- 食への関心と実体験から選んだ管理栄養士の道
- 栄養生命科学科4年生
- 髙橋さん (在校生)
食べることが大好きであることと、中学生の時に直接病院で管理栄養士さんに栄養指導を受けたことがきっかけです。そこで初めて管理栄養士という職業を知り、自分の好きな「食」に関わりながら人を支える仕事をしたいと思うようになりました。栄養生命科学科は、管理栄養士養成学科であり、かつ科学的な視点から物事を捉える力を身に着けることが出来るため、この学部・学科を選びました。
一年生の時は、化学や生物、物理など基本的なことを学ぶことが多いですが、どれも人や食品に深く関わっている基盤となる大切な内容です。二年生になってからは専門的な講義が増えていきます。例えば、人体のつくりや病気について学ぶ講義、各栄養素の代謝について学ぶ講義、給食を経営する方法を学ぶ講義などがあります。講義の中には、普段の生活に役立つ内容もあり、とても面白いです。どれも専門性が高く難しい内容が多いですが、新しい知識を得ることの喜びを感じています。
管理栄養士を目指すきっかけになったため、病院に就職したいと考えていますが、地域の人と密接に関わることが出来る福祉施設(介護老人ホームや児童養護施設など)にも興味があります。どちらにしても、一人ひとりの栄養状況を理解し、それに応じた対応が必要になってきます。専門的な知識をつけることはもちろんのこと、信頼関係を築くためにその人の考え方や本当に言いたいことを理解できるように、日頃から友達などの身近な人の観察をすることで、言葉だけでなく言動からも伝えたいことが読みとれるようになりたいです。
管理栄養士を目指す学生、食べることが大好きで人々の健康向上に貢献したいという学生にもってこいの学科です。少人数で実習も多いため、学科みんながとても仲が良く、また先生方との距離も近く心強いです。勉強が忙しくてバイトや部活、サークルの両立が難しいのでは?と思う方もいると思いますが、実際は忙しい中でも熱心に部活に参加したり、バイトをしたりしている友達も多く、充実した毎日を過ごしています。管理栄養士を目指すみなさんが入学されることを楽しみにしています。
栄養教育の場において、カウンセラーとしてクライアントの話を傾聴し行動変容を促す技術を学びます。専門的な知識を持っていても、それをクライアントに理解してもらうことが出来なければ意味がありません。専門的な知識を分かりやすくかみ砕いて伝えることはとても難しいですが、伝え方や聞き方次第でクライアントの気持ち・行動が変わってきます。学んだ技法を実際に演習してみると、簡単そうに見えても難しく、戸惑うことも多いです。しかし、クライアントが前向きな方向に向かっていくサポートが出来ていると感じ、とても興味深いです。