LABORATORY研究室紹介

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研究室紹介

大気環境研究室

空気中の有害物質の挙動とそのリスク評価
大気や室内空気中の化学物質がもとでおこる疾病の一次予防を目指して
(主任)教授/雨谷敬史 助教/野呂和嗣 
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/atmos/

ヒトは空気がなければ数分しか生きられません。その空気には、PM2.5やシックハウスの原因となる化学物質も微量ですが含まれています。このような物質がどこに、どのくらい存在するかを機器分析により調べ、どのような健康影響の可能性があるか検討しています。

環境工学研究室

負荷を付加に変える持続可能バイオ生産プロセスの開発
微生物の力を見つけ伸ばして地球とヒトの健康に貢献する
(主任)准教授/原清敬 助教/菊川寛史 
https://sweb.u-shizuoka-ken.ac.jp/~env-bioeng/

微生物の力を利用し、環境負荷を与えている食品廃棄物などの未利用資源を原料に、ヒト・動物・農林水産生物等の健康を維持・増進する高付加価値物質の生産を目指しています。また、二酸化炭素低排出、省エネルギー型の微生物発酵の研究を行っています。

物性化学研究室

身近な環境に潜む非意図的生成物の分析と高精度評価
物質文明の影を化学のランプで照らしだす
(主任)教授/牧野正和 助教/徳村雅弘 
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/phychem/

多種多様な化学物質が、現代の快適な生活を支えています。この殆どが使用後に廃棄され、あるものは形を変え、食品等を通して私たちに影響をおよぼす場合があります。当研究室では、農医薬品に着目し、分子レベルでの変化や身体への影響を研究しています。

環境生理学研究室

植物と動物の環境応答機構を分子~個体レベルで解き明かす
持続可能な食料生産技術の立脚と食によるヒトの健康増進を目指して
(主任)准教授/田村謙太郎 助教/唐木晋一郎 
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/ecophys/

植物細胞は外部の環境情報を的確に捉えて、高度な自律的応答を行うことができます。私達はこのような植物の生理応答を支える細胞小器官(オルガネラ)のダイナミクスを研究しています。 植物だけでなく,当研究室では動物・ヒトの生検体まで幅広い材料の生理応答機構も解析しています。

植物環境研究室

環境と植物の相互作用を科学する
環境制御による高品質植物の生産と、植物を用いたファイトレメディエーション研究
(主任)教授/谷晃  
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/plantenv/

本研究室では、投入エネルギーを抑えかつ地域資源を活用した環境制御による、高品質植物の生産方法の確立を目指すとともに、植物による環境浄化研究を進めています。対象植物は県の代表産品であるワサビや富士山麓の森です。

グリーンケミストリー研究室

精密高分子合成技術を駆使して環境問題に貢献する材料を合成
環境問題に貢献する高分子材料の合成により、循環型社会に貢 献する材料を創出
(主任)准教授/永井大介 助教/岡本衆資 
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/greenchem/

当研究室では、精密高分子合成技術を基盤として、環境問題やヒトの健康に貢献する高分子材料を合成しています。機能性高分子材料の合成を通して循環型社会に貢献する材料の創出を目指しています。

環境微生物学研究室

環境微生物学を通してこれからの地球環境を考える
環境微生物の力を利用した新しい資源回収・環境保全法の開発
(主任)教授/谷幸則 助教/梅澤和寛 
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/emb/

地球温暖化や資源・エネルギー問題、食料問題など私たちを取り巻く環境が急激に変化しています。当研究室では、環境変化が微生物を基点とした生態系(水産資源)に与える影響を評価するとともに、微生物を用いた水質保全や有用資源回収の研究を進めています。

生態発生遺伝学研究室

環境要因による発生現象の「揺らぎ」の分子機構の解明
環境(個体外・内)に対する生物応答性の個体・集団間の差異の分子メカニズム
(主任)教授/小林亨 助教/明正大純  
https://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof392.html

モデル動物としてメダカを中心に据えて分子発生遺伝学を駆使して、系統間でみられる遺伝的脆弱性による環境要因に対する応答性の差異を遺伝子レベルで詳細に解析し、環境応答機構の共通・多様性を明らかにすることを目指しています

光環境生命科学研究室

ゲノムの傷と修復の研究―がんや老化の予防を目指して
環境因子によるヒストン修飾とDNA損傷修復の関係を追求
(主任)教授/伊吹裕子 助教/小牧裕佳子 
https://sweb.u-shizuoka-ken.ac.jp/~photobio/

ヒトの体が様々な環境因子にどう反応しているのかを、細胞、そして個体レベルで検討しています。特に、DNAが巻き付く蛋白質であるヒストンの化学物質による修飾変化と、太陽光によるDNA損傷の生成、修復の関係を研究しています。得られた成果は光発がんや老化の予防に繋がると考えています。

生体機能学研究室

細胞から生体まで内外環境を感じて生体機能を維持する仕組み
生体温度センサー分子の解析から生物における「温度」の意義に迫る
(主任)准教授/内田 邦敏  
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/fphysiol/

ヒトも含めた生物は、センサー分子からの環境温度情報や温度(熱)そのものを利用して血圧や代謝などを調節し、生体恒常性を維持しています。私たちは、温度センサー分子の機能を1分子〜個体レベルで調べることで、細胞から個体まで内外環境温度を感じる仕組みとその意義について研究しています。