学部2015年度卒業(フードマネジメント研究室)
Q1. どんな仕事をしていますか?
A1. ドレッシングやマヨネーズを製造している会社で商品開発の業務に携わっています。 主な業務内容は、商品コンセプトをもとにドレッシングの味づくりをすることです。
ドレッシングは酢や塩、砂糖、醤油など様々な原料を組み合わせて作ります。例えば、同じ醤油でもこいくち醤油やうすくち醤油、たまり醤油などいくつも種類があります。味づくりの際にはそれらの原料の特徴を理解して、その中からどの原料を組み合わせればどんな味になるのかを考えながら試作を重ねていきます。
時には思い通りの味にならずに悩むこともありますが、お客様においしいと思ってもらえるような商品を作るために、試行錯誤しながら味づくりをするのはとてもやりがいのある仕事だと感じています。
Q2. 栄養生命科学科の魅力を教えてください
A2. 栄養生命科学科は管理栄養士養成のためのカリキュラムだけではなく、基礎科目の講義や実習、実験などが充実していることが大きな魅力だと思います。食品についての幅広い知識と経験が得られるため、管理栄養士としての就職はもちろんですが、その他にも食に関する様々な職種への就職が可能です。
また少人数の学科で必修科目も多いため、4年生での研究室配属までは全員で同じ授業や実習を受けることが多かったです。長い時間を一緒に過ごし、協力して課題に取り組むため、学科全体での絆が深かったことが印象に残っています。先生方との距離も近く、学生1人1人に対して丁寧な対応をしていただけることも学科の人数が少ない県大ならではの魅力だと思います。
Q3. やりがいを感じる時はどんな時ですか?
A3. 自分が開発した商品がスーパーマーケットなどの棚に並んでいると、とても嬉しい気持ちになります。何度も試作を繰り返して味を決めた商品なので、1人でも多くの方に手に取ってもらいたいです。それと同時に、購入して良かったとお客様に感じていただけるような商品作りをしなければいけないなと身が引き締まります。
また、商品開発をするうえで市場調査や他社品を分析することは大切です。私の所属する部署では、ドレッシングに限らず他社の新商品の試食会を定期的に実施しています。みんな食べることが好きな人達なので、味見をしながら感想を言い合う作業はとても楽しいです。こうした試食会などを通して自社と他社を比較したり、他社の良い部分を取り入れて今後の味づくりに生かしていくこともやりがいの1つだと感じています。