環境リレーコラム
旧・環境科学研究所/大学院生活健康科学研究科環境物質科学専攻と現・食品栄養科学部環境生命科学科/大学院薬食生命科学総合学府環境科学専攻の教員によるリレーコラムです。第1号は2008年10月に掲載され、以後、毎月一人ずつ掲載してまいりました。各教員の研究内容や教育に対する姿勢などがコラムとして綴られています。2010年12月号をもって、定期的なリレーは終了し、印刷された冊子体も作成されました。今回、新任の先生のコラムを久々に更新いたしました!(2016年2月)リレーに沿って順番に ― あるいはタイトル・人相(!)から興味の持たれたコラムから、どうぞご覧下さい。
編集後記
2008年10月から2010年12月の2年間にわたって、環境科学研究所・環境物質科学専攻の教員によるコラムをリレーしてきた「環境リレーコラム」が、ひとまず終了いたしました。研究所・専攻の全ての教員にまわるまで続けようと決意して、毎月毎月、いただいた原稿をHTMLでマークアップしてサーバーにアップする作業を続けてまいりました。研究所の全教員とこの間に新たに着任された教員もいますので、現在の教員数以上の回数を重ねることになりました。再び見返してみると、既に移動や定年で退職された先生もおられて、2年間というのは短いようで結構長かったのだな、と感慨深い想いです。原稿をご執筆頂いた皆さん、ありがとうございました。
本コラムの連載を始めた目的は、本専攻を受験しようと考える学部学生や社会人の方々のために、本研究所・専攻の各教員がどんな研究をどんな考え方でどのように行っているのか参考にしていただきたい、というものでした。研究所・専攻の広報の一環として、ホームページの充実をはかる目的もありました。それから、本研究所・専攻に既に所属している教員や大学院生の皆さんに対しても読んでもらいたいと考えてもいました。本研究所・専攻は生物系・化学系・工学系・人文科学系と、非常に多彩なバックグラウンドを持った教員が集まっています。最近の環境問題として、生物多様性の問題が注目されていますが、本研究所・専攻はまさに研究の多様性を持っている研究所・専攻であるといっていいでしょう。しかしながら、あまりに多様なために、研究室が異なると、同僚の先生たちがいったいどんな研究をしているのか実は良く知らない(分からない)、ということもあったように思います。本リレーコラムを通じて、研究所・専攻の中でも、お互いの研究の内容や考え方を理解し合うきっかけになれば、と期待していました。私には編集の仕事がありましたので、全ての回の原稿をじっくりと読みましたが、おかげで、全ての同僚たちの研究の内容や研究に対する考え方に触れることが出来ました。
今後は、あらたに着任された教員や、特にトピックスのある教員から原稿を頂いて、不定期に新しいコラムをアップして行きたいと考えています。更に今回、これまでの本リレーコラムを、研究所・専攻を紹介する紙ベースの冊子にすることが決まりました。今後はネット上だけでなく、もっと多くの人に本リレーコラムを読んでいただきたいと願っています。静岡県立大学の環境科学研究所、大学院生活健康科学研究科・環境物質科学専攻をより広く知っていただくことを祈念して、この編集後記をアップし、2年間の編集作業をひとまず終了したいと思います。
(唐木 2010年12月)