トマトに含まれるリコピンやニンジンに含まれるβカロテン、鮭やエビなどの赤色はアスタキサンチンと呼ばれ、全てカロテノイドの一種です。これらカロテノイドは強力な抗酸化作用を持ち、人体内では活性酸素の消去剤として働くことで老化予防やがん予防の効果を示すと言われています。そのため、カロテノイドの積極的な摂取によって内側から健康な身体を形成していきたいのですが、カロテノイドは結晶性が高いことから体内への吸収性が低く、10%以下との報告もあります。カロテノイドの健康効果を最大限に享受するため、乳化をベースとして体内吸収性の向上を可能にする乳化剤の選定や乳化方法の最適化など様々な検討を行っていきます。