HOME>お知らせ&トピックス>イノベーションジャパン2019に出展
出展期間中、128名の企業の方にブースに来訪、聴講していただきました。ありがとうございました。
特許技術ご利用のお問い合わせ、お待ちしております。
イノベーション・ジャパンは、2日間の会期中、500を超える出展者と出会う国内最大規模の産学マッチングイベントです。大学、ベンチャー・中小企業等が、研究開発成果の展示・発表を行うほか、プレゼンテーション、セミナー等で来場者へマッチングを訴求します。
今回は、薬食生命科学総合学府 食品栄養環境科学研究院 食品蛋白質工学研究室 伊藤 創平 准教授、南野 優希、中野 祥吾 助教の研究課題が、大学等シーズ展示に採用されました。
演繹・帰納融合型超高機能酵素の人工設計法とD-アミノ酸の動的光学分割
技術概要
蛋白質の多様性は、医療・食品・エネルギー等の分野で活用されてきましたが、依然として高い開発製造コストが問題です。一方で、急速に拡大している遺伝子配列等のデータベースの活用が期待されています。私達は、データベースの帰納的解析法と、研究者の演繹的解析法を融合させた新技術により、蛋白質を高機能化する手法の開発と検証を進めてきました。本展示では、蛋白質分子全体を再設計する技術の紹介と、応用が長年期待されてきたが調整が困難なため応用研究が進展していなかったL-アミノ酸酸化酵素の人工設計について紹介します。
想定される活用例
・D-アミノ酸誘導体の光学分割、中分子医薬品、ファインケミカル製造
・蛋白質の生産性、安定性、反応性の向上、基質特異性の改変
・権利範囲の拡張、他社特許を起点としたin silicoスクリーニング、人工蛋白質設計
展示のみどころ
ここ2-3年、複数の国公立大学、国立研究機関、企業と共同で人工設計した蛋白質の機能を評価してきました。今回、はじめてその技術と成果を紹介いたします。蛋白質は、膨大な配列情報を用いて分子全体を再設計すると高機能化します。人工設計した酵素によるD-アミノ酸誘導体の動的光学分割についても紹介します。中分子・ペプチド医薬品・ファインケミカル分野での利用が期待できます。本酵素の応用利用・連携先を募集しています。
出展概要
研究代表者
静岡県立大学 薬食生命科学総合学府 食品栄養環境科学研究院
食品蛋白質工学研究室 伊藤 創平 准教授
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/proeng/
特許情報
発明の名称: 新規なL-アミノ酸オキシダーゼ及びD-アミノ酸又はその誘導体の製造方法
出願人: 静岡県公立大学法人, 発明者: 南野優季、中野祥吾、伊藤創平
出願日: 2019/3/28, 出願番号: 特願 2019-062177
課題名
演繹・帰納融合型超高機能酵素の人工設計法とD-アミノ酸の動的光学分割
https://www.ij2019.jp/exhibitor/jss20190249.html
出展ゾーン/出展分野/小間番号
大学等シーズ展示ゾーン/ライフサイエンス/ L-35
大学等シーズ展示ショートプレゼンテーション
0830-A-37
2019年8月30日(金) 会場A 14:05 – 14:10
お問い合わせ先
地域・産学連携推進室
renkei@u-shizuoka-ken.ac.jp
TEL:054-264-5124 平日9:00~17:00