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News & Topics

※各タイトルをクリックして掲載内容をご覧ください


第39回茶学術研究会講演会において、食品衛生学研究室の中山勉客員教授が令和5年度茶学術顕彰を授与されました。本賞は、茶に係る優れた学術研究成果をあげた研究者に贈られるものです。

<受賞研究タイトル>「茶ポリフェノールと生体分子間の相互作用」
<研究の概要>中山客員教授は、緑茶や紅茶に含まれるポリフェノールの機能発現において、リン脂質膜やタンパク質との分子間相互作用の重要性に着目し、新たな観点から作用機構を明らかにすることで、緑茶や紅茶の生理機能の解明および本分野の活性化に大きく貢献しました。また、平成21年から25年にかけて、科学技術振興機構 静岡県・静岡市地域結集型研究開発プログラム「静岡発 世界を結ぶ新世代茶飲料と素材の開発」の代表研究者として、茶の活用による地域経済発展の基盤づくりにも貢献され、茶学術顕彰を授与するに相応しいと評価されました。


また、学部4年生の平井萌さんが奨励賞を受賞しました。この賞は優秀な口頭発表を行った学生または若い研究者に対し贈られるものです。


<演題>「食中毒菌由来病原因子および膜小胞に対するカテキンとカフェインの影響」平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一

 

 

第39回茶学術研究会講演会において、食品衛生学研究室の中山勉客員教授が令和5年度茶学術顕彰を授与されました。本賞は、茶に係る優れた学術研究成果をあげた研究者に贈られるものです。

<受賞研究タイトル>「茶ポリフェノールと生体分子間の相互作用」
<研究の概要>中山客員教授は、緑茶や紅茶に含まれるポリフェノールの機能発現において、リン脂質膜やタンパク質との分子間相互作用の重要性に着目し、新たな観点から作用機構を明らかにすることで、緑茶や紅茶の生理機能の解明および本分野の活性化に大きく貢献しました。また、平成21年から25年にかけて、科学技術振興機構 静岡県・静岡市地域結集型研究開発プログラム「静岡発 世界を結ぶ新世代茶飲料と素材の開発」の代表研究者として、茶の活用による地域経済発展の基盤づくりにも貢献され、茶学術顕彰を授与するに相応しいと評価されました。


また、学部4年生の平井萌さんが奨励賞を受賞しました。この賞は優秀な口頭発表を行った学生または若い研究者に対し贈られるものです。


<演題>「食中毒菌由来病原因子および膜小胞に対するカテキンとカフェインの影響」平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一

 

 
食品化学研究室の学生と教員がベンチャー企業(合同会社DigSense)を設立し、独自開発したAIによって食品の風味表現を提示するサービスの提供を開始しました。
 
食品の開発、品質評価、マーケティングなど様々な食産業現場において、食品がどのような「おいしさ」なのかを担当者間、あるいは消費者と共有することは重要です。しかし、主観的な感覚である「おいしさ」を他の人に伝えることは容易ではありません。
 
今回、食品化学研究室が開発したAIによって食品の材料や成分を元に言葉(キャラクター)として風味を予測することが可能になりました。開発したAIを活用することで、その食品に関わる全ての人が同じ言葉を使って客観的に「おいしさ」を共有できるようになります。
 
 

食品化学研究室の学生と教員がベンチャー企業(合同会社DigSense)を設立し、独自開発したAIによって食品の風味表現を提示するサービスの提供を開始しました。
 
食品の開発、品質評価、マーケティングなど様々な食産業現場において、食品がどのような「おいしさ」なのかを担当者間、あるいは消費者と共有することは重要です。しかし、主観的な感覚である「おいしさ」を他の人に伝えることは容易ではありません。
 
今回、食品化学研究室が開発したAIによって食品の材料や成分を元に言葉(キャラクター)として風味を予測することが可能になりました。開発したAIを活用することで、その食品に関わる全ての人が同じ言葉を使って客観的に「おいしさ」を共有できるようになります。
 

 
伊藤創平准教授(食品蛋白質工学研究室)、中野祥吾准教授(食品生命情報科学研究室)らの発明「新規な L-アミノ酸オキシダーゼ及び D-アミノ酸又はその誘導体の製造方法」が、特許登録となりました。
 
【発明の概要】医薬品を分子量で分類すると、低分子・中分子・高分子に分類できます。これまでの医薬品は、有機合成により創出した低分子医薬がほとんどでしたが、近年、抗体医薬等の高分子医薬も実用化されています。さらに、低分子の長所(経口投与が可能、製造コストが低い)と、高分子の長所(特異性が高く、副作用が少ない)を併せ持つ医薬品として「中分子医薬」が期待されています。本発明は、中分子医薬に必要な高純度のD-アミノ酸の製造方法に関するもので、特殊なD-アミノ酸の製造が可能です。医薬品以外でも、香粧品、食品分野への応用が期待できます。
 
 

伊藤創平准教授(食品蛋白質工学研究室)、中野祥吾准教授(食品生命情報科学研究室)らの発明「新規な L-アミノ酸オキシダーゼ及び D-アミノ酸又はその誘導体の製造方法」が、特許登録となりました。
 
【発明の概要】医薬品を分子量で分類すると、低分子・中分子・高分子に分類できます。これまでの医薬品は、有機合成により創出した低分子医薬がほとんどでしたが、近年、抗体医薬等の高分子医薬も実用化されています。さらに、低分子の長所(経口投与が可能、製造コストが低い)と、高分子の長所(特異性が高く、副作用が少ない)を併せ持つ医薬品として「中分子医薬」が期待されています。本発明は、中分子医薬に必要な高純度のD-アミノ酸の製造方法に関するもので、特殊なD-アミノ酸の製造が可能です。医薬品以外でも、香粧品、食品分野への応用が期待できます。
 

 
多様な機能を持つタンパク質は、次世代生体素材の1つとして注目されています。一方で応用利用に適した機能を有する天然由来タンパク質を取得することは難しく、多くの場合はその機能を目的に応じて向上させる必要があります。タンパク質工学は上記課題を解決できる手法の1つであり、AIを始めとした情報科学技術を活用した高機能化タンパク質デザイン法の開発が世界的にも進展しています。
 
食品生命情報科学研究室の中野祥吾准教授および小澤洋樹さん(博士前期課程1年)らの研究チームは、コンピュータ内でタンパク質をバーチャル進化させることで、高機能なタンパク質をデザインできる新たな手法「GAOptimizer法」を開発しました。構造・配列・機能が異なる3種類のタンパク質に本法を適用してデザインした人工タンパク質は、鋳型とした天然由来タンパク質と比べて応用利用に適した優れた機能を有することを実験的に確認しました。
 
今回の成果は、産業応用のポテンシャルを秘めた天然由来タンパク質の高機能化デザインを可能とし、タンパク質を用いた次世代生体素材の開発を加速することが期待されます。一例としてグリーントランスフォーメーションを実現するための基盤となる高機能化酵素の開発への応用が考えられます。本成果は2024年1月3日に米国の科学雑誌『Cell Reports Physical Science』に掲載されました。
 
 
多様な機能を持つタンパク質は、次世代生体素材の1つとして注目されています。一方で応用利用に適した機能を有する天然由来タンパク質を取得することは難しく、多くの場合はその機能を目的に応じて向上させる必要があります。タンパク質工学は上記課題を解決できる手法の1つであり、AIを始めとした情報科学技術を活用した高機能化タンパク質デザイン法の開発が世界的にも進展しています。
 
食品生命情報科学研究室の中野祥吾准教授および小澤洋樹さん(博士前期課程1年)らの研究チームは、コンピュータ内でタンパク質をバーチャル進化させることで、高機能なタンパク質をデザインできる新たな手法「GAOptimizer法」を開発しました。構造・配列・機能が異なる3種類のタンパク質に本法を適用してデザインした人工タンパク質は、鋳型とした天然由来タンパク質と比べて応用利用に適した優れた機能を有することを実験的に確認しました。
 
今回の成果は、産業応用のポテンシャルを秘めた天然由来タンパク質の高機能化デザインを可能とし、タンパク質を用いた次世代生体素材の開発を加速することが期待されます。一例としてグリーントランスフォーメーションを実現するための基盤となる高機能化酵素の開発への応用が考えられます。本成果は2024年1月3日に米国の科学雑誌『Cell Reports Physical Science』に掲載されました。
 
 
食品栄養科学部食品衛生学研究室の島村裕子助教が、12月16日に名古屋で開催された「2023年度日本食品科学工学会中部支部シンポジウム及び支部大会」において、日本食品科学工学会中部支部奨励賞を授与されました。本賞は、食品科学工学の分野において、優れた研究を行い、今後さらに発展が期待される研究者に贈られるものです。
 
「食の安全性における生物的・化学的リスク因子に関する研究」
食環境中には、食中毒菌等の生物的リスク因子および化学物質等の化学的リスク因子が存在しており、これら両因子が健康に与える影響について評価し、その影響を低減させることが求められています。島村助教は、食の安全性における生物的・化学的両リスク因子の評価と制御、さらに、両因子の複合的な影響について研究しており、その成果が、食品科学工学分野において重要な新規知見となり、今後の研究の進展や貢献が期待できることから、奨励賞を授与するに相応しいと評価されました。
 
 
また、食品栄養科学部食品生命科学科食品衛生学研究室4年の平井萌さんが、同支部大会において、優秀発表賞を受賞しました。この賞は、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られるものです。
 
「食中毒菌の病原因子発現に対する緑茶成分カテキンとカフェインの比較」
平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一
細菌性食中毒のリスク低減には、菌数を減少させるだけでなく、毒素などの病原因子発現を制御する方法が求められています。本研究では、緑茶に含まれるカテキンとカフェインの黄色ブドウ球菌の病原因子発現に対する作用を比較検討しました。その結果、いずれも黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する一方、病原因子発現に対する作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究をもとに、黄色ブドウ球菌による食中毒のリスク低減や制御法の確立が期待されます。
 

奨励賞を受賞した島村助教(右)、優秀発表賞を受賞した平井さん(左)
 
食品栄養科学部食品衛生学研究室の島村裕子助教が、12月16日に名古屋で開催された「2023年度日本食品科学工学会中部支部シンポジウム及び支部大会」において、日本食品科学工学会中部支部奨励賞を授与されました。本賞は、食品科学工学の分野において、優れた研究を行い、今後さらに発展が期待される研究者に贈られるものです。
 
「食の安全性における生物的・化学的リスク因子に関する研究」
食環境中には、食中毒菌等の生物的リスク因子および化学物質等の化学的リスク因子が存在しており、これら両因子が健康に与える影響について評価し、その影響を低減させることが求められています。島村助教は、食の安全性における生物的・化学的両リスク因子の評価と制御、さらに、両因子の複合的な影響について研究しており、その成果が、食品科学工学分野において重要な新規知見となり、今後の研究の進展や貢献が期待できることから、奨励賞を授与するに相応しいと評価されました。
 
 
また、食品栄養科学部食品生命科学科食品衛生学研究室4年の平井萌さんが、同支部大会において、優秀発表賞を受賞しました。この賞は、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られるものです。
 
「食中毒菌の病原因子発現に対する緑茶成分カテキンとカフェインの比較」
平井萌、大浦由起乃、島村裕子、増田修一
細菌性食中毒のリスク低減には、菌数を減少させるだけでなく、毒素などの病原因子発現を制御する方法が求められています。本研究では、緑茶に含まれるカテキンとカフェインの黄色ブドウ球菌の病原因子発現に対する作用を比較検討しました。その結果、いずれも黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する一方、病原因子発現に対する作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究をもとに、黄色ブドウ球菌による食中毒のリスク低減や制御法の確立が期待されます。
 

奨励賞を受賞した島村助教(右)、優秀発表賞を受賞した平井さん(左)
 

8月23日に食品生命科学科のサマースクールを開催しました。当日は多くの高校生が、教員や大学生と一緒に食品や生命科学に関する実験に取り組みました。アンケートでは「普段できない体験ができて楽しかった」「雰囲気が良かった」「大学のことをより具体的に知ることができた」などの声をいただき、大変好評でした。
 
【今年の実験テーマ】
1)食品中の油脂の様子を調べてみよう
2)食品の抗酸化力を測ろう
3)おいしさの不思議:キャンディ・ラムネのフレーバー分析
4)ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5)果実に含まれる甘い香りを合成してみよう
6)食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
7)食品の製造にかかわる微生物
 
来年も開催予定ですので、夏が近づいたら、ぜひまたHPをチェックしてみてください。
 

8月23日に食品生命科学科のサマースクールを開催しました。当日は多くの高校生が、教員や大学生と一緒に食品や生命科学に関する実験に取り組みました。アンケートでは「普段できない体験ができて楽しかった」「雰囲気が良かった」「大学のことをより具体的に知ることができた」などの声をいただき、大変好評でした。
 
【今年の実験テーマ】
1)食品中の油脂の様子を調べてみよう
2)食品の抗酸化力を測ろう
3)おいしさの不思議:キャンディ・ラムネのフレーバー分析
4)ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5)果実に含まれる甘い香りを合成してみよう
6)食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
7)食品の製造にかかわる微生物
 
来年も開催予定ですので、夏が近づいたら、ぜひまたHPをチェックしてみてください。
 

7月30日に食品衛生学研究室の増田教授、島村助教らにより、子供向けの科学実験教室「キッズ・ラボ」が焼津ディスカバリーパーク天文科学館で開催されました。

詳細は以下のリンクをご覧ください。

7月30日に食品衛生学研究室の増田教授、島村助教らにより、子供向けの科学実験教室「キッズ・ラボ」が焼津ディスカバリーパーク天文科学館で開催されました。

詳細は以下のリンクをご覧ください。

食品サマースクール(食品生命科学科)にお申込みいただいた皆様へ、7月19日付でサマースクール当日のお願いをメールで差し上げております。メールをご確認いただけますようお願いいたします。お送りしたメールのドメイン名は@u-shizuoka-ken.ac.jpとなっております。
 
なお、ご登録いただいたメールアドレスの確認を兼ねて、空メールの返信をお願いしております(すでに返信いただいている場合は、再送の必要はございません)。

ご協力のほどよろしくお願いいたします。

問い合わせ先 食品生命科学科 下山田 (shimoyam@u-shizuoka-ken.ac.jp)

食品サマースクール(食品生命科学科)にお申込みいただいた皆様へ、7月19日付でサマースクール当日のお願いをメールで差し上げております。メールをご確認いただけますようお願いいたします。お送りしたメールのドメイン名は@u-shizuoka-ken.ac.jpとなっております。
 
なお、ご登録いただいたメールアドレスの確認を兼ねて、空メールの返信をお願いしております(すでに返信いただいている場合は、再送の必要はございません)。

ご協力のほどよろしくお願いいたします。

問い合わせ先 食品生命科学科 下山田 (shimoyam@u-shizuoka-ken.ac.jp)

食品分析化学研究室と株式会社希松との共同研究の成果が、学術論文として日本農芸化学会の英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に公開され、その内容が表紙に掲載されました。
 
トウキンセンカ(Calendula officinalis)は南ヨーロッパ(地中海沿岸)原産の植物で、淡黄色の花をつけます。花のエキスは化粧品や、メディカルハーブとして欧米では皮膚や粘膜を修復・保護する軟膏などに用いられています。しかし、トウキンセンカの根は、花を採取した後は廃棄されることが多く、有効に利用されていませんでした。
 
今回、食品分析化学研究室の学生と教員らは、株式会社希松との共同研究により、トウキンセンカの根から、文献未記載の新規なアセトフェノン類縁体を発見し、マクロファージ細胞を用いたモデル系において、それらの成分が抗炎症効果を有することを見出しました。この研究成果によって、トウキンセンカの根の有効利用につながる新たな知見が明らかになりました。
 
本研究の成果は日本農芸化学会が出版しているBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に掲載され、その内容が7月号の表紙に掲載されました。
 
W. Kadowaki, R. Miyata, S. Mizuno, M. Fujinami, Y. Sato, S. Kumazawa. Prenylated acetophenones from the roots of Calendula officinalis and their anti-inflammatory activity. Biosci. Biotechnol. Biochem., 87(7), 2023, 683–687.
 

食品分析化学研究室と株式会社希松との共同研究の成果が、学術論文として日本農芸化学会の英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に公開され、その内容が表紙に掲載されました。
 
トウキンセンカ(Calendula officinalis)は南ヨーロッパ(地中海沿岸)原産の植物で、淡黄色の花をつけます。花のエキスは化粧品や、メディカルハーブとして欧米では皮膚や粘膜を修復・保護する軟膏などに用いられています。しかし、トウキンセンカの根は、花を採取した後は廃棄されることが多く、有効に利用されていませんでした。
 
今回、食品分析化学研究室の学生と教員らは、株式会社希松との共同研究により、トウキンセンカの根から、文献未記載の新規なアセトフェノン類縁体を発見し、マクロファージ細胞を用いたモデル系において、それらの成分が抗炎症効果を有することを見出しました。この研究成果によって、トウキンセンカの根の有効利用につながる新たな知見が明らかになりました。
 
本研究の成果は日本農芸化学会が出版しているBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に掲載され、その内容が7月号の表紙に掲載されました。
 
W. Kadowaki, R. Miyata, S. Mizuno, M. Fujinami, Y. Sato, S. Kumazawa. Prenylated acetophenones from the roots of Calendula officinalis and their anti-inflammatory activity. Biosci. Biotechnol. Biochem., 87(7), 2023, 683–687.
 

2023年8月23日(水)に、食品サマースクールが開催されます。本学の教員や大学生たちと一緒に食や生命科学に関する実験を体験してみましょう。6月3日(土)10時から申し込み受付開始。テーマごとの先着順となります。ご応募お待ちしています!
 

↑クリックするとチラシのリンクに飛びます。

2023年8月23日(水)に、食品サマースクールが開催されます。本学の教員や大学生たちと一緒に食や生命科学に関する実験を体験してみましょう。6月3日(土)10時から申し込み受付開始。テーマごとの先着順となります。ご応募お待ちしています!
 


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2022年12月6日に食品生命科学科教員が国際交流事業を担当している米国ネブラスカ大学よりマジャンダー博士が来日されました。午後には食品栄養科学専攻・環境科学専攻にて特別セミナーを実施しました。マジャンダー博士からは通常とは異なるガンマーグルタミル結合を有するペプチドの安定性や生理機能についての講義を伺い、活発なディスカッションを行いました。
 


 

2022年12月6日に食品生命科学科教員が国際交流事業を担当している米国ネブラスカ大学よりマジャンダー博士が来日されました。午後には食品栄養科学専攻・環境科学専攻にて特別セミナーを実施しました。マジャンダー博士からは通常とは異なるガンマーグルタミル結合を有するペプチドの安定性や生理機能についての講義を伺い、活発なディスカッションを行いました。
 


 

12月3日にオンライン発表で開催された第18回日本カテキン学会年次学術大会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。
 
<演題>
「食中毒菌由来膜小胞の性状に対するカテキンとプロアントシアニジンの作用の比較」
大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
 
<研究の概要>
食中毒菌は、直径20~200 nm程度の球状の膜構造体である「膜小胞」に、毒素などの病原因子を内包して細胞外に放出します。膜小胞中で病原因子が濃縮されることで、食中毒発症や炎症誘導に繋がることから、その制御法が求められています。本研究では、膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶由来のカテキンとカテキン分子が重合した構造を有するプロアントシアニジンが抑制すること、また、カテキンの構造やその重合度によって膜小胞への作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌が放出する膜小胞をターゲットにした食中毒のリスク低減や制御策の確立が期待できます。
 


 

12月3日にオンライン発表で開催された第18回日本カテキン学会年次学術大会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。
 
<演題>
「食中毒菌由来膜小胞の性状に対するカテキンとプロアントシアニジンの作用の比較」
大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
 
<研究の概要>
食中毒菌は、直径20~200 nm程度の球状の膜構造体である「膜小胞」に、毒素などの病原因子を内包して細胞外に放出します。膜小胞中で病原因子が濃縮されることで、食中毒発症や炎症誘導に繋がることから、その制御法が求められています。本研究では、膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶由来のカテキンとカテキン分子が重合した構造を有するプロアントシアニジンが抑制すること、また、カテキンの構造やその重合度によって膜小胞への作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌が放出する膜小胞をターゲットにした食中毒のリスク低減や制御策の確立が期待できます。
 


 

2022年12月3日に金沢で開催された2022年度日本食品科学工学会中部支部大会で、食品栄養科学部食品生命科学科4年の秋山唯さん(食品分析化学研究室所属)が、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる優秀発表賞を受賞しました。
 
演題「有色農産物に含まれるアントシアニンとアルミニウムにより形成される青色錯体」
(秋山唯、本田千尋、熊澤茂則)
 

 

2022年12月3日に金沢で開催された2022年度日本食品科学工学会中部支部大会で、食品栄養科学部食品生命科学科4年の秋山唯さん(食品分析化学研究室所属)が、一般講演者の中から優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる優秀発表賞を受賞しました。
 
演題「有色農産物に含まれるアントシアニンとアルミニウムにより形成される青色錯体」
(秋山唯、本田千尋、熊澤茂則)
 


 

ヒトを含む様々な動物は、未成熟な「子ども」の時期に身体を大きくさせたのち、生殖機能を有する「大人」へと成熟します。ヒトと姿かたちは異なりますが、昆虫もまた同様に、幼虫の間に栄養を摂取して成長したのち、蛹を経て成虫へと羽化します。大原裕也助教(人類遺伝学研究室)らの研究グループは、「生き物はどのようにして大人へと発育するのか?」という問いに答えるべく、キイロショウジョウバエを用いた研究を行い、個体成長や成熟を司るホルモンを作り出すために重要なメカニズムを発見しました。
 
得られた一連の成果は関連分野の研究者から非常に高く評価され、国際学術誌であるGenetics誌の表紙、さらにDevelopment誌のHighlightにも選出されました。
 
昆虫ホルモンを制御する分子機構を明らかにしていくことは、生き物が大人になるために必要とする分子メカニズムを理解していくうえで重要な基盤となります。また、これらの基礎生物学的研究は、食用・飼料用昆虫の生産技術開発といった、昆虫が有する優れた生育能力を活かした応用研究の礎にもなります。
 

 
詳細は以下のリンクからご覧ください。
 
 

ヒトを含む様々な動物は、未成熟な「子ども」の時期に身体を大きくさせたのち、生殖機能を有する「大人」へと成熟します。ヒトと姿かたちは異なりますが、昆虫もまた同様に、幼虫の間に栄養を摂取して成長したのち、蛹を経て成虫へと羽化します。大原裕也助教(人類遺伝学研究室)らの研究グループは、「生き物はどのようにして大人へと発育するのか?」という問いに答えるべく、キイロショウジョウバエを用いた研究を行い、個体成長や成熟を司るホルモンを作り出すために重要なメカニズムを発見しました。
 
得られた一連の成果は関連分野の研究者から非常に高く評価され、国際学術誌であるGenetics誌の表紙、さらにDevelopment誌のHighlightにも選出されました。
 
昆虫ホルモンを制御する分子機構を明らかにしていくことは、生き物が大人になるために必要とする分子メカニズムを理解していくうえで重要な基盤となります。また、これらの基礎生物学的研究は、食用・飼料用昆虫の生産技術開発といった、昆虫が有する優れた生育能力を活かした応用研究の礎にもなります。
 


 
詳細は以下のリンクからご覧ください。
 

 
食品生命科学科では、食に関する学外の施設機関を見学・体験する学外 研修旅行を実施しています。
 
本年度の1年生の学外研修は、9月26日に実施されました。貸し切りバスの中では、4グループに分かれて様々なゲームを楽しんだり、かねふく明太パーク、酪農王国オラッチェ、三島スカイウォークなどを訪れて、地域食材について学ぶとともに、学生同士や教員との親睦を深めることができました。
 
2年生は9月30日に小田原にあるかまぼこの里に行ってきました。かまぼこ博物館では竹輪と蒲鉾の製造も体験し、間近で見せていただいた食品をつくる職人技の凄さに驚きました。鈴なり市場では「かまぼこバー」などで様々な蒲鉾の試食もできました。とても美味しかったです。
 
3年生は9月28日に、静岡県函南町方面へ出かけました。丹那牛乳にて工場を見学させていただいた後、酪農王国オラッチェでバーベキュー、農業体験、動物とのふれあいなどを楽しみました。学生間の親睦もより一層深まり、有意義な日帰り研修旅行となりました。
 
食品生命科学科では、食に関する学外の施設機関を見学・体験する学外研修旅行を実施しています。
 
本年度の1年生の学外研修は、9月26日に実施されました。貸し切りバスの中では、4グループに分かれて様々なゲームを楽しんだり、かねふく明太パーク、酪農王国オラッチェ、三島スカイウォークなどを訪れて、地域食材について学ぶとともに、学生同士や教員との親睦を深めることができました。
 
2年生は9月30日に小田原にあるかまぼこの里に行ってきました。かまぼこ博物館では竹輪と蒲鉾の製造も体験し、間近で見せていただいた食品をつくる職人技の凄さに驚きました。鈴なり市場では「かまぼこバー」などで様々な蒲鉾の試食もできました。とても美味しかったです。
 
3年生は9月28日に、静岡県函南町方面へ出かけました。丹那牛乳にて工場を見学させていただいた後、酪農王国オラッチェでバーベキュー、農業体験、動物とのふれあいなどを楽しみました。学生間の親睦もより一層深まり、有意義な日帰り研修旅行となりました。
 

食品生命科学科の食品化学研究室、生物分子工学研究室、および茶学総合研究センターの共同研究成果が、Food Science and Technology Research(FSTR)誌の論文賞を受賞しました。
 
この賞は、2021年度にFSTR誌に報告された論文の中で、学術的・産業的観点から最も優れた原著論文を編集部が選定し、表彰するものです。
 
【論文の概要】
食品には様々な機能性(健康)成分が含まれていますが、大部分の成分には好ましくない苦味があります。どんなに健康に良い食品でも、おいしくなければ食べ続けることはできません。トクホ等として実際に機能性成分を活用するためには、苦味を減らす成分(苦味マスキング剤)の使用が不可欠です。本研究では、代表的な機能性成分である緑茶カテキンをモデルとして、苦味マスキング剤を効率的に探索できる新しい方法論を開発しました。様々な苦味マスキング剤が利用可能になれば、生活の中でおいしく無理なく機能性成分を摂れるようになります。また、本研究では茶殻を原料とした新規苦味マスキング剤の開発例も示しました。これは、現在大量に食品産業廃棄物として処分されている茶殻の有効活用にもつながる可能性があります。
 
K. Ito, M. Koike, Y. Kuroda, T. Yamazaki-Ito, Y. Terada, T. Ishii, Y. Nakamura, T. Watanabe, Y. Kawarasaki. Bitterness-masking peptides for epigallocatechin gallate identified through peptide array analysis. Food Sci. Technol. Res. (2021) 27(2) 221-228.

 

食品生命科学科の食品化学研究室、生物分子工学研究室、および茶学総合研究センターの共同研究成果が、Food Science and Technology Research(FSTR)誌の論文賞を受賞しました。
 
この賞は、2021年度にFSTR誌に報告された論文の中で、学術的・産業的観点から最も優れた原著論文を編集部が選定し、表彰するものです。
 
【論文の概要】
食品には様々な機能性(健康)成分が含まれていますが、大部分の成分には好ましくない苦味があります。どんなに健康に良い食品でも、おいしくなければ食べ続けることはできません。トクホ等として実際に機能性成分を活用するためには、苦味を減らす成分(苦味マスキング剤)の使用が不可欠です。本研究では、代表的な機能性成分である緑茶カテキンをモデルとして、苦味マスキング剤を効率的に探索できる新しい方法論を開発しました。様々な苦味マスキング剤が利用可能になれば、生活の中でおいしく無理なく機能性成分を摂れるようになります。また、本研究では茶殻を原料とした新規苦味マスキング剤の開発例も示しました。これは、現在大量に食品産業廃棄物として処分されている茶殻の有効活用にもつながる可能性があります。
 
K. Ito, M. Koike, Y. Kuroda, T. Yamazaki-Ito, Y. Terada, T. Ishii, Y. Nakamura, T. Watanabe, Y. Kawarasaki. Bitterness-masking peptides for epigallocatechin gallate identified through peptide array analysis. Food Sci. Technol. Res. (2021) 27(2) 221-228.

 

食品栄養科学部食品生命科学科を2022年3月に卒業し、現在、薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の田代萌香さん(食品衛生学研究室所属)が、技術士補(農業部門)に登録申請し、承認されました。


食品生命科学科は、JABEE(日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education))の技術者教育プログラムとして認定されており、プログラムを修了すると、技術士補(農業部門)に申請できます。 今後も、卒業生から技術士補が増えることが期待されます。

食品栄養科学部食品生命科学科を2022年3月に卒業し、現在、薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の田代萌香さん(食品衛生学研究室所属)が、技術士補(農業部門)に登録申請し、承認されました。


食品生命科学科は、JABEE(日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education))の技術者教育プログラムとして認定されており、プログラムを修了すると、技術士補(農業部門)に申請できます。今後も、卒業生から技術士補が増えることが期待されます。

食品生命科学科では毎年、高校生が科学実験を体験できる「食品サマースクール」を開催しています。

今年度参加してくれた高校生たちは、食品に含まれる成分を分析したり、健康機能を調べたり、食と関連した生命現象を観察したり、先生や大学生と一緒に様々な実験を体験しました。実験の後はキャンパスや研究室の見学も行いました。また来年も5-6月にHPやチラシで告知予定ですので、是非参加をご検討ください。

食品生命科学科では毎年、高校生が科学実験を体験できる「食品サマースクール」を開催しています。

今年度参加してくれた高校生たちは、食品に含まれる成分を分析したり、健康機能を調べたり、食と関連した生命現象を観察したり、先生や大学生と一緒に様々な実験を体験しました。実験の後はキャンパスや研究室の見学も行いました。また来年も5-6月にHPやチラシで告知予定ですので、是非参加をご検討ください。

食品栄養科学部では、より多くの子供たちに「科学」に親しんでもらえるよう、実験体験ができる科学教室「キッズ・ラボ」を開催しています。本年度は、7月31日にディスカバリーパーク焼津天文科学館にて開催しました。

当日は、小学3~5年生20名とその保護者の方に、じゃがいもを使った食塩水と水の見分け方、密度の違う食塩水を用いた虹の作り方などを体験してもらいました。子供たちは、食塩水を使った虹作りを成功させるために真剣に話を聞き、最後には出来上がったきれいな虹を誇らしげに見せてくれました。

食品栄養科学部では、より多くの子供たちに「科学」に親しんでもらえるよう、実験体験ができる科学教室「キッズ・ラボ」を開催しています。本年度は、7月31日にディスカバリーパーク焼津天文科学館にて開催しました。

当日は、小学3~5年生20名とその保護者の方に、じゃがいもを使った食塩水と水の見分け方、密度の違う食塩水を用いた虹の作り方などを体験してもらいました。子供たちは、食塩水を使った虹作りを成功させるために真剣に話を聞き、最後には出来上がったきれいな虹を誇らしげに見せてくれました。

食品化学研究室の内村美里さん(大学院修士2年)の研究成果「香りデジタル化技術」が朝日新聞、日本農業新聞に掲載されました。
 
近年、AIに代表されるように様々な情報をデジタル化して活用する”デジタルトランスフォーメーション(DX)”が進められています。食の分野でもDXは品質管理や商品開発などに利用されつつありますが、おいしさの重要な要素である香りはヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が困難と考えられてきました。
 
今回、内村さんは香りの感知に関わるヒト嗅覚受容体に着目し、その応答を指標として香りをデジタル化する技術を開発しました。さらに、外国産牛と黒毛和牛の香りの違いを可視化することにも成功しました。
 
牛肉の香りをデジタル化(みえる化)できたことで、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして活用できるようになる可能性があります。また将来的には、大豆を原料とした代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして、おいしさを和牛に近づけることも可能となると期待できます。

 

食品化学研究室の内村美里さん(大学院修士2年)の研究成果「香りデジタル化技術」が朝日新聞、日本農業新聞に掲載されました。
 
近年、AIに代表されるように様々な情報をデジタル化して活用する”デジタルトランスフォーメーション(DX)”が進められています。食の分野でもDXは品質管理や商品開発などに利用されつつありますが、おいしさの重要な要素である香りはヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が困難と考えられてきました。
 
今回、内村さんは香りの感知に関わるヒト嗅覚受容体に着目し、その応答を指標として香りをデジタル化する技術を開発しました。さらに、外国産牛と黒毛和牛の香りの違いを可視化することにも成功しました。
 
牛肉の香りをデジタル化(みえる化)できたことで、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして活用できるようになる可能性があります。また将来的には、大豆を原料とした代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして、おいしさを和牛に近づけることも可能となると期待できます。

 
今年度も食品サマースクールが開催されることとなりました。食品生命科学科で行われている研究の一端を実験体験できます。7/22(金)までの事前申込み制(先着順)ですので、興味のある方はお早めにお申し込みください。
 
実施場所:静岡県立大学 草薙キャンパス
実施日:8月17日(水)10:00-15:00(終了予定)
募集人数:50名程度(先着順)
申し込みフォーム
 
体験実験(いずれか1つ)
1. 栄養素と遺伝子のスイッチの関係を蛍光タンパク質で見てみよう
2. おいしさを彩る“味と香り”の世界
3. 食品の抗酸化力を測ろう
4. ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5. 食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
 

クリックすると拡大ページに移動します。
 
今年度も食品サマースクールが開催されることとなりました。食品生命科学科で行われている研究の一端を実験体験できます。7/22(金)までの事前申込み制(先着順)ですので、興味のある方はお早めにお申し込みください。
 
実施場所:静岡県立大学 草薙キャンパス
実施日:8月17日(水)10:00-15:00(終了予定)
募集人数:50名程度(先着順)
申し込みフォーム
 
体験実験(いずれか1つ)
1. 栄養素と遺伝子のスイッチの関係を蛍光タンパク質で見てみよう
2. おいしさを彩る“味と香り”の世界
3. 食品の抗酸化力を測ろう
4. ゼブラフィッシュの摂食行動の観察
5. 食品に含まれる着色料の正体をあばけ!
 

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食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
 
令和3年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。
 

食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
 
令和3年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。
 

2022年3月15-18日に開催された日本農芸化学会大会(全1298演題)で、薬食生命科学総合学府2年の内村美里さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス賞を受賞しました。

<研究概要>  近年、食品の「色」「形」「物性」などの情報をデジタル化し、品質管理や製品開発などに応用する試みが進んでいます。しかし、食品のおいしさを決定づける「香り」はヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が難しく、実用的な技術は開発されていません。ヒトは鼻に存在する約400種類の嗅覚受容体によって様々な匂いを感知していることから、「香り」の情報は嗅覚受容体応答パターンの解析データとしてデジタル化できると考えられます。本研究では、ヒト嗅覚受容体の新たな網羅的応答パターン解析法を開発することで、静岡県産黒毛和牛(夢咲牛)と外国産牛の肉をモデルとして「香り情報の見える化(デジタル化)」を実現しました。
 
<研究の波及効果>  牛肉の香りの「見える化」により、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして提示できるようになります。また将来的には、代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして不快な風味を無くしたり、おいしさを和牛に近づけたりすることも可能となると期待できます。
 


2022年3月15-18日に開催された日本農芸化学会大会(全1298演題)で、薬食生命科学総合学府2年の内村美里さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス賞を受賞しました。
 
<研究概要> 近年、食品の「色」「形」「物性」などの情報をデジタル化し、品質管理や製品開発などに応用する試みが進んでいます。しかし、食品のおいしさを決定づける「香り」はヒトの繊細な感覚であるためデジタル化が難しく、実用的な技術は開発されていません。ヒトは鼻に存在する約400種類の嗅覚受容体によって様々な匂いを感知していることから、「香り」の情報は嗅覚受容体応答パターンの解析データとしてデジタル化できると考えられます。本研究では、ヒト嗅覚受容体の新たな網羅的応答パターン解析法を開発することで、静岡県産黒毛和牛(夢咲牛)と外国産牛の肉をモデルとして「香り情報の見える化(デジタル化)」を実現しました。
 
<研究の波及効果> 牛肉の香りの「見える化」により、品種や等級、熟成の有無などによるおいしさの違いを、曖昧な言葉ではなく、客観的なデジタルデータとして提示できるようになります。また将来的には、代替肉の匂いのデジタルデータを参考にして不快な風味を無くしたり、おいしさを和牛に近づけたりすることも可能となると期待できます。
 
食品生命科学科4年の田代萌香さん(食品衛生学研究室所属)が、「環境計量士」(濃度関係)の国家試験に合格しました!
 
環境計量士は、大気や水中の汚染物質(濃度関係)、騒音や振動の大きさなど(騒音・振動関係)を計測する専門性の高い国家資格で、合格率は15%程度の難関資格です。

田代さんは、将来、「環境計量士(濃度関係)」の資格を生かした化学分析の仕事に就くことを目指しており、今後、技術士補(農業部門)の申請も考えています。
 


食品生命科学科4年の田代萌香さん(食品衛生学研究室所属)が、「環境計量士」(濃度関係)の国家試験に合格しました!
 
環境計量士は、大気や水中の汚染物質(濃度関係)、騒音や振動の大きさなど(騒音・振動関係)を計測する専門性の高い国家資格で、合格率は15%程度の難関資格です。
 
田代さんは、将来、「環境計量士(濃度関係)」の資格を生かした化学分析の仕事に就くことを目指しており、今後、技術士補(農業部門)の申請も考えています。
 

3月18日に学位記授与式(卒業式)が開催されました。

昨年度に引き続き、コロナ対策を万全にして学部内のカレッジホールで行いました。社会の一員として働く人、大学院に進学してより専門的な技術・知識を身につける人など進路は様々ですが、大学での経験を生かして活躍してくれることを期待しています。
 
本学は少人数制で人の繋がりが強いことも特徴です。大学生活で見つけた仲間を大切に、また大学にもいつでも遊びに来てください。教員一同、成長した皆さんに会える日を楽しみにしています。

3月18日に学位記授与式(卒業式)が開催されました。


昨年度に引き続き、コロナ対策を万全にして学部内のカレッジホールで行いました。社会の一員として働く人、大学院に進学してより専門的な技術・知識を身につける人など進路は様々ですが、大学での経験を生かして活躍してくれることを期待しています。
 
本学は少人数制で人の繋がりが強いことも特徴です。大学生活で見つけた仲間を大切に、また 大学にもいつでも遊びに来てください。教員一同、成長した皆さんに会える日を楽しみにしています。

2月17日に食品生命科学科の卒業研究発表会が開催されました。


今年はコロナ対策のためハイブリッド形式(対面とオンラインを並行)での開催となりましたが、4年間の集大成である卒業研究の成果を全員が一人ずつ発表し、対面発表と変わらない、とても充実した会となりました。4年生の皆さん、お疲れ様でした!
 
※ベストプレゼンテーション賞の受賞研究については、後日、HPに概要を掲載します。

2月17日に食品生命科学科の卒業研究発表会が開催されました。


今年はコロナ対策のためハイブリッド形式(対面とオンラインを並行)での開催となりましたが、4年間の集大成である卒業研究の成果を全員が一人ずつ発表し、対面発表と変わらない、とても充実した会となりました。4年生の皆さん、お疲れ様でした!
 
※ベストプレゼンテーション賞の受賞研究については、後日、HPに概要を掲載します。

食品化学研究室、株式会社コーヨー化成、静岡県工業技術研究所の共同研究成果を活用した化粧品乳液が発売開始されました。
 
 
静岡県は全国でも有数のバラの産地ですが、出荷前に咲いてしまったため生花とならなかった「くずばな」が大量に廃棄されています。そこで大学、企業、農家が協働した“静岡バラプロジェクト”が2016年に発足し、くずばなとその抽出物であるローズウォーターの活用法を探ってきました。

今回、食品化学研究室 修士2年の立花優依さん、寺田祐子助教、伊藤圭祐准教授は、38歳日本人女性由来の皮膚繊維芽細胞に対して、静岡県の農産物に含まれる香り成分にコラーゲン産性能を高める効果があることを見出し、本研究成果を活用した化粧品乳液(ローズスキンモイスチャライザー;baraio)が発売開始されました。

食品化学研究室、株式会社コーヨー化成、静岡県工業技術研究所の共同研究成果を活用した化粧品乳液が発売開始されました。
 

 

静岡県は全国でも有数のバラの産地ですが、出荷前に咲いてしまったため生花とならなかった「くずばな」が大量に廃棄されています。そこで大学、企業、農家が協働した“静岡バラプロジェクト”が2016年に発足し、くずばなとその抽出物であるローズウォーターの活用法を探ってきました。
 
今回、食品化学研究室 修士2年の立花優依さん、寺田祐子助教、伊藤圭祐准教授は、38歳日本人女性由来の皮膚繊維芽細胞に対して、静岡県の農産物に含まれる香り成分にコラーゲン産性能を高める効果があることを見出し、本研究成果を活用した化粧品乳液(ローズスキンモイスチャライザー;baraio)が発売開始されました。

食品分析化学研究室の宮田椋さん(博士2年)、星野紗来さん(学部4年)、熊澤茂則教授が韓国の東亜大学と進めた共同研究の成果が米国化学会の国際誌掲載されました。
 
ビーポーレンは花粉荷とも呼ばれ、ミツバチが蜜を運ぶ際に付着した花粉がミツバチの唾液と混ざり合って団子状になったものです。健康食品素材として海外で広く利用されています。
 

本研究では、韓国産ビーポーレンの成分プロファイルをモレキュラーネットワーク※により解析し、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)という酵素を阻害する化合物ヒドロキシ桂皮酸アミド類縁体を発見しました。本研究により、 採取地域の違いによるビーポーレンの成分的な多様性が解明され、またCOMTの働きを阻害する成分はパーキンソン病治療薬として使われていることから、 韓国産ビーポーレンにパーキンソン病やうつ病予防という新たな付加価値も見出されました。

※モレキュラーネットワーク解析は近年、分析化学分野で注目されているメタボロミクス解析法の一つであり、迅速かつ網羅的に様々な代謝物を分析することが可能な手法です。
 
R. Miyata, S. Hoshino, M.-R. Ahn, S. Kumazawa. Chemical profiles of Korean bee pollens and their catechol-O-methyltransferase inhibitory activities. J. Agric. Food Chem. 2022

食品分析化学研究室の宮田椋さん(博士2年)、星野紗来さん(学部4年)、熊澤茂則教授が韓国の東亜大学と進めた共同研究の成果が米国化学会の国際誌掲載されました。
 
ビーポーレンは花粉荷とも呼ばれ、ミツバチが蜜を運ぶ際に付着した花粉がミツバチの唾液と混ざり合って団子状になったものです。健康食品素材として海外で広く利用されています。
 

本研究では、韓国産ビーポーレンの成分プロファイルをモレキュラーネットワーク※により解析し、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)という酵素を阻害する化合物ヒドロキシ桂皮酸アミド類縁体を発見しました。本研究により、 採取地域の違いによるビーポーレンの成分的な多様性が解明され、またCOMTの働きを阻害する成分はパーキンソン病治療薬として使われていることから、 韓国産ビーポーレンにパーキンソン病やうつ病予防という新たな付加価値も見出されました。

※モレキュラーネットワーク解析は近年、分析化学分野で注目されているメタボロミクス解析法の一つであり、迅速かつ網羅的に様々な代謝物を分析することが可能な手法です。
 
R. Miyata, S. Hoshino, M.-R. Ahn, S. Kumazawa. Chemical profiles of Korean bee pollens and their catechol-O-methyltransferase inhibitory activities. J. Agric. Food Chem. 2022


静岡県立大学でも共通テストが実施されました。受験生の皆さん、2日間お疲れ様でした。

今年度、食品生命科学科には、社会のニーズに応えて「食品生命情報科学」や「食品機能学」などの新設科目も開講されました。本学科では、他の学部学科にはない食と生命科学に特化した独自のカリキュラムにより、食品の開発、機能性評価、成分分析、品質管理、製造プロセス、またそれらを支える最先端のバイオテクノロジーに関する専門知識・技術を身につけることができます。
 
皆さんが将来、”食と生命科学の専門家”として社会で活躍できるよう、全力でサポートします。
 
本HPも参考にして、ぜひ食品生命科学科の受験をご検討ください。


静岡県立大学でも共通テストが実施されました。受験生の皆さん、2日間お疲れ様でした。

今年度、食品生命科学科には、社会のニーズに応えて「食品生命情報科学」や「食品機能学」などの新設科目も開講されました。本学科では、他の学部学科にはない食と生命科学に特化した独自のカリキュラムにより、食品の開発、機能性評価、成分分析、品質管理、製造プロセス、またそれらを支える最先端のバイオテクノロジーに関する専門知識・技術を身につけることができます。
 
皆さんが将来、”食と生命科学の専門家”として社会で活躍できるよう、全力でサポートします。
 
本HPも参考にして(できればPCで閲覧することをお勧めします)、ぜひ食品生命科学科の受験をご検討ください。

食品生命科学科では、1年次、2年次に学外に出て学ぶ研修旅行を実施しています。本年度の1年生の研修旅行は、コロナ対策を行いながら静岡近郊で実施しました。いくつかの制約はありましたが、イチゴ狩りなどを体験し、楽しみながら地域食材を学ぶことができました。

食品生命科学科では、1年次、2年次に学外に出て学ぶ研修旅行を実施しています。本年度の1年生の研修旅行は、コロナ対策を行いながら静岡近郊で実施しました。いくつかの制約はありましたが、イチゴ狩りなどを体験し、楽しみながら地域食材を学ぶことができました。

12月11日に開催された日本食品科学工学会中部支部大会で、食品生命科学科4年の瀨畑唯杏さん(食品物理学研究室所属)、熊田恒希さん(同研究室所属)、増田みゆさん(食品化学研究室所属)、中村唯さん(食品衛生学研究室所属)が、それぞれの発表で優秀賞を受賞しました。
 

この賞は、食品の科学や技術の分野において特に優れた成果を上げた若手研究を表彰するものです。今回の発表では、食品の構造や物性の理解、おいしさや品質の制御に関するそれぞれの研究成果が高く評価されました。

演題:馬鈴薯糊化澱粉粒上に出現する雪華模様の窪み形成とその特徴
発表者:瀨畑唯杏、長嶋剣、本同宏成(食品物理学研究室)
 
演題:チョコレート融解時の摩擦係数変化測定
発表者:熊田恒希、本同宏成(食品物理学研究室)
 
演題:大豆不快臭の効率的マスキングに向けた香料素材の時系列官能プロファイル解析
発表者:増田みゆ、寺田祐子、中野祥吾、伊藤圭祐(食品化学研究室)
 
演題:褐変抑制効果を有する微生物の性状およびその活性物質の探索
発表者:中村唯、黒川香緒里、島村裕子、小林文男、増田修一(食品衛生学研究室)  

12月11日に開催された日本食品科学工学会中部支部大会で、食品生命科学科4年の瀨畑唯杏さん(食品物理学研究室所属)、熊田恒希さん(同研究室所属)、増田みゆさん(食品化学研究室所属)、中村唯さん(食品衛生学研究室所属)が、それぞれの発表で優秀賞を受賞しました。
 

この賞は、食品の科学や技術の分野において特に優れた成果を上げた若手研究を表彰するものです。今回の発表では、食品の構造や物性の理解、おいしさや品質の制御に関するそれぞれの研究成果が高く評価されました。

演題:馬鈴薯糊化澱粉粒上に出現する雪華模様の窪み形成とその特徴
発表者:瀨畑唯杏、長嶋剣、本同宏成(食品物理学研究室)
 
演題:チョコレート融解時の摩擦係数変化測定
発表者:熊田恒希、本同宏成(食品物理学研究室)
 
演題:大豆不快臭の効率的マスキングに向けた香料素材の時系列官能プロファイル解析
発表者:増田みゆ、寺田祐子、中野祥吾、伊藤圭祐(食品化学研究室)
 
演題:褐変抑制効果を有する微生物の性状およびその活性物質の探索
発表者:中村唯、黒川香緒里、島村裕子、小林文男、増田修一(食品衛生学研究室)  

12月11日にオンライン発表で開催された第17回日本カテキン学会年次学術大会で、食品栄養科学部食品生命科学科4年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が 研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。

 
発表演題:食中毒菌由来膜小胞の性状および炎症反応に対するカテキンの影響
発表者:大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
 
【研究概要】 食中毒菌は、毒素などの病原因子を内包した球状の膜構造体である膜小胞を放出します。本研究では、食中毒菌由来膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶に含まれるカテキンが抑制することを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌由来膜小胞をターゲットにしたカテキンによる新たな食中毒制御法の開発が期待できます。
 

12月11日にオンライン発表で開催された第17回日本カテキン学会年次学術大会で、食品栄養科学部食品生命科学科4年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が 研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。

 
発表演題:食中毒菌由来膜小胞の性状および炎症反応に対するカテキンの影響
発表者:大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
 
【研究概要】食中毒菌は、毒素などの病原因子を内包した球状の膜構造体である膜小胞を放出します。本研究では、食中毒菌由来膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶に含まれるカテキンが抑制することを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌由来膜小胞をターゲットにしたカテキンによる新たな食中毒制御法の開発が期待できます。
 

γ-アミノ酪酸(GABA)は、トマトや発芽玄米などに含まれているアミノ酸の一種であり、ストレス緩和、血圧改善、睡眠の質改善などの機能性成分として知られています。
 
食品蛋白質工学研究室の髙木啓詞さん(博士3年)、中野祥吾准教授、伊藤創平准教授らは、バイオインフォマティクスを活用することで、GABA合成酵素の性能を改善し、GABAを簡便、迅速に合成する方法を構築しました。
 

 

本研究成果は、Wiley-VCH社の国際化学雑誌『ChemBioChem』の表紙に選ばれ、11月5日付けで電子版原著論文が掲載されました。

γ-アミノ酪酸(GABA)は、トマトや発芽玄米などに含まれているアミノ酸の一種であり、ストレス緩和、血圧改善、睡眠の質改善などの機能性成分として知られています。
 
食品蛋白質工学研究室の髙木啓詞さん(博士3年)、中野祥吾准教授、伊藤創平准教授らは、バイオインフォマティクスを活用することで、GABA合成酵素の性能を改善し、GABAを簡便、迅速に合成する方法を構築しました。
 

 

本研究成果は、Wiley-VCH社の国際化学雑誌『ChemBioChem』の表紙に選ばれ、11月5日付けで電子版原著論文が掲載されました。

大学院 修士2年の小塚康平さんと尾城一恵さんが、日本学術振興会の特別研究員DC1に採用内定しました!
 
日本学術振興会の特別研究員は、我が国の学術研究を牽引する優れた若手研究者を養成する制度です。特別研究員には自由な発想のもとで主体的に研究を進めることが期待され、奨励奨学金と研究費(科学研究費補助金)が支給されます。

【採択課題】
・小塚康平(食品蛋白質工学研究室)
配列データベースを活用した酵素改変法”酵素パーツリモデリング法”の開発と検証

・尾城一恵(食品化学研究室)
匂い物質結合タンパク質を用いたヒト嗅覚受容体マッピング法の開発 

大学院 修士2年の小塚康平さんと尾城一恵さんが、日本学術振興会の特別研究員DC1に採用内定しました!
 

日本学術振興会の特別研究員は、我が国の学術研究を牽引する優れた若手研究者を養成する制度です。特別研究員には自由な発想のもとで主体的に研究を進めることが期待され、奨励奨学金と研究費(科学研究費補助金)が支給されます。

【採択課題】
・小塚康平(食品蛋白質工学研究室)
配列データベースを活用した酵素改変法”酵素パーツリモデリング法”の開発と検証

・尾城一恵(食品化学研究室)
匂い物質結合タンパク質を用いたヒト嗅覚受容体マッピング法の開発 

大学院 博士課程3年の本山智晴さん(食品蛋白質工学研究室)の研究成果の記事が静岡新聞とそのHPに掲載されました。
 
本研究成果は、アーモンド様の香気を持つピラジン類について新しい合成経路を発見したもので、食品や医薬品など、ピラジン類を原料として用いる様々な産業分野への応用が期待できます。研究概要は本HPのNews(7/20)、または静岡新聞HPをご覧ください。
 
本山さんは優れた研究業績を上げることが期待される学生として、2019年に日本生物工学会から奨励賞(飛翔賞)を授与されており、また日本学術振興会の特別研究員DC1にも採用されています。今後も研究者としての活躍を大いに期待しています!

大学院 博士課程3年の本山智晴さん(食品蛋白質工学研究室)の研究成果の記事が静岡新聞とそのHPに掲載されました。
 
本研究成果は、アーモンド様の香気を持つピラジン類について新しい合成経路を発見したもので、食品や医薬品など、ピラジン類を原料として用いる様々な産業分野への応用が期待できます。研究概要は本HPのNews(7/20)、または静岡新聞HPをご覧ください。
 
本山さんは優れた研究業績を上げることが期待される学生として、2019年に日本生物工学会から奨励賞(飛翔賞)を授与されており、また日本学術振興会の特別研究員DC1にも採用されています。今後も研究者としての活躍を大いに期待しています!

2021年8月26日〜28日にweb開催された日本食品科学工学会第68回大会で、食品化学研究室の内村美里さん(修士1年)が会頭賞(企業賞)を受賞しました。
 
この賞は、食品科学あるいは食品工学の分野において、先進性、また学術的・社会的意義の観点から特に優れた若手研究を表彰するものです。 食品化学研究室の学生の発表は3年連続本学会(全国大会)での受賞となりました。

【発表者】内村美里、尾城一恵、土屋さくら、寺田祐子、伊藤圭祐
【演題】フレーバー感知に関わるヒト味覚・嗅覚受容体の網羅的解析システムの開発
 
【概要】ヒトは食品の味や香り(フレーバー)を、口にある味覚受容体、鼻にある嗅覚受容体によって感知しています。内村さんはこれらの受容体への食品成分の作用を迅速・簡便に解析できる革新的な技術を開発しました。本技術は多くの食品企業から高く評価され、おいしい食品の開発への応用が期待されています。
 

2021年8月26日〜28日にweb開催された日本食品科学工学会第68回大会で、食品化学研究室の内村美里さん(修士1年)が会頭賞(企業賞)を受賞しました。
 

この賞は、食品科学あるいは食品工学の分野において、先進性、また学術的・社会的意義の観点から特に優れた若手研究を表彰するものです。 食品化学研究室の学生の発表は3年連続本学会(全国大会)での受賞となりました。

【発表者】内村美里、尾城一恵、土屋さくら、寺田祐子、伊藤圭祐
【演題】フレーバー感知に関わるヒト味覚・嗅覚受容体の網羅的解析システムの開発
 
【概要】ヒトは食品の味や香り(フレーバー)を、口にある味覚受容体、鼻にある嗅覚受容体によって感知しています。内村さんはこれらの受容体への食品成分の作用を迅速・簡便に解析できる革新的な技術を開発しました。本技術は多くの食品企業から高く評価され、おいしい食品の開発への応用が期待されています。
 

食品衛生学研究室の増田修一教授、島村裕子助教が、森永乳業株式会社(以下、森永乳業) との共同研究により、黄色ブドウ球菌由来膜小胞が誘導する炎症・アレルギー反応を微酸性電解水 (次亜塩素酸水) が抑制することを明らかにしました。
 
 
微酸性電解水は、生鮮品、飲料、酒類などの食品製造にとどまらず、外食産業、福祉施設などにその利用が広がっています。本研究の知見は、黄色ブドウ球菌由来膜小胞を標的とした新しい制御メカニズムによるアトピー性皮膚炎の抑制法の開発につながることが期待されます。

本研究成果は、日本食品科学工学会 第68回大会 (2021年8月26日~28日・オンライン開催) にて発表されました。
 

食品衛生学研究室の増田修一教授、島村裕子助教が、森永乳業株式会社(以下、森永乳業) との共同研究により、黄色ブドウ球菌由来膜小胞が誘導する炎症・アレルギー反応を微酸性電解水 (次亜塩素酸水) が抑制することを明らかにしました。
 

 
微酸性電解水は、生鮮品、飲料、酒類などの食品製造にとどまらず、外食産業、福祉施設などにその利用が広がっています。本研究の知見は、黄色ブドウ球菌由来膜小胞を標的とした新しい制御メカニズムによるアトピー性皮膚炎の抑制法の開発につながることが期待されます。

本研究成果は、日本食品科学工学会 第68回大会 (2021年8月26日~28日・オンライン開催) にて発表されました。
 

本年度のオープンキャンパスは8/12にweb上で開催することとなりました。模擬授業や学生インタビュー、キャリア支援についてなど、学部学科の概要が分かります。個別面談も実施するので、是非ご参加ください!


 
オープンキャンパス特設サイトは8/10にオープンしました!

 
※オープンキャンパスの時期以外でも、何か聞きたいことがあれば「 大学・大学院への進学相談はこちら! 」のリンクからお気軽にお問い合わせください。

本年度のオープンキャンパスは8/12にweb上で開催することとなりました。模擬授業や学生インタビュー、キャリア支援についてなど、学部学科の概要が分かります。個別面談も実施するので、是非ご参加ください!


 
オープンキャンパス特設サイトは8/10にオープンしました!

 
※オープンキャンパスの時期以外でも、何か聞きたいことがあれば「 大学・大学院への進学相談はこちら! 」のリンクからお気軽にお問い合わせください。
食品化学研究室の尾城一恵さん(大学院薬食生命科学総合学府 修士2年)が、7月24日(土)に開催された第4回静岡テックプラングランプリで企業賞(ヤマハ発動機賞)を受賞しました。
 

静岡テックグランプリは、株式会社リバネスが主催する創業支援プログラム(テックプランター)の研究成果社会実装プランコンテストです。多くのパートナー企業の協力のもと、企業や大学などの研究機関が有する、世界を変える可能性のあるリアルテック領域の優れたシーズ研究を発掘・育成する取り組みです。
 
尾城さんは、自身が中心となって研究に取り組んできた「ヒト味覚・嗅覚受容体の応答評価を基盤とした味と香りの分子設計技術」についてプレゼンを行い、パートナー企業のエグゼクティブ層から高く評価していただきました。
 

食品化学研究室の尾城一恵さん(大学院薬食生命科学総合学府 修士2年)が、7月24日(土)に開催された第4回静岡テックプラングランプリで企業賞(ヤマハ発動機賞)を受賞しました。
 


静岡テックグランプリは、株式会社リバネスが主催する創業支援プログラム(テックプランター)の研究成果社会実装プランコンテストです。多くのパートナー企業の協力のもと、企業や大学などの研究機関が有する、世界を変える可能性のあるリアルテック領域の優れたシーズ研究を発掘・育成する取り組みです。
 
尾城さんは、自身が中心となって研究に取り組んできた「ヒト味覚・嗅覚受容体の応答評価を基盤とした味と香りの分子設計技術」についてプレゼンを行い、パートナー企業のエグゼクティブ層から高く評価していただきました。
 

食品蛋白質工学研究室の本山智晴さん(博士3年)が、ピラジン(EDMP)の新しい生合成経路を発見しました!
 
EDMPはアーモンド様の好ましい香りを持ち、焼き菓子、アイスクリーム、清涼飲料、肉製品など、様々な加工食品に添加されている香気物質です。 これまで、EDMPなどのピラジン類は加熱によって産生すると考えられてきましたが、本山さんはEDMPが酵素によってアミノ酸から生合成されることを発見しました。

 
酵素による反応は温和な条件下で進行するため、本発見は環境にやさしいピラジン合成法の開発にも応用できる可能性があります。
 
本研究成果は英語原著論文として、Communications Chamistry誌(Springer Nature社)に掲載されました。
 
T. Motoyama, S. Nakano, F. Hasebe, R. Miyata, S. Kumazawa, N. Miyoshi, S. Ito. Chemoenzymatic synthesis of 3-ethyl-2,5-dimethylpyrazine by L-threonine 3-dehydrogenase and 2-amino-3-ketobutyrate CoA ligase/L-threonine aldolase. Commun. Chem. (2021), 4, 108.
 

食品蛋白質工学研究室の本山智晴さん(博士3年)が、ピラジン(EDMP)の新しい生合成経路を発見しました!
 
EDMPはアーモンド様の好ましい香りを持ち、焼き菓子、アイスクリーム、清涼飲料、肉製品など、様々な加工食品に添加されている香気物質です。これまで、EDMPなどのピラジン類は加熱によって産生すると考えられてきましたが、本山さんはEDMPが酵素によってアミノ酸から生合成されることを発見しました。


 
酵素による反応は温和な条件下で進行するため、本発見は環境にやさしいピラジン合成法の開発にも応用できる可能性があります。
 
本研究成果は英語原著論文として、Communications Chamistry誌(Springer Nature社)に掲載されました。
 
T. Motoyama, S. Nakano, F. Hasebe, R. Miyata, S. Kumazawa, N. Miyoshi, S. Ito. Chemoenzymatic synthesis of 3-ethyl-2,5-dimethylpyrazine by L-threonine 3-dehydrogenase and 2-amino-3-ketobutyrate CoA ligase/L-threonine aldolase. Commun. Chem. (2021), 4, 108.
 

食品物理学研究室と大阪大学、日清オイリオグループ株式会社の共同研究成果が国際学術誌Crystal Growth & Designに掲載され、アメリカ化学会(ACS)のWeekly PressPacで取り上げられました。
 
 
チョコレート中の脂肪分(ココアバター)は特有の結晶を形成しており、その構造が味や食感に大きく影響を与えます。
 
本研究は、チョコレートを型に入れて固める際、型に接している部分ではココアバターの結晶が規則正しく並んでいるのに対し、空気と接している部分では結晶の向きがバラバラであることを初めて明らかにしたものです。
 
一見均一に見えるチョコレートも、詳しく見ると実は場所により違いがあることが分かりました。 結晶化プロセスをコントロールすることで、おいしさや口溶け、さらに見栄えも良いチョコレートの開発に役立つことが期待されます。
 
F. Kaneko, K. Oonishi, H. Uehara, H. Hondoh. Polarized FTIR ATR spectroscopic study on the structure of chocolate: Influence of mold on fat crystalline structures. Cryst. Growth Des., (2021) 21(6), 3290-3298.
 

食品物理学研究室と大阪大学、日清オイリオグループ株式会社の共同研究成果が国際学術誌Crystal Growth & Designに掲載され、アメリカ化学会(ACS)のWeekly PressPacで取り上げられました。
 

 

チョコレート中の脂肪分(ココアバター)は特有の結晶を形成しており、その構造が味や食感に大きく影響を与えます。
 
本研究は、チョコレートを型に入れて固める際、型に接している部分ではココアバターの結晶が規則正しく並んでいるのに対し、空気と接している部分では結晶の向きがバラバラであることを初めて明らかにしたものです。
 
一見均一に見えるチョコレートも、詳しく見ると実は場所により違いがあることが分かりました。結晶化プロセスをコントロールすることで、おいしさや口溶け、さらに見栄えも良いチョコレートの開発に役立つことが期待されます。
 
F. Kaneko, K. Oonishi, H. Uehara, H. Hondoh. Polarized FTIR ATR spectroscopic study on the structure of chocolate: Influence of mold on fat crystalline structures. Cryst. Growth Des., (2021) 21(6), 3290-3298.
 

高校生向けの体験実験教室「食品サマースクール」の申し込み受付を開始しました。以下の画像をクリックして詳細をご確認の上、興味のある方は是非、参加申し込みフォームからお申し込みください。
 


実施日:2021年8月17日(火) 
対象:高校1〜3年生
参加費:無料
募集人数:実験テーマごと先着順(7月28日締め切り)

参加申し込みフォーム
今年度の申し込みは締め切りました。

高校生向けの体験実験教室「食品サマースクール」の申し込み受付を開始しました。以下の画像をクリックして詳細をご確認の上、興味のある方は是非、参加申し込みフォームからお申し込みください。
 


実施日:2021年8月17日(火) 
対象:高校1〜3年生
参加費:無料
募集人数:実験テーマごと先着順(7月28日締め切り)

参加申し込みフォーム
今年度の申し込みは締め切りました。

食品生命科学科では、受験を考えている高校生向けの体験実験教室「食品サマースクール」を実施予定です。大学生や教員から直接話を聞くこともできますので、少しでも本学科に興味のある方は是非、参加をご検討ください。詳細は決まり次第、学部・学科のHPなどで告知します。
 


日時:2021年8月17日(火)10時〜16時頃
場所:静岡県立大学
内容:食品と生命に関する体験実験、研究室見学
対象:高校1〜3年生

※事前予約制です。予約受付開始は後日ですので、参加を希望する方はHPをチェックしておいてください。
※現時点では、感染症対策を徹底した上で対面での実施を予定しています。ただし、今後の状況変化によって中止となる場合や、実施内容に変更が生じる可能性もありますので、予めご了承ください。

食品生命科学科では、受験を考えている高校生向けの体験実験教室「食品サマースクール」を実施予定です。大学生や教員から直接話を聞くこともできますので、少しでも本学科に興味のある方は是非、参加をご検討ください。詳細は決まり次第、学部・学科のHPなどで告知します。
 


日時:2021年8月17日(火)10時〜16時頃
場所:静岡県立大学
内容:食品と生命に関する体験実験、研究室見学
対象:高校1〜3年生
※事前予約制です。予約受付開始は後日ですので、参加を希望する方はHPをチェックしておいてください。
※現時点では、感染症対策を徹底した上で対面での実施を予定しています。ただし、今後の状況変化によって中止となる場合や、実施内容に変更が生じる可能性もありますので、予めご了承ください。

日本農芸化学会は、バイオサイエンス・バイオテクノロジーを中心とする多彩な領域の研究者、技術者、学生、団体等によって構成される、大規模な学会です。
 

2021年度の全国大会において、農芸化学領域研究から着想したチャレンジ企画を表彰する 農芸化学研究「新企画賞」が実施され、食品蛋白質工学研究室の小塚康平さん(大学院修士2年)が 最優秀賞を受賞しました。

 
小塚さんの研究者としての新しい可能性を広げるために助成金が授与され、また企業研究者からのアドバイスをもらえるなど、産学官連携の機会がサポートされます。
 
【受賞者】
小塚康平(大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻 博士前期課程2年 食品蛋白質工学研究室所属 )
「次世代酵素創生技術"酵素パーツモデリング"によりバイオ産業の創出を加速させる」
 

日本農芸化学会は、バイオサイエンス・バイオテクノロジーを中心とする多彩な領域の研究者、技術者、学生、団体等によって構成される、大規模な学会です。
 

2021年度の全国大会において、農芸化学領域研究から着想したチャレンジ企画を表彰する 農芸化学研究「新企画賞」が実施され、食品蛋白質工学研究室の小塚康平さん(大学院修士2年)が 最優秀賞を受賞しました。

 
小塚さんの研究者としての新しい可能性を広げるために助成金が授与され、また企業研究者からのアドバイスをもらえるなど、産学官連携の機会がサポートされます。
 
【受賞者】
小塚康平(大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻 博士前期課程2年 食品蛋白質工学研究室所属 )
「次世代酵素創生技術"酵素パーツモデリング"によりバイオ産業の創出を加速させる」
 

食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
 

令和2年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。今回の受賞対象となった研究はいずれも食品加工などに用いることができる酵素・蛋白質の改良・生産技術の開発に関するものです。食品産業を支えるバイオテクノロジーの重要性がよく分かります。

 
【受賞対象研究】
石田千晴さん「超耐熱性L-アミノ酸酸化酵素の開発とD-アミノ酸生産への応用」

栗田涼子さん「新しい酵母株と新しい遺伝子発現スイッチでつくる、新しい組換え蛋白質生産システム」

宮本萌衣さん「折りたたまれやすい蛋白質や酵素のアミノ酸配列を、バクテリオファージに試させ、選ばせる!」
 

食品生命科学科では、優れた卒業研究発表を行った上位3名の学生をベストプレゼンテーション賞として表彰しています。
 


令和2年度の受賞対象研究の概要を研究紹介のページに掲載しましたので、ぜひご覧ください。今回の受賞対象となった研究はいずれも食品加工などに用いることができる酵素・蛋白質の改良・生産技術の開発に関するものです。食品産業を支えるバイオテクノロジーの重要性がよく分かります。

 
【受賞対象研究】
石田千晴さん「超耐熱性L-アミノ酸酸化酵素の開発とD-アミノ酸生産への応用」

栗田涼子さん「新しい酵母株と新しい遺伝子発現スイッチでつくる、新しい組換え蛋白質生産システム」

宮本萌衣さん「折りたたまれやすい蛋白質や酵素のアミノ酸配列を、バクテリオファージに試させ、選ばせる!」
 

4月6日、7日に令和3年度の学部・学科ガイダンスが実施されました。
 

特に新入生ガイダンスでは、年間予定や単位の取得方法、実習の進め方、就職活動、アドバイザー制度の紹介など、大学生活全般について説明されました。明るく元気な自己紹介もあり、とても和やかな雰囲気でした。
 
 今年度は感染症対策を十分に取った上で、可能な限り対面での講義・実習が再開される見込みです。
 
皆さんが4年間で大いに成長してくれることを期待しています!教員も全力でサポートするので、これから一緒に頑張りましょう。

4月6日、7日に令和3年度の学部・学科ガイダンスが実施されました。
 

特に新入生ガイダンスでは、年間予定や単位の取得方法、実習の進め方、就職活動、アドバイザー制度の紹介など、大学生活全般について説明されました。明るく元気な自己紹介もあり、とても和やかな雰囲気でした。
 

 今年度は感染症対策を十分に取った上で、可能な限り対面での講義・実習が再開される見込みです。
 
皆さんが4年間で大いに成長してくれることを期待しています!教員も全力でサポートするので、これから一緒に頑張りましょう。

3月19日にグランシップおよび谷田キャンパス(食品栄養科学部棟カレッジホール)において、令和2年度の学位記授与式が挙行されました。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入場時の検温・消毒、時間の短縮、来場者の制限、座席間隔の確保といった感染防止対策を徹底した上で実施されました。


この1年はコロナ禍で様々な制約がありましたが、それぞれが工夫と努力を重ねたことで、逆境を乗り越える強さを身につけることもできたのではないかと思います。

4年間の大学生活に加えてこの貴重な学びも糧として、卒業後はそれぞれの分野で活躍されることを祈念しています!

3月19日にグランシップおよび谷田キャンパス(食品栄養科学部棟カレッジホール)において、令和2年度の学位記授与式が挙行されました。


新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入場時の検温・消毒、時間の短縮、来場者の制限、座席間隔の確保といった感染防止対策を徹底した上で実施されました。


この1年はコロナ禍で様々な制約がありましたが、それぞれが工夫と努力を重ねたことで、逆境を乗り越える強さを身につけることもできたのではないかと思います。

4年間の大学生活に加えてこの貴重な学びも糧として、卒業後はそれぞれの分野で活躍されることを祈念しています!

2月17日に食品生命科学科の卒業研究発表会が開催されました。


本年度はコロナ対策のため、発表会場での聴講はマスク着用、換気、アルコール消毒などの感染症予防に十分に努めた上で最少人数とし、オンラインとハイブリッド形式での開催となりました。


4年間の集大成として各研究室から食品や生命科学に関する様々な研究成果が発表され、例年以上に活発なディスカッションが繰り広げられました。

4年生の皆さん、お疲れ様でした!
 
※優秀な発表をした学生に与えられるベストプレゼンテーション賞については、また後日掲載予定です。

2月17日に食品生命科学科の卒業研究発表会が開催されました。


本年度はコロナ対策のため、発表会場での聴講はマスク着用、換気、アルコール消毒などの感染症予防に十分に努めた上で最少人数とし、オンラインとハイブリッド形式での開催となりました。


4年間の集大成として各研究室から食品や生命科学に関する様々な研究成果が発表され、例年以上に活発なディスカッションが繰り広げられました。

4年生の皆さん、お疲れ様でした!
 
※優秀な発表をした学生に与えられるベストプレゼンテーション賞については、また後日掲載予定です。

2021年2月15日
食品化学研究室の松山南さん(修士2年)が新しい辛味評価法を開発し、英語原著論文が国際誌に掲載されました。 
 

 

辛味はおいしさに関わる重要な味の一つですが、持続性や蓄積性があるため、ヒトの感覚による定量的評価は難しいことが課題です。松山さんは辛味の感知に関わる受容体が活性化するメカニズムに着目し、辛味強度に応じて”光”が発せられる新しい辛味測定システムを開発しました。辛味を客観的に評価できるこの方法は、スパイスやカレーなど、様々な食品の開発に応用が期待できます。
 
M. Matsuyama, Y. Terada, T. Yamazaki-Ito, K. Ito. A luminescence-based human TRPV1 assay system for quantifying pungency in spicy foods. Foods, (2021) 10, 151.
 

2021年2月15日
食品化学研究室の松山南さん(修士2年)が新しい辛味評価法を開発し、英語原著論文が国際誌に掲載されました。 
 

 

辛味はおいしさに関わる重要な味の一つですが、持続性や蓄積性があるため、ヒトの感覚による定量的評価は難しいことが課題です。松山さんは辛味の感知に関わる受容体が活性化するメカニズムに着目し、辛味強度に応じて”光”が発せられる新しい辛味測定システムを開発しました。辛味を客観的に評価できるこの方法は、スパイスやカレーなど、様々な食品の開発に応用が期待できます。
 
M. Matsuyama, Y. Terada, T. Yamazaki-Ito, K. Ito. A luminescence-based human TRPV1 assay system for quantifying pungency in spicy foods. Foods, (2021) 10, 151.
 

2020年11月25日
食品蛋白質工学研究室の中野祥吾助教が提案した研究課題が、科学技術振興会(JST)の研究プログラムである「さきがけ」に採択されました。
 

「さきがけ」は、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な研究を推進するプログラムです。世界に先駆けて科学技術イノベーションの源泉となる成果を創出することを目的としています。

「離散的配列ブロックに基づく人工タンパク質配列自在設計技術の開発と応用」
全てのタンパク質に各種機能をコードする離散的配列ブロックが存在することを証明、これを組み合わせることで機能を自在に制御した人工タンパク質の配列設計を可能とする技術開発と応用を目指します。見込まれる成果は、食品、医薬品分野を含めた幅広い生命科学分野への貢献が期待されます。
 

2020年11月25日
食品蛋白質工学研究室の中野祥吾助教が提案した研究課題が、科学技術振興会(JST)の研究プログラムである「さきがけ」に採択されました。
 


「さきがけ」は、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な研究を推進するプログラムです。世界に先駆けて科学技術イノベーションの源泉となる成果を創出することを目的としています。

「離散的配列ブロックに基づく人工タンパク質配列自在設計技術の開発と応用」
全てのタンパク質に各種機能をコードする離散的配列ブロックが存在することを証明、これを組み合わせることで機能を自在に制御した人工タンパク質の配列設計を可能とする技術開発と応用を目指します。見込まれる成果は、食品、医薬品分野を含めた幅広い生命科学分野への貢献が期待されます。
 

2020年10月6日
いよいよ後期です!食品生命科学科ではリモートと共に対面での講義や実習が始まるため、これから大学で過ごす1年生に向けて、コロナ対策やカリキュラムの変更点、学生生活などについて再度ガイダンスを行いました。
 
学生さんたちはグループに分かれて交流し、すっかり打ち解けた様子でした。今年は学生さんにとっても教員にとっても初めての試みばかりで手探り状態ですが、ポジティブに学生生活を楽しめるように、一緒に頑張っていきましょう♪
 

2020年10月6日
いよいよ後期です!食品生命科学科ではリモートと共に対面での講義や実習が始まるため、これから大学で過ごす1年生に向けて、コロナ対策やカリキュラムの変更点、学生生活などについて再度ガイダンスを行いました。
 
学生さんたちはグループに分かれて交流し、すっかり打ち解けた様子でした。今年は学生さんにとっても教員にとっても初めての試みばかりで手探り状態ですが、ポジティブに学生生活を楽しめるように、一緒に頑張っていきましょう♪
 

2020年10月5日
9月26日にオンライン発表で開催された2020年度日本農芸化学会第187回中部支部例会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程2年の黒川香緒里さん(食品衛生学研究室所属)が、優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる中部支部企業奨励賞を受賞しました。
 

本研究では、有限会社ラヴィアンサンテとの共同研究で、食品に利用可能な微生物の代謝物を利用して、 食品の加熱調理で生じる着色(メイラード反応)を抑制する方法を見出しました。今後、本研究を元に、味噌、醤油などのメイラード反応が関与する食品への活用および微生物の代謝物を利用した低褐変・機能性食品素材の開発が期待できます。

 
○黒川香緒里、島村裕子、小林文男*、増田修一(静岡県大、*ラヴィアンサンテ)
「微生物によるメイラード反応抑制効果とその最適条件の検討」

2020年10月5日
9月26日にオンライン発表で開催された2020年度日本農芸化学会第187回中部支部例会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程2年の黒川香緒里さん(食品衛生学研究室所属)が、優秀な口頭発表を行った若手研究者に贈られる中部支部企業奨励賞を受賞しました。
 

本研究では、有限会社ラヴィアンサンテとの共同研究で、食品に利用可能な微生物の代謝物を利用して、 食品の加熱調理で生じる着色(メイラード反応)を抑制する方法を見出しました。今後、本研究を元に、味噌、醤油などのメイラード反応が関与する食品への活用および微生物の代謝物を利用した低褐変・機能性食品素材の開発が期待できます。

 
○黒川香緒里、島村裕子、小林文男*、増田修一(静岡県大、*ラヴィアンサンテ)
「微生物によるメイラード反応抑制効果とその最適条件の検討」

2020年10月5日
食品化学研究室が進めている「おいしさの分子設計技術の開発」についての紹介記事が、10月5日発行の日本食糧新聞(食に特化した業界主要紙)に掲載されました。
 

同新聞10月の特集”食品開発を見据えた味覚・嗅覚研究最前線”として、 食品の味や香りの感知に関わるヒト味覚、嗅覚受容体の応答評価方法に関する最新知見を紹介したものです。本研究が進めば、個人差のない味や香りの評価が可能となる他、分子レベルでの科学的根拠に基づいておいしい食品を開発することができるようになると期待されています。

 
「おいしさの分子設計技術の開発」:新技術開発〜食品開発を見据えた味覚・嗅覚研究最前線〜日本食糧新聞社 2020年10月5日

2020年10月5日
食品化学研究室が進めている「おいしさの分子設計技術の開発」についての紹介記事が、10月5日発行の日本食糧新聞(食に特化した業界主要紙)に掲載されました。
 

同新聞10月の特集”食品開発を見据えた味覚・嗅覚研究最前線”として、 食品の味や香りの感知に関わるヒト味覚、嗅覚受容体の応答評価方法に関する最新知見を紹介したものです。本研究が進めば、個人差のない味や香りの評価が可能となる他、分子レベルでの科学的根拠に基づいておいしい食品を開発することができるようになると期待されています。

 
「おいしさの分子設計技術の開発」:新技術開発〜食品開発を見据えた味覚・嗅覚研究最前線〜日本食糧新聞社 2020年10月5日

2020年9月25日
大学院博士前期課程1年の澤野桃子さん(食品工学研究室所属)が8月7~16日にweb上で開催された「日本食品工学会第21回年次大会」で、優秀発表賞を受賞しました。同賞はweb発表された全演題の中から会員の相互投票において、多くの票を獲得した発表に与えられる賞です。
 

本研究では、アイスクリーム製造工程における撹拌操作が、気泡や脂肪球のサイズに与える影響を実験・数値解析の両面からのアプローチにより解明しました。製造中に起こる素現象を定量的に評価することで、 アイスクリーム製造工程の合理的設計指針に向けた、新たな知見を得ることに成功しました。

 
○澤野桃子, 増田勇人*, 伊與田浩志*, 下山田真(静岡県大食, *阪市大院工)
「フリージング中の撹拌速度によるアイスクリームの気泡・脂肪球サイズ制御に関する研究」

2020年9月25日
大学院博士前期課程1年の澤野桃子さん(食品工学研究室所属)が8月7~16日にweb上で開催された「日本食品工学会第21回年次大会」で、優秀発表賞を受賞しました。同賞はweb発表された全演題の中から会員の相互投票において、多くの票を獲得した発表に与えられる賞です。
 

本研究では、アイスクリーム製造工程における撹拌操作が、気泡や脂肪球のサイズに与える影響を実験・数値解析の両面からのアプローチにより解明しました。製造中に起こる素現象を定量的に評価することで、 アイスクリーム製造工程の合理的設計指針に向けた、新たな知見を得ることに成功しました。

 
○澤野桃子, 増田勇人*, 伊與田浩志*, 下山田真(静岡県大食, *阪市大院工)
「フリージング中の撹拌速度によるアイスクリームの気泡・脂肪球サイズ制御に関する研究」

2020年8月7日

食品栄養科学部の学生サークル Food Laboがクラフトチョコレート専門店と共同開発したチョコレートケーキに関する紹介記事が、旺文社の受験情報誌「蛍雪時代」に掲載されました。商品は春らしい桜をモチーフとしたチョコレートケーキで、酸味と甘味のバランスにこだわり、茶葉の香りもアクセントになっています。現在は販売期間が終了し、第二弾の商品開発が進められています。

「学生がチョコレート専門店とケーキを共同開発し、販売」蛍雪時代(旺文社)”キャンパスNews” 2020年9月号172p

2020年8月7日
食品栄養科学部の学生サークルFood Laboがクラフトチョコレート専門店と共同開発したチョコレートケーキに関する紹介記事が、旺文社の受験情報誌「蛍雪時代」に掲載されました。


商品は春らしい桜をモチーフとしたチョコレートケーキで、酸味と甘味のバランスにこだわり、茶葉の香りもアクセントになっています。現在は販売期間が終了し、第二弾の商品開発が進められています。
「学生がチョコレート専門店とケーキを共同開発し、販売」蛍雪時代(旺文社)”キャンパスNews” 2020年9月号172p

2020年8月4日
日本農芸化学会2020年度大会において、山本深月さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス※に選定され、また優秀ポスター発表演題としても選出されました。
 

本研究では、鶏卵に含まれるタンパク質が舌の味蕾にある“コク味”の受容体を活性化させることを発見し、さらに鶏卵タンパク質よりも80倍高機能な“コク味”成分の創製にも成功しました。このことより、従来の常識では 味への寄与が無いと考えられてきた食品中のタンパク質成分が、実は、おいしさを左右するほど重要な“コク味”の機能を持つことが初めて示されました。 今後、科学的根拠に基づいたおいしい食品の開発に応用が期待されます。

※日本農芸化学会大会は年一回開催され、2,500以上の演題が発表される大規模な生命科学系の全国大会です。学術的・社会的インパクトの観点において各分野で最も優秀な演題が大会トピックスとして選定され、報道機関各社へ情報提供されます。

2020年8月4日
日本農芸化学会2020年度大会において、山本深月さん(食品化学研究室)の発表が大会トピックス※に選定され、また優秀ポスター発表演題としても選出されました。
 


本研究では、鶏卵に含まれるタンパク質が舌の味蕾にある“コク味”の受容体を活性化させることを発見し、さらに鶏卵タンパク質よりも80倍高機能な“コク味”成分の創製にも成功しました。このことより、従来の常識では味への寄与が無いと考えられてきた食品中のタンパク質成分が、実は、おいしさを左右するほど重要な“コク味”の機能を持つことが初めて示されました。 今後、科学的根拠に基づいたおいしい食品の開発に応用が期待されます。
 
※日本農芸化学会大会は年一回開催され、2,500以上の演題が発表される大規模な生命科学系の全国大会です。学術的・社会的インパクトの観点において各分野で最も優秀な演題が大会トピックスとして選定され、報道機関各社へ情報提供されます。

2020年8月1日
食品生命科学科では、AIなどの情報科学を取り入れた専門的な教育・研究を推進するため、「食品生命情報科学」分野の研究室、科目を新設します。本分野は、物質としての食品や関連成分などの製造、品質管理、分析、あるいは機能評価などに関する実践的な情報科学分野を専門とし、本学科の強みである最先端バイオテクノロジーの一翼を担います。

2020年8月1日
食品生命科学科では、AIなどの情報科学を取り入れた専門的な教育・研究を推進するため、「食品生命情報科学」分野の研究室、科目を新設します。本分野は、物質としての食品や関連成分などの製造、品質管理、分析、あるいは機能評価などに関する実践的な情報科学分野を専門とし、本学科の強みである最先端バイオテクノロジーの一翼を担います。

2020年7月30日 食品生命科学科のオリジナルHP(このページ)が開設!


 

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