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在校生インタビュー

味・香り・安全まで!食品を丸ごと学ぶ
食品生命科学科4年生
小林さん (在校生)

この学部・学科を選んだ理由

もともと食べることが好きで、食品について学べる大学に行きたいと考えていました。特に食品の機能について興味があり、食品中の成分が生体内でどのように作用し、私たちの健康に影響を及ぼしているのか理解したいと思っていました。食品について学ぶには家政学系の学科に進む必要があると思っていましたが、本学の食品生命科学科では物質としての食品を扱っていると知り、魅力に感じました。研究活動も充実しており、実践的な知識と技術を身につけられる環境が整っていると感じたため、この学科を選びました。

学んでいる内容について

この学科では、食品について化学、生物 学、物理学的に学びます。食品成分の味 や香り、食感など食品そのものについて 学ぶ講義だけでなく、食品加工に利用さ れる酵素や微生物の働きを学ぶ講義、食 品の流通や包装、安全性などを学ぶ講義 などがあり、様々な側面から食品について学ぶことができます。また1 年次か ら実験があり、研究で使われる器具や測 定方法などについて知ることができ、基 礎技術を習得できます。実際に食品中の タンパク質を分析するような実験もあって面白いですし、結果を予想し、考察する力が身につきます。

卒業後の進路について

現時点では、卒業後に大学院へ進学するか就職するかはまだ決めていませんが、将来は食を通して人々の健康な生活を支えられるような職に就きたいと考えています。この学科で学んでいることはどの分野も興味深く、まだやりたいことを一つに絞れていません。入学した時には研究開発職に就いて食品の開発に携わりたいと思っていましたが、今は品質管理など、安全性に関わる分野にも興味を持っています。様々な視点から食品について学ぶ中で、自分が将来どのような形で食と関わりたいのか考えていきたいです。

この学科への入学を目指す学生に

食品生命科学科では、食品そのものについてはもちろん、新しい食品や素材を作るために必要なバイオテクノロジーに関する知識や技術も身につけることができるため、卒業生は食品産業を中心に、化粧品や医薬品産業など様々な分野で活躍しています。勉強は難しいと感じることもありますが、専門知識を持つ先生方から手厚いサポートを受けることができ、興味を持ったことを最大限に学べる環境が整っています。食品のおいしさや健康機能の研究、食品素材の開発などに興味がある方は、きっと楽しく学ぶことができると思います。

私のおすすめ授業はこれ!!

食品化学

食品化学は、食品素材に含まれる成分の化学構造や性質、そしてそれらが健康やおいしさへどう寄与しているのかなどを学ぶ講義です。また、実際の食品製造過程で利用されている加工方法についても具体的に知ることができます。穀類や野菜、肉、魚、発酵食品、調味料など普段から食べている食品について幅広く扱っているためイメージがしやすく、講義内容を実生活と結びつけながら楽しく学べます。この講義で得られる総合的な知識は、食品についてより深く学んでいく上での土台となり、他の講義でも役立っていると感じています。