韓国公州大学校と「大学生クッキングリレー」事業で交流

国際交流活動

 2018年12月、静岡県と韓国忠清南道の友好協定締結5周年を記念して、栄養生命科学科の学生(3年生13名、4年生3名)、大学院食品栄養科学専攻の院生1名と、公州大学校食品科学科の学生が、「両県道の特産品を使用した食育効果の高い弁当づくり」をテーマにレシピを考案し、調理・プレゼンテーションするワークショップを行いました。
公州大学校の学生は、忠清南道の特産品を使用し、韓国の伝統的な調理を駆使した「百済の香り弁当」「千里撰弁当」を、本学科の学生は、静岡には豊富な食材が合うことをアピールすべく、特産品をふんだんに使用した「静岡富士山弁当」「ふるさと彩り弁当」を作りました。
 川勝平太静岡県知事も来場・試食され、「地元の名産品を見事に組み合わせ、美味しいだけでなく見た目も美しい。食の文化ほど基礎的な文化はない。両県道の交流を、食文化を通じて未来につなげていきたい」との講評がありました。
 また、2019年2月20日から3日間、両大学の考案メニューを取り入れた「コラボ弁当」が、静鉄ストア新静岡セノバ店で販売され、大学院食品栄養科学専攻の院生1名、栄養生命科学科の学生3名が初日に店頭に立ちました。本学のレシピを参考に、かぼちゃ饅頭・ひじき入り卵焼き・なます・いりこ飯・カリカリ梅ごはんが、公州大学校のレシピを参考に、海苔のパリパリ揚げ・海鮮チヂミ・牛蒡の甘辛和え・ビーフミートボールがきれいに配置された弁当となりました。両大学の食文化の交流が、弁当商品の形で地域住民に提供できたことは、学生たちにとっても大きな喜びとなりました。

関連ニュース(大学公式サイトより):韓国公州大学校と「大学生クッキングリレー事業」で交流https://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news/20181227-1/

写真1:静岡富士山弁当(日本チーム1)
健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事である「スマートミール」の「ちゃんと」(450~650 kcal未満)の基準をもとに、静岡県の特産品であるカツオ、チンゲン菜、桜エビ、お茶などを使って静岡らしさを演出した一品。

写真2:ふるさと彩り弁当(日本チーム2)
「スマートミール」の「しっかり」(650~850 kcal)の基準をもとに、わさび、大葉の香りや、お茶、みかん、黒はんぺんなどの特産品を使った、視覚的にも楽しく日本文化も感じられる一品。

写真3:日韓学生 調理風景

写真4:試食・講評タイム

写真5:全員集合

写真6:日韓学生集合写真