環境リレーコラム

旧・環境科学研究所/大学院生活健康科学研究科環境物質科学専攻と現・食品栄養科学部環境生命科学科/大学院薬食生命科学総合学府環境科学専攻の教員によるリレーコラムです。第1号は2008年10月に掲載され、以後、毎月一人ずつ掲載してまいりました。各教員の研究内容や教育に対する姿勢などがコラムとして綴られています。2010年12月号をもって、定期的なリレーは終了し、印刷された冊子体も作成されました。今回、新任の先生のコラムを久々に更新いたしました!(2016年2月)リレーに沿って順番に ― あるいはタイトル・人相(!)から興味の持たれたコラムから、どうぞご覧下さい。

No.29 明正 大純
第29号 明正 大純
(2016年9月号)

メダカ近縁種を用いて多様化した性決定の仕組みを解明

No.28 原 清敬
第28号 原 清敬
(2016年2月号)

微生物の命の力によるものづくり

No.27 唐木晋一郎
第27号 唐木晋一郎
(2010年12月号)

第二の脳研究

No.26 塩澤竜志
第26号 塩澤竜志
(2010年11月号)

ワサビの保持栽培に関する研究

No.25 三宅祐一
第25号 三宅祐一
(2010年10月号)

難燃カーテンに使用された臭素系難燃剤のリスク

No.24 小林亨
第24号 小林亨
(2010年9月号)

雌と雄の話

No.23 雨谷敬史
第23号 雨谷敬史
(2010年8月号)

ホルムアルデヒドのリスク評価についての2010年現在の情報

No.22 坂口真人
第22号 坂口真人
(2010年7月号)

再生可能資源を用いた高機能性材料の創製 “食品;ナタデココの機能性材料化”

No.21 下位香代子
第21号 下位香代子
(2010年6月号)

環境とストレス、
ストレスと環境

No.20 寺崎正紀
第20号 寺崎正紀
(2010年5月号)

生活関連物質による水環境汚染 ― 最近の動向について

No.19 関川貴寛
第19号 関川貴寛
(2010年4月号)

次世代バキュームカー

No.18 戸敷浩介
第18号 戸敷浩介
(2010年3月号)

開発途上国における都市廃棄物問題

No.17 斉藤貴江子
第17号 斉藤貴江子
(2010年2月号)

お茶と資源循環とエネルギーパーク
― 新春に夢を語る ―

No.16 坂田昌弘
第16号 坂田昌弘
(2010年1月号)

古くて新しい環境問題 ― 重金属による環境汚染 ―

No.15 谷幸則
第15号 谷幸則
(2009年12月号)

微生物の力でレアメタルをリサイクル!

No.14 伊吹裕子
第14号 伊吹裕子
(2009年11月号)

子供への紫外線対策 ― アンケート調査の結果からわかること

No.13 藁科力
第13号 藁科力
(2009年10月号)

マダラチョウはなぜ鳥に食べられないのか?

No.12 光延聖
第12号 光延聖
(2009年9月号)

地球の表面 ― 土の中で起きている化学現象

No.11 国包章一
第11号 国包章一
(2009年8月号)

世界の水事情から

No.10 大浦健
第10号 大浦健
(2009年7月号)

一番身近な環境
〜空気を科学する〜

No.9 牧野正和
第9号 牧野正和
(2009年6月号)

塩素化ダイオキシン異性体と数え上げのおはなし

No.8 内藤博敬
第8号 内藤博敬
(2009年5月号)

持続可能なエビ養殖を目指して in ベトナム

No.7 桑原厚和
第7号 桑原厚和
(2009年4月号)

“体の中の外”について

No.6 豊岡達士
第6号 豊岡達士
(2009年3月号)

論文掲載までの舞台裏
― ぬっきー Effect がもたらした Casual
Discovery ―

No.5 岩村武
第5号 岩村武
(2009年2月号)

高分子―その光と影―

No.4 吉岡寿
第4号 吉岡寿
(2009年1月号)

「カニと化粧品」
のはなし

No.3 榊原啓之
第3号 榊原啓之
(2008年12月号)

Interdisciplinary Symposium on
Environmental Sciences に参加して

No.2 谷晃
第2号 谷晃
(2008年11月号)

ウー・ガン・リーを求めて ― 中国浙江省への旅 ―

No.1 岩堀
第1号 岩堀恵祐
(2008年10月号)

“下の水”からみた
環境認識

編集後記

2008年10月から2010年12月の2年間にわたって、環境科学研究所・環境物質科学専攻の教員によるコラムをリレーしてきた「環境リレーコラム」が、ひとまず終了いたしました。研究所・専攻の全ての教員にまわるまで続けようと決意して、毎月毎月、いただいた原稿をHTMLでマークアップしてサーバーにアップする作業を続けてまいりました。研究所の全教員とこの間に新たに着任された教員もいますので、現在の教員数以上の回数を重ねることになりました。再び見返してみると、既に移動や定年で退職された先生もおられて、2年間というのは短いようで結構長かったのだな、と感慨深い想いです。原稿をご執筆頂いた皆さん、ありがとうございました。

本コラムの連載を始めた目的は、本専攻を受験しようと考える学部学生や社会人の方々のために、本研究所・専攻の各教員がどんな研究をどんな考え方でどのように行っているのか参考にしていただきたい、というものでした。研究所・専攻の広報の一環として、ホームページの充実をはかる目的もありました。それから、本研究所・専攻に既に所属している教員や大学院生の皆さんに対しても読んでもらいたいと考えてもいました。本研究所・専攻は生物系・化学系・工学系・人文科学系と、非常に多彩なバックグラウンドを持った教員が集まっています。最近の環境問題として、生物多様性の問題が注目されていますが、本研究所・専攻はまさに研究の多様性を持っている研究所・専攻であるといっていいでしょう。しかしながら、あまりに多様なために、研究室が異なると、同僚の先生たちがいったいどんな研究をしているのか実は良く知らない(分からない)、ということもあったように思います。本リレーコラムを通じて、研究所・専攻の中でも、お互いの研究の内容や考え方を理解し合うきっかけになれば、と期待していました。私には編集の仕事がありましたので、全ての回の原稿をじっくりと読みましたが、おかげで、全ての同僚たちの研究の内容や研究に対する考え方に触れることが出来ました。

今後は、あらたに着任された教員や、特にトピックスのある教員から原稿を頂いて、不定期に新しいコラムをアップして行きたいと考えています。更に今回、これまでの本リレーコラムを、研究所・専攻を紹介する紙ベースの冊子にすることが決まりました。今後はネット上だけでなく、もっと多くの人に本リレーコラムを読んでいただきたいと願っています。静岡県立大学の環境科学研究所、大学院生活健康科学研究科・環境物質科学専攻をより広く知っていただくことを祈念して、この編集後記をアップし、2年間の編集作業をひとまず終了したいと思います。

(唐木 2010年12月)

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