- 好きを極めて未来につなぐ、環境と食の道
- 環境生命科学科4年生
- 吉越さん (在校生)
私の祖父が野菜を作っていることや家から川や山が近かったことで、小さい頃から自然と触れ合う機会が多くありました。また、食べることも好きで、食と環境の両方に興味があり、食と環境の関連性について専門的に学べるため、この学科を選びました。本学科では実験やフィールドワークが充実しており、講義で理論を学ぶだけでなく、学んだことを実際に自分の目で確かめることで、より知識を深めることもできます。キャンパスが自然に囲まれているところに魅力を感じたこともこの学科を選んだ理由の一つです。
生物学や物理学、英語などの基礎科 目に加え環境・食品に関する講義を 幅広く学びます。学科特有の講義の例 としては、植物と環境の相互作用につ いて学ぶ「植物環境学」、環境中の微 生物について学ぶ「環境微生物学」な どがあり、身近に起きている自然現象 の仕組みや原因を学ぶことができま す。また、1 年次の実験では化学・物理・ 生物に関する基礎的な操作方法や原 理、2 年次の実験では実際に環境調 査で使われるような手法の基本的な 操作方法や原理を学びます。そのよう に、本学科では環境から食品まで幅 広く学ぶことができます。
はっきりと決めきれていませんが、 将来は測定や分析に関わる職業に 就きたいと考えています。高校時代 から工業製法や反応の原理にも興 味がありました。また、2 年次に受 けた「環境分析科学」の講義内で 機器の原理を学び、興味がより湧い てきたことに加え、実験も好きなた め、分析機器を扱う企業に就職しよ うと考えています。分析と一言で言っ ても、化学、医療、環境、食品な ど多くの分野があり、またその目的 も多岐にわたるため、在学中に様々 なことを経験し決めていきたいです。
この学科は環境問題や自然環境に興味がある人、化学や生物、実験が好きな人におすすめです。生物系の学部のため生物の講義が多いですが、物理選択の私でも理解できるため高校で何を選択したかはあまり関係ないです。また、この学科は他学科と比べ卒業に必要な単位数が少ないため自分の時間を作りやすいことや、科学系の資格であれば対策にもなる講義があるため、資格取得や語学勉強をしたい人にもおすすめです。卒業後の進路が決まっていない場合でも、本学科では様々な選択肢があるため入学後に決めることもできます。
この講義は、人口問題や環境問題、廃棄物問題など様々な問題に対し、グループに分かれ討論の形式で学生同士が話し合う講義です。議題について知識がなくても、先生が基本的な情報を解説してくださり、また討論の準備時間に調べることもできるため全員が参加できます。この講義の魅力は、他の人の意見を聞けたり、自分の意見に対し反対意見や質問が返ってきたりすることです。これによって様々な考え方や反論する力、現在の環境問題などを学ぶことができます。学年の制限がない講義のため、他学年の意見も聞くこともでき、とても充実した講義です。