知り、出来上がった食品を支援として届けるだけでなく、地域の特性や食文化を理解したうえで持続可能な食料支援をできないかと考えるようになりました。これらを高校の頃に興味を持った化学の力を使って実現するために、食品の感覚・嗜好や栄養機能について、様々な視点から学ぶことのできる食品生命科学科を選びました。

日々新たな知識を得ることにやりがいを感じています

食品の3つの機能(栄養機能、感覚・嗜好機能、生体調節機能)について、化学、生物、物理を中心に基礎から応用まで幅広く勉強します。専門的な知識を持つ先生方から、どのようなことを研究しているのか聞くことができ、自分の知らない知識を毎日得ることができる環境はとても楽しく、難しい勉強にもやりがいを感じています。また、一年次から実験があり、結果を予想して考察するという過程を通じて主体的な学びを実現できます。

大学院に進学してとことん研究してみたいです

現時点では、大学院に進学しようと考えています。大学に進学する際、自分の興味のある食について自分が納得いくまでとことん研究してみたいと考えていました。実際に入学して授業を通して多くのことを学ぶ中で、大学院に進学をすることで更なる知識や経験を得たいという思いが強くなりました。今は自分が食品という分野の中でも何に興味があるのか、どんなことについてもっと学びを深めたいのかを明確にするために、より多くの講義を選択し、関心を持つように心がけています。

食品に興味のある人にお勧めです

食品生命科学科は食品のおいしさや健康機能に興味があり、最先端の食品の技術者を目指す人にお勧めです。食品に含まれている成分の話や、どのようにして加工され、安全に流通しているかなど様々な視点から食品を学ぶことができます。私は、入学するときも食品に興味がありましたが、多くの授業を受けてきたことでさらに関心が深まり、以前は考えてもいなかった分野にも興味を持つようになりました。優しい先生方と充実した学習ができる良い環境がそろっているのも大きな魅力の一つです。この学科で学ぶと食に興味がある方だけでなく、やりたいことをこれから見つけたい方も夢中になれる何かがきっと見つかると思います。

私のおすすめ授業はこれ!!

食品物理学

食品のおいしさについて以前から興味があり、それは食品に含まれる化合物による味や香りにのみ起因する、と考えていました。しかし食品物理学の授業を聞く中で、テクスチャーもおいしさを追求するうえで重要な要素だと知ることができました。私の狭い考え方を変えてくれた講義の一つであり、毎回の授業が未知なことが大変多く、とても興味深かったため特に印象に残っています。