フードマネジメント研究室
静岡県立大学
食品栄養科学部
栄養生命科学科
フードマネジメント研究室
〒422-8526
静岡市駿河区谷田52-1
TEL : 054-264-5514

実践活動

  人々が望ましい食生活を営むために必要な諸々の条件のことを「食環境」と呼んでいます。
私たちは、フードサービスの関連企業や特定給食施設には、利用者の健康について配慮し、望ましい食環境を提供する社会的役割(CSR)があると考え、フードシステムを介した「食環境整備」の方法を探索しています。
これまでに行ってきた主な実践活動は以下の通りです。


【平成27年度~】
静岡県農業法人協会  地元企業からの依頼によるコンサルタント
  マーケティングに課題を抱える法人に学生が出向き、コンサルティングを実施するAgri Business Consulting (ABC) 事業に、本学経営情報学部岩崎ゼミと参加しました。平成27年度は、㈱清水養鶏場と㈱佐野ファームより依頼を受け、HPや、レストラン向けのレシピ開発、栄養成分の検討等を行いました。



【平成26年度~】
株式会社杏林堂薬局  健康弁当の開発・監修<現在も継続中>
  浜松を中心に大きなシェアを誇るドラッグストア「杏林堂薬局」の管理栄養士と、市内の仕出し・弁当会社との協働で、栄養バランスに配慮した健康弁当の開発を行い、杏林堂薬局店舗、大学売店等で販売しています。
高齢者・サラリーマン・お母さん等の対象別や、季節ごとの商品展開を進め、「天下泰平祭り」のイベント参加弁当「家康に倣う長寿弁当」は、平成28年の「デリカ・デッセントレードショー」(東京ビッグサイト)で部門別優秀賞を受賞しました。



【平成24年度~】
アオノミート株式会社・中部電力株式会社  災害時向け備蓄食品の開発
  避難時に必要な栄養素の補給塩分の低減幼児から高齢者までが食べることのできる形態の備蓄食品を開発しました。

静岡市 国連軍縮会議レセプションにおける「おもてなし料理」の提供

株式会社静鉄ストア 栄養バランス弁当の開発
  地元の食品スーパーとの共同により、地場産物や旬の食材を使用した「栄養士のたまごがあなたのためにつくったお弁当 第1弾・第2弾」を立案し、販売しました。



【平成23年度~】
NPO法人ニット工房ライク(就労者支援施設) キーマカレーをはじめとする、 オリジナルレシピの提案と調理指導<現在も継続中>

伊豆市、ごはん屋さくら 「イズシカめんち」の開発・販売<現在も継続中>
  食害問題解決のために管理捕獲した有害鳥獣を廃棄せずに地域資源として活用することは、捕獲活動の継続化にとって重要です。
伊豆市食肉加工センター(「イズシカ問屋」)では、捕獲されたシカの受け入れ、衛生的な処理と熟成、精肉を行っており、そのシカ肉は「平成27年度しずおか食セレクション」にも認定されました。
高たんぱく質・低脂肪で鉄分豊富な「イズシカ」肉を100%使い(動物性脂肪無添加)、守るべき伊豆特産のワサビ、椎茸も入れて、伊豆の味覚がギュッと詰まったメンチカツを考案しました。
シカ肉初心者にも食べやすく、ほんのり野性味を感じる、高級ジビエに負けないおいしさです。
手軽に召し上がっていただき、シカ肉利用のきっかけになることを目指しています。
由比の「ごはん屋さくら」で先行販売しています。
「研究内容」ページを参照:ニホンジカの肉を食資源として利活用するための食肉特性の解析、調理・加工法の集積、製品開発を進めてきました。)



【平成22年度~】
株式会社三和化学研究所 モンドセレクション金賞受賞の新しい経口栄養補助食品のレシピ展開
 経口栄養補助食(ONS)「JuiciO」発売時に、患者様の嗜好に合わせたレシピ展開のヒントを提案しました。飲むことによる栄養摂取だけでなく、JuiciOがもつ風味や綺麗な色を料理やデザートと幅広い形で摂取できることで、栄養補給が楽しみな時間となることを期待しています。



【平成21年度以前】
湖中ゼミ(国際関係学部)・株式会社レパスト TFT(Table For Two)<現在も継続中>
 TFTとは、開発途上国と先進国との「食」不均衡をなくすための活動で、先進国でヘルシーメニューを購入すると、1食につき20円が開発途上国に寄付される仕組みになっています。本研究室は、本学学生食堂で実施中のTFT活動で提供しているヘルシーメニューの立案を担当しました。また、これに先立ち学生を対象としたマーケティング・リサーチを行い、エネルギー量、野菜量、価格等を設定。栄養学的配慮、消費者ニーズ、経営の3つがそろった食環境整備に1歩近づきました。



東京ガス株式会社・静岡ガス株式会社 特定給食施設への新調理システム導入による栄養素等摂取量の変化に関する研究/最適厨房環境に関する研究<現在も継続中>
 (「研究内容」ページを参照)

株式会社セブン-イレブン・ジャパン・静岡県 産・学・官の連携による食育応援弁当・デリの開発
  食育月間における県厚生部の取組みの一つとして、県と「地域活性化包括連携協定」を締結しているセブン-イレブン・ジャパンとの協働により、“栄養学を学ぶ学生”と“消費者”の2つの視点から、弁当「野菜ってい~ら!しぞーか弁当」、2種類の惣菜(デリ)の企画・開発を行い、県内セブン-イレブンおよびイトーヨーカドー全店で販売されました。商品コンセプトは、県の食育月間テーマ=「野菜大好き!!」に合わせました。


株式会社静鉄ストア・石田フード株式会社 健康惣菜の開発・販売

シャープ株式会社 調理による糖質吸収抑制の検討(特許出願)
  過熱水蒸気オーブン「ヘルシオ」を利用した健康メニューの提案として、低GIメニューの開発とメニューのGI実測試験を実施し、食品の組合せや調理法による糖質吸収抑制の法則性について検討を行いました。


グレアフィールド株式会社 紫ヤムイモの機能性に関する研究(レシピ開発)

富士物産株式会社 粘性を有する食品を用いた健康志向食品の開発 

アオノミート株式会社 Glycemic Index(GI)に配慮した新しいヘルシーメニューの開発(H19年度 地域課題に係る産学共同研究委託事業(静岡市産学交流センター))
 生活習慣病の予防を目的に、従来の「エネルギー」「栄養バランス」への配慮に加えて、食後血糖上昇能を示すGlycemic Index (GI)の概念をとり入れた食事の提案の第1号です。
GIにもとづいた食品の選択、食品の組み合わせによる「GIが低い食事」の解明を行いました。
また、これらの研究成果をもとに、冷凍の総菜セット「カラダECO」を開発しました。