本学科は、卒業時には栄養士免許が取得でき、管理栄養士国家試験を受験して管理栄養士の資格を得ることができます。また、他大学に比べ、学生に対する教員の数が多く、少人数教育できめ細やかな質の高い教育をしています。毎年、管理栄養士国家試験の合格率は、100％です。そのため、公務員として国・県・市町の保健行政に係わる管理栄養士、病院等の医療機関、福祉施設、企業などで栄養管理・教育を行う管理栄養士を多数輩出しています。
また、教職の科目を履修することにより、栄養教諭一種免許状も取得でき、学校での栄養管理や食育の専門家を育成しています。

管理栄養士として、栄養学の実践力の質を高めるために大学院との連動プログラムを整備しています。多分野(医療・介護分野、公衆栄養分野、給食経営管理分野、栄養教諭分野、スポーツ栄養分野および研究教育分野)で活躍している卒業生をお招きし、実践演習を通じて技能の向上だけでなく、専門職としての意識を高めています。更に、薬学部等との連携演習を通じて、多職種とのコミュニケーション力を磨き、課題解決を導くためのスキルを習得できる魅力的な内容です。更に大学院に進学すると、病院のインターン研修制度(3, 6ヶ月)などもあり、多くの科目と連動し実践力・リサーチマインドをより磨くことができます。

1年次より、生命科学を基盤とした基礎的な科目を多く履修し、4年間で栄養の専門家としての基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。毎年、第一線で活躍している国内外の研究者の講演を聴講する学部特別講義や、毎月大学院で実施されている月例セミナーも聴講する機会を設けています。そのため、大学院にも多数進学しており、栄養科学の専門家として、国や企業の研究所や大学教育機関で教育や研究をする研究者、企業において栄養学の知識を活かして医療用食品や健康食品を開発する技術者などの人材を育成しています。

世界で活躍できる人材育成のため、英語教育に力を入れています。ネイティブスピーカーが担当する英語の科目は8単位と多く、その他、栄養学専門書の講読を学ぶ「栄養生命科学英語」、希望者は、「海外英語研修」に行くこともできます。また、海外の著名な研究者をお招きし、学部特別講義を毎年行っています。このように専門的・実践的な英語能力の習得を図っています。