学部2012年度卒業(栄養化学研究室)
大学院博士前期2014年度修了(栄養化学研究室)
Q1. どんな仕事をしていますか?
A1. 急性期病院で臨床を中心とした栄養管理を行っています。病棟に常駐しながら、日々患者のモニタリングを行い、食事内容の調整を行ったり、必要に応じて主治医・看護師・薬剤師などと輸液や内服についてのディスカッションも行います。
また、重点的な栄養管理が必要な患者にはNST(栄養サポートチーム)として介入を行います。低栄養で動くのも辛かった患者が、病院食をおいしく食べられるようになり、ご自宅へと笑顔で帰られる姿を見ると管理栄養士としてのやりがいを感じられます。
Q2. 栄養生命科学科の魅力を教えてください
A2. 一番の魅力は管理栄養士という同じ目標を持った仲間と切磋琢磨しながら学ぶことが出来るところです。高校まではテストで点を取るための勉強、進学のための勉強が中心だったと思いますが、大学では管理栄養士という明確な目標を実現するための勉強をすることができます。
Q3. なぜ大学院に進学したのですか?
A3.管理栄養士として誰かのために働くためのスキルと自信を身につけるためです。大学院では研究を通して「疑問を持つ力」を身につけ、長期インターンシップを通して「管理栄養士として進むべき道筋」を見つけることが出来ました。臨床をしていると複雑な病態が絡みあった患者をみつつ、一つ一つの症状やデータを紐解いていかないと適切な栄養管理が行えません。だからこそすべての問題に疑問を投げかけられる能力を培う必要があります。また、長期インターンシップで臨床分野の先頭を走る管理栄養士の先輩方の姿を見ることができました。管理栄養士として持つべき知識やスキルだけでなく、実際に患者さんと関わる背中をみることで、自分の目標がより明確になったと感じています。
Q4. 大学選びで迷っている高校生に一言お願いします。
A4. If you can dream it, you can do it. (夢を見ることができれば、それは実現できるんだ)-ウォルト・ディズニー-
仲良くなった栄養士さんに憧れ小学校の卒業文集に「病院の栄養士になる!」と夢を綴りました。中学も高校もその夢は変わらず、管理栄養士になるという夢を叶えるために静岡県立大学に入学しました。
漠然と持ち続けていた管理栄養士という夢ですが、大学で学び、実習や現場で働く管理栄養士の姿を見て、大学院で知識を深め、インターンシップで目標とするべき管理栄養士に出会えたことで、自分の夢が今現実になっています。
おそらくこのHPを見ていらっしゃる皆さんも少なからず栄養学や食品学に興味を持っていることでしょう。まだまだ漠然とした夢かもしれませんが、それを現実にするために、より詳しく、より明確に、より具体的になりたい自分を想像してください。そしてその夢の第一歩として、ぜひ魅力的な学びが出来る進路の選択をしてください。
夢を見ることができれば、それはきっと実現できます。