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在校生インタビュー

環境と食の未来を担う人材を目指して
環境生命科学科3年生
竹浪さん (在校生)

この学部・学科を選んだ理由

高校生の時、進学先に悩んでいたところ、食品栄養科学部というあまり聞かないような学部名が目に留まり、魅力を感じたため進学を決めました。また、もともと自然や環境に関することに興味があったため、それらに関わることのできる環境生命科学科を選択しました。現在、私達が生活しているこの地球は地球温暖化やそれに伴う異常気象、食料危機など様々な問題を抱えています。本学科は食・環境への理解を通して、それら諸問題を解決へと導けるような人物になれる可能性を秘めています。そんな可能性に満ちているところに惹かれ、この学科を選択しました。

学んでいる内容について

食品に関する「食品化学」や「食品学総論」に加え、「環境微生物学」や「植物環境学」など生物と環境の間の相互作用などについて学びます。1年次は物理学、生物学などの応用的な内容への基盤づくりや情報科学などのデータ整理の手引となる基礎的な科目を学習し、基本的な知識を習得します。2年次以降はそれらを踏まえた上で、生物・食品・環境間の相互作用や環境問題とのつながりなど応用的な学習に入ります。また、環境分析や調査などの手法を実際に見て確かめることのできるフィールドワークなどの実習・実験も充実しているため、より理解を深めることが出来ます。

卒業後の進路について

正直に言うとまだ決まっていません。強いて言えば、植物に関わる仕事に少しだけ興味があります。2年次に受講する「植物生理学」や「食料生産学」、「植物環境学」で植物について学習するうちに、植物という分野がとても奥深いものだと知りました。私は植物の中でも食料として扱われる植物の研究をしてみたいと思っています。植物を突き詰めていけば、食料問題をはじめとした多くの難題を解決できると感じています。今はまだ漠然とした展望しかありませんが、私はそんなポテンシャルを秘めた「植物」という分野を将来の選択肢の1つとしています。

この学科への入学を目指す学生に

この学科では主に化学・生物系の内容について学びます。この学科を目指す人の中には、環境に興味はあるけど化学が苦手だから入学はやめておこう、生物は専攻してこなかったから自分には向いてないという考えを持っている人もいると思います。ですが、入学において何よりも優先すべきは自然や環境に対する好奇心です。知識の面に関して言えば、本学が誇る数多の教師陣の皆様による丁寧かつ明瞭な講義のおかげで効率的に学びを得ることが出来るので、高校で物理専攻だったり、化学が苦手だったりした人も諦めず入学を目指してください。

私のおすすめ授業はこれ!!

植物生理学

この講義では、我々動物のように意思を持って動くという事 が出来ない植物達が、周辺の環境の変化に対し、どのように適 応し、どのように生きているのかを学びます。植物の構造や光 合成に関する反応、植物ホルモンについてなど、植物について 様々な事を学びます。予備知識が全くなくても、先生が表や図 や動画などを多く使用してくれるため、視覚的に分かりやすい 講義となっています。高校では学ばないような植物のことにつ いて学習していくため、1 回の講義で最低1 つは新たな学びを 得られ、新しい興味を持つことが出来る非常に新鮮で奥が深い 講義です。